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HONDA CIVIC 1.6 Si(1987 E-EF3)
ホンダ シビック1.6 Si ビーマックス1/24改造 |
HONDA CIVIC 1.6 Si(1987 E-EF3)
長い事エアポケットだったこのグランドシビック・・・
新車当時にそれなりに人気があったにもかかわらずどこからもリリースが無く、よもや30年近く経ってからリリースされるだなんて誰が予想できたでしょうか・・・。
ただ・・・
グループA仕様でしかリリースがないのがなぁ〜。
いや、全く無い状態だったことを考えたら出してくれるだけで(それも完璧なプロポーションで)十分ありがたい話しではあるんですけどね。
でもねぇ・・・
・・・まあ、こちらに来られます常連の方々は多分、というか間違いなくやるだろうと言う熱い期待に答えてみました!!
多少お時間いただいた上に先に更新すべきネタが後回しになってしまい申し訳ありませんけれど。
ま、そんな間抜けな事はさておいて、改造に関しての内容については追々別口でご紹介いたしますので取りあえずは先だって完成状態と概要についてご紹介致します。
キットについて
このキット、新進気鋭なマカオのメーカー『ビーマックス』社の設計、開発によるもので日本ではアオシマが販売を受け持っており、セリカターボグループBに始まり競技車両をメインにリリースされている会社でこのシビックもその流れを汲むもので、ボディこそクイックフエールフィラーの穴など一部レース仕様のモデファイが加えられていますが基本グループA自体車体への大幅な改造が認められてない為ノーマルへの改造も難しくなく、車高もレース仕様ゆえ低くなっていますがスタンス系の改造シーンで定番車種ゆえそちらへの改造を考えればむしろ好都合かと。この時代にあった様々な仕様へのバリエーション展開は考えられる反面、キットのパーツ割を考えても市販バージョンでの展開を考えている可能性は低いと思います。
ただ、個人的にはアオシマ側で市販バージョンのパーツを追加してベストカーGTで展開して欲しい所。その際ボンネットやバンパーなんかも別パーツの強みで後期SiRも展開できそうですし、省略されているエンジン自体も追加して欲しい限りです。
ましてや、シビックの歴史を考えると無くてはならないのに30年も待ち焦がれた車種だけに私と同様にノーマルで作ろうとしている方々も相互リンク先だけでも、
ながせさまのブログ『くるまのプラモ製作記』 HITEQ JASMINEさまのブログ『HITEQ JASMINEの偏った日常。』にてノーマル改修行程連載されておりますから、渇望している方は結構いると思います。
そんな私も毎度の突貫工事で突き進んだ為わりかしリサーチ不足がありますのでノーマルへの改造をご検討の方はうちだけではなく上記お二方のブログもご覧頂ければとおもいます。
そういうことで今回は当店定番メニューともいえますノーマル逆改造を行います。
既にご存知の方もおいでと思いますがフジミから販売されていますサイバーCR-X(E-EF6)のキットから部品取りが必要となり主に内装とドアミラーそれにマフラー一式とデカール関係が必要に、フルノーマルにするのでしたら更にホイールも使えます。
ちなみにわたしゃCR-Xを元にある車種に変更しようとして失敗したことがあってそれらの流用する部品一式余っていたのですけど・・・デカールがダメで結局一台かいたす羽目・・・。まあそちらは後で請求するなり何なり出来そうですけども再販自体かなり前で市場在庫もだいぶ少なくなっているみたいですのでノーマルへの部品取りを考えておられるのでしたら購入はお早めに・・・。
ボディについて
実質エラーとなる箇所が一つだけありまして、そこはルーフ後ろ端にあるはずのテールゲートのオープニングライン、これが再現されておらず、私も知りませんでした♪(←マテや)
先述のお二方のブログを読んで気づいたときには既に本塗装まで終わってると言う・・・。
ですのでこれから作られます方はここもご注意願えれば、と思います。
後は問題は無く、基本的にノーマル形状を堅持するグループAのため市販車戻しをするとなるとボンネットピンの除去やリアバンパーのエアジャッキ部の穴の閉口、そして給油口の穴埋め及び元々のフュエールリッドの再現が主な所でしょうか。
その為どうするかと言うと同じ径の円盤作って塞げばいい話なんですけどサークルカッターでこれだけ小さい円を切るのも大変だしある程度厚みがないと・・・
で、伸ばしランナーの先端を熱して丸くして平らな板に押し付け他者をリューターに付け整形、これをはめ込みます。
具体的な内容は後日別枠で紹介しますので♪
後はドアミラーもフジミのCR-Xから流用しましたがステー部分が長すぎでこの部分の寸詰めするべきと気づいたのは取り付けてからという間抜けぶり・・・。まあこのあたりは好みと改造スキル次第と言った所でしょうか。
フロント周りはヘッドライトの反射鏡、説明所ではバンパーをつける前の接着指示でしたが塗装工程上先にバンパーをつけてしまったためそのままでは収まらず反射鏡の接着シロの一部を削って取り付けできるように加工したことが難儀したポイントでそれ以外はクリアパーツの整形度や透明度が高く接着剤の選定と接着しろが殆ど無い事に留意が必要で今回は木工用ボンドやクリアボンドを併用し増したが、それよりウインカーのハウジング、シルバーで筆指ししたんですけどもま〜はみ出してること・・・筆塗りは苦手です。
リア周りはテールレンズの塗り分けのモールドがあるのですがバックランプの部分外周がテールランプの赤が回りこむ塗り分けの為この野部分は目検討で塗ったのですけど実際はもっと幅が狭かったような・・・。
エンブレムのデカールについてはガーニッシュ中央のCIVICの文字はタミヤのワンダーからでそれ以外はフジミのサイバーCR-Xからになります。
デカールを作成できる環境の人は自作するのも手ですし、うちも出来なくはないんですけど・・・データを作るのが苦手と言う・・・。
まあ、デカール作れる人も全体からすればほんの一握りの方々ですし、こちらをごらんの皆様なら流用した方が情報としてはありがたいかとも思いますし。
ボディカラーについて
さて、ボディ色は今回は、と言うか今回もと言うかブラック。
他に選択ないのかとお叱り受けそうではありますが今回は消去法的な意味合いありまして・・・
その理由はサイドに貼るDOHCステッカー。これのデカールをフジミCR-Xから流用するんですがこれが白文字しか入っていないものだから当然白は選べない・・・。
いや、カタログ見せてもらったんですけど本音は白でホイールまで白でブルーのピンストライプ入っている仕様が一番かっこよかったんですよ!!
でも今回は自作はしない前提なんでやむなく除外。赤は『ながせ』さんが、シルバーグレーは『HITEQ JASMINE』さんやFBのクリエイティビティコミュでつながりのある方が既に選択済み。後はブルーも考えたんですけど内装色がブルーなのかグレーなのかがわからない・・・とまあそんな名かで残ったのがブラックだったと言う事で、GSIクレオスのGX2ウイノーブラックを使用。
でも実際はメタリックだったそうで・・・でもこの実車の黒、そんなにメタリックの粒子が目ただなかった記憶もありますし・・・自分で作る黒メタはそんなに粒子目立たないように作ってますけど(←何言ってる?)今回も特に下地塗装をせずそのまま塗装、そして最大の問題はサイドのホワイトのピンストライプ・・・
最初は手持ちの白のデカールかき集めて細切りして貼り付けたんですが・・・
到底見れたもんじゃなくこれだけでえらいタイムロス。省略することも考えましたがそうなると何とも締りがない・・・
・・・ならばどうするか。そういえば、整形色は白だったなぁ。という事で、
こうしちゃいました♪(←無茶苦茶するな!!!)
ボディにマスキングをしてストライプの入るくぼみにカッターで筋を入れてそこをなぞるようにスジボリ堂のBMCタガネ、最初0.2でなぞったんですがその際に筋の入ったところのそばの塗装まで割れて剥がれてきた為更に0.3のタガネでなぞって剥がれた所も掘り込む形でごまかしました。
この方法、基本サフェを吹かないで塗装幕を厚くしないから出来た芸当な半面、塗装がくるあーまで終わらせて研磨まで済ませて完全に硬化してから行った為塗装の割れを生じたので塗装して完全に感想する前に行った方が割れのリスクは少なかったかもしれません。
とは言えどもなぁ・・・どうにもならないとの判断から行った無謀以外何者でもない上に万が一外れてボディ塗装に傷つけちゃったら目も当てられないだけに余りにもリスクが高い故に到底お勧めは出来かねますのでやるのであればマスキングでの養生を十分に行い(彫るスジボリのラインの廻りを2重3重にテープを貼るなど)自己責任でお願いします。・・・失敗したとしても責任取れませんから!!
今にして思えばクリアーを吹く前にこの処理してからの方が失敗したとしても修正すればいい話で完成間際で行うのは正直心臓に悪かったですし・・・。
シャーシについて
まあ当然のことながらレーシングバージョンなんで車高は低く、それはそれでむしろこのクルマのカスタム傾向からすれば『アリ』だとは思うんですが、当然のことながら当店といたしましてはノーマルに戻す必然性があるわけでネタになるからそれはそれでありだと思うんですが・・・って何を言っとる。
リアはサスペンションユニットを丸ごとシャーシとの間に下駄をかませて、と言っても今回は車軸部の3点とショックアブソーバー/スプリングのシャーシ差込口に下駄をかませ左右アーム先端部は若干曲げてシャーシに点付けしております。
そしてマフラーですがこれもフジミのCR-Xから・・・なんですがショートホイールベースなので延長が必要で中央部のシャーシマウント直後で切り離し双方に2ミリの穴を開けタミヤの曲がるプラ棒を差し込んで位置関係を調整確認の後固定しております。
という事で、フジミのCR-Xから流用したホイールなんですが、正直言ってオーバーサイズなんですよねぇ・・・
この時代のフジミのキット自体総じての話しなんですけれど実際には14インチなのに、16インチ相当の大きさになっております。
とはいえ、全体が大きくなっているので修整自体むずかしいのもあり、まあホイールが大きい方がカッコいいのもありますからこの状態でも様になっていますし。
ただ、付属のタイヤでは幅が広すぎそのままでは前輪ステアの際ホイールハウスに干渉する為タミヤのCR-X、シティターボIIに使われているタイヤをはめ込んで使用しております。
内装について
具体的にはフジミCR-Xから前席持ってきてセンターコンソールを内装バスタブから切り離して取り付け、リアシートを自作となります。幸い左右の内張りはノーマルと同じ形状のようで窓の手巻きハンドルついていますのでSiエクストラなどパワーウインドゥ装着車にするのでなければそのまま使えるかと思います。
・・・にしてもシートの塗装、急いで作ったせいもあって乱雑になったのが・・・
あんまり見えないところだと手ぇ抜くもんじゃないですね。床のカーペットも貼り忘れてるし・・・。
ステアリングもフジミCR-Xから、メーターも盤面をデカールを害仕事切る出してそのままメータースペースに押し込んだのですが左右幅が違いすぎて遠巻きにメーターが見える程度に見ていただければ・・・。これも拘るのなら自作しなきゃダメみたいです。
まとめという名の戯言
デビュー時から渇望されながらも今まで恵まれなかったキット化なだけにレース仕様のみというネックがありつつもそこを何とかしてみましたがいかがでしたでしょうか?
まあ、突貫工事に等しくある意味では手抜きとお叱り受けてもいたし方がなく、また納得いかない部分もあるのですけど、ある程度見れるところまでは出来たかな、とはおもいます。
ぶっちゃけやったもん勝ちですから♪(←マテや)!!
・・・いや、わたしゃあくまでも自分ならこうすると言うのを形にしたまでのことであって、あくまでも方向性の一つに過ぎませんし、参考になるかどうかもさることながらどこまで作れるかは人それぞれで徹底的に納得行くまで作りこむもよし、はたまたある程度のところで妥協して早く形にするもよし、どう作ろうが人それぞれ、作る人が満足できればいい話ですから♪
もちろん、また別の仕様でも作りますよ♪
(掲載日2016年4月29日)
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