. せっかくなので45年も前のも出してみようかと・・・
 HONDA CIVIC 1200 RS 3Door Hatch Back (SB1 1972-1973)
ホンダ シビック1200RS 3ドアハッチバック エーダイグリップ 1/24

HONDA CIVIC 1200 RS 3Door Hatch Back (SB1 1972-1973)

展示会では何度か出展しておりました古のエーダイグリップのシビック・・・
今までサイトに掲載できなかったのはこの現状のままで出していいものかどうかという一言に尽きまして・・・

だってねぇ・・・

これ作ったの25年以上も前よ?

・・・高校生のころ、アルバイトしながら学業やっていたのでその際にこずかいに余裕が出ていたので今まで買えなかった鬱憤晴らすかのごとく買い捲っていた時期に当時の定価で売れ残っていたキットを見つけて買った物です。

そのときに作ったモノだったんですけど、ワイパーを一体整形のを削って付け替えたりウインカーとかを作り変えるためにボディから除去したりと完全なオリジナルと言いがたく、さりとてここからいじくるのもまた当時の技術ではそこまでできず・・・。

そんなこんなでボディの塗装も綺麗な状態ですし(作った当初ではなくて後年再塗装したのもあり)どうしたものかとずっと悩んでいたらばハセガワから新規で出たのもあって完全オリジナルとは言いがたいですが、この現状のまま掲載いたします。

なによりボディ形状が優れていますから♪

自動車イラストレーターとして著名な溝呂木陽氏の『スポーツカーズモデリング38号』にも掲載させていただきましたのでそちらでご存知の方もおいでと思います。

溝呂木様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

キットについて

元々実車が現役当時にリリースされたこのキット、当時永大がエーダイグリップというブランド名に変わって展開していた500円の1/24シリーズのうちの1台で、他の車種が従来シリーズからのキャリーオーバーの共通シャーシでスケールが実測値で1/24から乖離していたものも多かったのに対し、このシビックは実車がFFだった事が幸いしてか専用のシャーシが与えられ、実測1/24に合致していたのが最大の美点、かつボディプロポーションも役半世紀前のモーターライズキットと言う事を考えれば抜きん出た優秀さで国産名車シリーズのダイキャストやハセガワのと比較しても見劣りしないどころか勝るとも劣らない出来で内装やシャーシ裏面も現代の目で見るのは酷ながらもきちんとパーツ化されているためアップデートすればかなりの仕上がりが期待できるのではないでしょうか?

そこをどうするかで悩んでいたのが掲載を躊躇していた理由ですし、今もって手を加えるかどうか逡巡していたりします。

ボディについて

基本的に、モーターライズという事でかなり肉厚なボディにライト回り含めてメッキパーツという当時のキットのセオリーどうりのパーツ展開。いい感じにシビックの特徴をつかんでいる・・・と言いたい所なんですが、前後バンパーがやたらめったらゴツく、むしろホンダESV(当時安全基準を模索する為に各国自動車メーカー共同で開発していた安全実験車で本田はシビックをベースにしていました)を再現したかったのか?と突っ込みたくなりました。
前後方向に長かったのでボディに付く方を削って長さを詰めて調整いたしましたが。

そしてもう一つ、ガラスパーツが4面一体整形だったんですがこれがなぜかサイズが大きくボディに収まらず、やむなくプラ板で各ガラスを切り出して貼り付けております。

そしてバンパー下にウインカーとバックランプも付くのですが、ボディのモールドがただの出っ張りでモールドもヘッタクレも無く、作り変えるつもりで切除しております。

フロント周りはメッキのグリルとバンパーでヘッドライトも一体なのですがRSの文字の位置を間違っていることを除けば見事に再現されています。

ただ、昔の出来ゆえ黒い部分が上手く塗装できなかった所がお恥ずかしい限り・・・。

フェンダーミラーもキットの物をそのまま使用しております。


リア周りもテールランプもメッキでここも塗装しておりますが・・・。
と言うか、むしろメッキが所々で剥がれているのが・・・。

他には各エンブレムの文字がま〜ヘタクソなこと。
これはキットのモールドが浅いと言うか薄いと言うか・・・そこに無理してシルバーで筆指ししたのが原因。未だに筆塗りはヘタクソなんですけど。


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シャーシについて

シャーシ側も専用設計なことを差し引いても前後サスペンション一式をそれぞれパーツ化するという何気にモーターライズでそこまでするか?と気合の入ったパーツ割り、モーターライズの為中央で分割されるのが惜しい所でここも一枚物のプラ板に張り替えて作り直すかどうかが悩ましい所です。。

内装について

内装も専用設計ゆえシビック専用に作られています。
モーターライズと言えば上げ底内装が一般的だったことを考えても先進的な設計だったんですねぇ〜。

インパネはメーターナセルが別パーツで作られている上にRS(およびGL)専用の中央の追加メーターや左側の時計まで再現しているという気合の入れよう・・・

ステアリングも専用になっています。


シートも座面と背面別パーツでリクライニングも可能・・・なんですがリアシート側が動力源を入れる設計上前のめりになっているうえにシートベルトもモールドしているのはいいけど左右共に同じ方向と言うのは流石に・・・。(実際は左右対称)

とはいえ、ここまで再現している1/24のキットもそうは無かったのではないでしょうか?


まとめという名の戯言

今回はある意味では消化不良な状態での掲載ですが、実のところ、未だにどうするかで悩んでいるんですよねぇ・・・。

既にハセガワで決定版といえるものも出たのは理解してもいますけど、こちらも全然手を加えていないわけでないのでどうせやるのなら、と言う思いもありまして・・・

おなじキットもう一つ手に入ればいい話なんですけどねぇ・・・

・・・そうすればそっちはストレートに組んでこれをアップデートすればいいんですから♪


(掲載日2017年12月24日)

 

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