GT-R(1985-1987 E-FC3S)
マツダ サバンナRX-7 GT-R 前期型 アオシマ1/24

MAZDA SAVANNA RX-7 GT-R(1985-1987 E-FC3S)

さて、2代目RX-7の連作第2弾は前期型のGT-X。
すでにご存知の方々もおいでかとおもいますがDUCKさまのサイト『Enthusiast Room』にて開催されております投稿ギャラリー『FCフェスタ』にて3台掲載させていただいておりますうちの1台で、そちらへの掲載から結構経ってからなだけにいまさら遅いだろと怒られそうですが・・・。

もっとも、今回はあくまでもどのようになるかの言わば習作みたいな形での作成、本命とも言えるものが完成してから比較の意味合いでの掲載でその本命が掲載できるめどが立つまで保留していたのが遅くなった理由です。
ただ、今回はその本命を後回しとし、こちらを先に出しましたが・・・

だってねぇ・・・。

タミヤのシティRが今回の更新のメインですから♪

いや、まあ正直な話、表立ってメインをすえるといえるモンじゃぁないですし、これ・・・。

そもそものきっかけはナンだったかといわれると当店特約代理店(つまり相互リンク先)『Marion Model Factory』の有楽町マリオンのからくり時計さんとのたわいない会話からで痛車のRX-7、デカール抜いて車だけ丸ごと一台余っているとの話になり、余っているのならわたしゃ欲しいといって、変わりに何か欲しいのがあれば探しますよと訪ねたら、このアオシマの前期型が欲しいとの事で・・・

なんでもそっちじゃあもう流通してなく入手しづらいという話だそうですが・・・
冷静に考えたらば生産停止から時間が経っている事もあり市場在庫のみということ考えたらまあ回転速い都心部ではまあなくなっても不思議じゃあないかと。


だってねぇ・・・。

こっちじゃあまだ探せばあるし!!

って事はこっちは田舎って事か!!(←今さらだろ)
有る時には全然気に掛けないくせに無くなり出すと途端に欲しくなるのはモデラーの悲しい習性〜

そんなわけで全く気に掛けなかったこの前期型、有楽町さんの分のみならずあわてて自分の分も用意して早速作ってみた次第。

もっともこのバカのことゆえ、これだけに留まらずもういろんな意味で台数まとめて作ることに相成った次第ですが、まあそこはこれからのお楽しみということでまずは手始めにこちらを紹介いたします。

 

キットについて

新車からかなりの年月をえて近年リリースされましたこのキット。
すでにご存知の方もおいででしょうけれど、すでに発売されていたこの車の次世代型(E-FD3S型)のシャーシ一式を流用し、前期と後期の2種類を展開、その後、バリエーションとして北米仕様のトライアルカーや『頭文字D』劇中の車両としてエンジンつき、かつボンネット開閉可能に改められ(それまでもボンネット自体は別パーツ)、後期アンフィニ3型とリリースされ現在はアンフィニと後期が現行商品でこの前期型は現在生産停止中・・・
まあ折を見て再生産されることと思いますし、市場在庫も探せば出てくるのでないかと。

キット自体は近年のアオシマだけにさほど問題が・・・残念ながら全くないとは言い切れない部分もあり、それは実車に対する忠実度、キットとしての作りやすさ、双方に対し言える事なんですが、かといって全く組めない、なんてことはありません。
ただ、単純にいろんな意味で共用化かしたことによる弊害、というべきもので主だった理由は2つ。
・前期と後期を共用とし、後期を基準にしたため内装と純正エアロが後期のまま
・シャーシを3代目と共用にしたため17インチ以下のホイールが使えない、そのためでもないでしょうが純正ホイールがはいってない

この2点に集約されるわけで、完全なカタログモデルとして製作するのであればフジミの同型車のキットからシートとホイールを流用、しかもホイール収めるために足回りを加工しなければなりません。

当店特約代理店(つまり相互リンク先)『desktop cars』のヤマさんはタミヤのパーツを流用して完全ノーマル化を果たしておりますが・・・どうやって収めたんだろ、あのホイール・・・

そういうアンタはどうなのよって言われそうですがこれとはまったく別のもので散々泣かされましたよ。

また前後期選択とッしたことなどからボディのパーツ構成がやたらとバラけているため、その辺の修正をきちんと行わないとこれみたいに見れたモンじゃない代物になります

ま、悪い見本ということで一つ。
楽しんだもの勝ちですから♪

というわけで、今回は異例ながらカタログモデルとしての再現はせず(それについては後日改めて、ということで)ちょっとイジった仕様にしてお茶を濁す・・・もとい楽しんでみました。
こういった仕様もありということで一つ。

ボディについて

今回の製作に当たっては基本的にはキットストレートで製作、特別な事はしませんでした

というか別パーツのボンネットとライトカバーの位置関係が上手く行かずボディ本体からずれたり浮いてしまうところがなかなか対処し切れなかったところですか。
しかも、困ったことに先にボンネットを固定すると今度はワイパーカウル部分に色をぬれないはワイパー本体を接着できないわ・・・
とはいえ、ボンネットを別に塗装すれば今度は色が合わなくなる事もあるだけに難しいところです。

また、前後期で異なるサイドモールもボディ塗装前の段階で一旦仮付けしてボディに対しての位置関係などを考えた上で前もって整形しておく事をお勧めします。
はい、な〜んにも考えずにとっとと塗装してしまってたモンだから修正するのに難儀しましたから。

あとフロント両サイドはウインカーのレンズを優先してクリアオレンジ整形ですのでマスキングが仕上がりを左右する要因であることも付け加えさせていただきます。
いや、確かにかなり大変なんですけどね、これのマスキング・・・

ヘッドライトハウジング自体は先の説明に追記ですが開閉選択式となっており、完成後の差し替えは難しいかと・・・。
あと、クリアランスランプ部分はあえて付けずにフラットブラックで塗りつぶしております。
ここの部分をエアインテークとしてレンズはずしているのを見たことがありまして、それに習ったんですが。

またフロントバンパーも別部品となっていますがここの接着もしっかり行わないとシャーシにはめた際に剥がれる恐れがあります。(取り付け部位がボディで泣くバンパー側にあるため、どうしても応力がかかる)

リヤ周りはランプ類がそれぞれ着色されているのはいいんですが土台部分はフラットブラックに塗る必要あり、そちらのマスキングを慎重に行うことが重要で、あとはさほど問題になる部分はないです。

またリアスポイラーですが、キット付属のは後期用純正のウイングタイプだけですので、タミヤの前期用純正リアスポを流用しております。

ボディカラーは純正にこだわらずにガンメタをチョイス。実際前期型ではシルバーか黒の近いグレーメタリックなのであえてそれらと系統の違う色にしたかったのが理由です。
GSIクレオスのMrカラーNo8シルバーに、No2ブラックを調合・・・したはずなのにどこをどう間違えたらこうなるのか出来た色はなぜかランエボIIの純正色の緑がかった色に・・・
全く違う意味で系統違いすぎました・・・。
まあ、今回はあまり考えずに作るのが前提ですから何も考えずに塗りましたが(←少しは考えろ!!)
で、サイドに走るモールはウインカー部分をマスキングの上No92セミグロスブラック。
もっとも、ボディに付ける段階で修正したため部分部分で塗りなおす羽目になりましたが。

シャーシについて

こちらに関しては、説明書を事前に読んで把握しておかないとごちゃ混ぜになって収拾つかなくなります。

と言うのも、単なる流用なだけでなくこちら用に新規に作られたパーツもあり、間違えるとワケ判らなくなります。特に整形や塗装のために前もって部品を切り離しておく方は要注意。
ただ、制作上問題になる部分と言えば細い部品に気をつけることだけなのでさほど心配はないかと思いますし、タミヤでよく使われているホイールにピンが刺さっているタイプの物を流用するのであれば反対にFC用のパーツを使うと言う裏技も使えます。

ホイールはキット付属は18インチ・・・なんですが明らかにオーバーサイズな上に車体からはみ出しそう、と言うか一部はみ出してるのが最大の問題点。

かといってFD用シャーシ流用によってサスアーム(特にフロント)やらブレーキローターやらが干渉するために16インチ以下のサイズが履けないという更に頭がいたい始末・・・
そこで今回は17インチサイズの社外ホイールで合いそうなものを見つけ取り付けました。
なお、『Enthusiast Room』にて掲載させていただいております文章で足回り云々書いておりましたが、その足回りの加工自体はこちらではなく、別に製作したもので行ったもので16インチを履かせる際の注意点として指しておりますがそちらでその説明が抜けておりました。この場を借りましてお詫びいたします。

内装について

先に述べましたように前席が後期型のものになっており、そこを抜かせば何も問題はない内装。
もっとも、シート自体はフジミの同型車から流用、あるいはフジミのカーモデル、それも80年代の車種の中でそれも大型車クラス用のいわゆる板シャーシと呼ばれる共通シャーシ、汎用部品としてこの前期型シートが入っていることがありますので案外ジャンクパーツの中に転がっているかも知れませんねぇ。

もっとも今回はノーマル縛りをしないため、こちらも余りものを使用、ハセガワのランチャデルタ、それも16Vでなくエボリューションのキットで不要部品となるレカロシートにフジミのカーモデルに入っているレカロストライプを貼り付けて付けてみました。
こういうのもいかがでしょうか?

まとめという名のたわ言

2代目RX-7を連作するに当たってカブリオレについでの掲載ですが、カタログモデルに固執しておると思われそうな皆さんの今までの私に対するイメージから考えたら意外といい加減に感じるのかもしれませんが、何でもかんでも徹底しているというわけでも別になかったりします。

そりゃあ、ここまでこだわってきているわけなだけに以外と言われればそれまでですが。
とは言ってもあくまでも目的は作ることを楽しむことと完成させることにあるわけですから、その方法は別に一つだけにこだわることも無いでしょうとわたしゃ言いたい。

わたしゃ別に改造車が嫌いだなんて一言も言っていませんから!!
(↑落ち着け!!)

いや、やっているものは色々とありますよ。

ただ、自分がやるとどうにもセンスがないというか方向性があまりにもめちゃくちゃやりすぎてワケわかんなくなると言うだけの話で。(←いいのか、それで)

もちろん、これはあくまでも前座、連作と銘打っていますから本命と言えるものはいろいろ準備していますのでお楽しみに♪

(掲載日2011年5月5日)

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