HONDA CITY R type (1981-1983 E-AA)
ホンダ シティR 前期型 タミヤ1/24 |
HONDA CITY R type (1981-1983 E-AA1)
さて、昨年(2010年)のHME、いつもお世話になっています札幌モデルカーオフラインミーティングにてしばらく休止していたコラボが復活あいなりましたのが今回のシティの連作のそもそもの発端で・・・
今回のテーマはかつて一斉を風靡しましたホンダのシティ♪
久しぶりな上にもうモロ守備範囲な80's国産車とくれば、私が出ないわけがないでしょう♪
いや、あまりでしゃばるのも問題ですけれど・・・。
とは言えど・・・
冷静に考えたらこの車の新車当時はともかく、テーマが決まった段階で一台も出来てるのがなかったわ・・・
もっとも、手持ちのキットはそれなりにありましたんでせっかくの機会、この際だからまとめて作ったれと意気込んだのは良かったものの、どうせ並べるのなら出来る限りは網羅したいし・・・
ただ、そうなるとどうしても外せないのがこのタミヤのR。
すでに完全に永久欠番になっているうえに市場在庫もそれなりのお値段。特にヤフオクなんか見てると結構なお値段で落札されてるし・・・
普段なら高額なキットには絶対に手を出すつもりはないんですけれど、さる中古をメインに販売してるネットショップ上で、そのオークションの相場よりも安かった上に他に欲しかったものの現行の値段では結構高くなっているものが格安で出てたうえに、もう仕事の忙しさに忙殺されて頭回らず懐具合が暖かかったものだからついやっちまった・・・。
まあ、今のプラモも結構値段高くなってるし、このキットだけ買うならともかく、纏め買いしてトータルの金額から台あたりで考えたら安くはなったんでないかとむちゃくちゃな理由付けて納得しましたが・・・。
・・・まあ、そんな購入の経緯はさておいて、そこで今回は希少なキットということもあり特別な改造はあえて行わずにほぼストレートに作りました。
時間ない上に失敗したらそれこそシャレにならんわ。
キットについて
さて、すでに言いましたようにこのキットは完全に廃盤扱いで新規での購入はまず不可能です。キット自体はモーターライズが可能なエンジンレスのプロポーションキットでヘッドライトを固定するためのピンがレンズに付いている事と内装、特にシートの表皮部分のモールド、そしてこの頃のタミヤのカーモデルのお約束な前輪を表からリベットで固定する方式なためその頭部分が気になるところですが、問題といえる部分はそれだけで、製作に関しても形状に関してもかなりいい完成度だと思います。
本当に、廃盤にされたのが惜しいところです。
もっとも、わたしゃガキのころはターボのかっこよさに惹かれていたんでそちらばっかり作っててRのほうを作ったことがなかったんですけれどね。
ボディについて
基本的に、全くといっていいほど手を加えませんでしたが唯一ヘッドライトだけは変更しました。
フロント周りは基本的にヘッドライト以外は全く手を加えていません
他に気をつけなければならない部分としては2本ステーの足長フェンダーミラー。
本体部分のパーティングラインを消す為の整形時にステーが細いため折れてしまう恐れがあります。
というか、折りました(←マテや)
ただ、幸いなことにターボIIブルドッグやカブリオレにも不要部品で入っていますのでそちらから何とかできましたが・・・
また、輸送時にも折れる恐れがあるため固定はクリアボンドを使用しています。まあ角度はずれましたが調整、というか修正は容易ですけれど。
リア周りも基本特別なことはしておりませんが、車名、つまりCITY Rのエンブレム部分はモールドが埋まってしまったことと塗り分けるのがかなり難しそうなのでここは素直にデカールつくって貼りました・・・。
ただ、HONDAとHマークについてはデカールに置き換えるにしてもモールドを削ってしまうと平たい印象になって実感なくなりそうですし、かといってモールドに寸法をあわせて作るのはもっと難しそう・・・。
はい、見ての通りのザマです。
ボディカラーについて
さて、ボディ色と言えば、今回は赤。やはり当時のイメージカラーだけにこれ以外は考えられません。
まあ、黄色とか青とかも心動かされるものはありましたけれども、今回はシティはこれ一台だけでないですし、他の色はそれぞれに振る分けるつもりでしたし。
今回も、GSIクレオスの新色GX3ハーマンレッドを使用。
今回も特に下地塗装をせずそのまま塗装、そこまでは全く問題なかったんですが・・・
いや、いつものように赤塗ってインターバルおかずに赤にクリアー混ぜて吹いて本塗りクリアー塗るころにまるでホットケーキ作っているときの生地のようにぶつぶつと斑点状にはじかれるという今まで経験したことないアクシデントに見舞われましたよ。
空気中に浮遊している油分で塗ったそばから色が斑点状にはじかれるということが昔あった(しかも原因はその直前家人が台所で油ものを調理していた際、換気扇を強に回さなかったというある意味で人的な原因)だけに・・・
どうも赤とクリアーで別のシンナーを使ってたことに原因があったみたいで結局その場で中断即効ブレーキフルードの浅漬けかまし、すぐに色が綺麗に落ちたのは幸いで、今度はシンナーを統一して問題が起こらなかっただけに・・・
デカール張らなかったのは不幸中の幸いでした。
そんな間抜けなアクシデントに見舞われ何とか塗りあがりマスキングして黒いところを塗装したわけですが・・・
バンパーのストライプ部分マスキングすんの忘れてたわ!!(←アホ!!)
はい、アドリブには弱いです。もといアクシデントには弱いです。
この部分塗るの楽しようと思って赤にしたのになぁ〜(←本音はそれかい・・・)
しかも撮影して画像編集しているときに気づいたんですが鍵穴、穴あけたはいいけれど虫ピン刺すのをすっかり忘れているし・・・
シャーシについて
こちらも気になったところといえばシャーシ後方に掘られているスイッチ用の穴。
こちらを埋め整形の後ボディーカラーを吹いてサスアームと燃料タンクをセミグロスブラック吹いただけに留めました。
まあ、普段まともに塗らない私にしてみたら珍しいというかまじめというか、今回はきちんと仕上げることを念頭にしましたし、意外と、特に後ろから見るとシャーシ部分も見えやすいから、という理由もあったりしますけれど。
といってもタイロッド塗ってなかったり燃料タンクの色が剥げ掛けてたりなんで説得力ないですが。
内装について
そのため、というわけでもないのですが札幌オフミ幹事で相互リンク先『小原模型工房』のおばら(B310)さんがシティのデカールデータを製作、公表してましてそのデータを借りようと思ったんですが、この際だからもう少し手の込んだ形にしようとそのデータを元に実車画像(と言ってもカブリオレ用)を横目でウインドゥズ付属のペイントパターンを書き直し・・・
これだけのためにどれだけ時間食ったことか(←バカ)
ただ、年式によってはチェック柄でなくグレーに縦の線が入る柄のものもある、と言うか確認できたのはそちらのほうだったんですが・・・
デカールに印刷し貼るのにかなり苦労したことだし、やり直すのも手間だからこれで良しとしました。
他には床面に大型文具店で買った表面がフェルト状、というか起毛の紙を買ってきて貼ったことですが、ボディかぶせたら見えないんですよねぇ・・・。
しかも商品名をすっかり忘れてると言うバカっぷり・・・。
そしてごらんのように、メーターパネル自体は黒く塗りつぶしておしまいにしました。
いや、アルプスのプリンターの場合、構造上オレンジ色が上手く発色しない(というかカラー印刷の場合どうしても斑点状になってしまうため)と言うことと、表から見える部分でもないかと思ったこと、そして何よりただ単に作るのをすっかり忘れてたと(←間抜け!!)
いや、シフトレバーを金属線に入れ替えたりシャーシに一体だったサイドブレーキレバーを同じく金属線にマスキングテープを巻いて黒に塗ってグリップ部分を作ったり(テープの黄色が見え隠れしてますが・・・)何気に手を加えたんですが、考えたら大して見えないと言う・・・。
まとめという名の戯言
今回は普段の私にしてみたら珍しくもキットの指定どおりで作るという皆様の期待に添えない状況では在りますが(←普段期待に添えてんのかよ)なにせキット自体入手困難と言うことも在り、あえてこのような形で製作と相成りました。
いや、時間的な制約もそうですけれど・・・
下手にいじくり倒して収集つかなくなったら泣くわ!!
・・・いや、もし可能であればまた金型を作って復刻してほしいと言うのが正直な気持ちですが。
(掲載日2011年5月5日)
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