GTO-MR(A63CGR)
ハセガワ1/24 |
実車がデビューして半世紀ちかくたってからまさか新製品でキットが出てくるだなんて、誰が予想できたでしょうか? 確かに、キットがあるにはあったものの実車と同時期に販売されたものしかなく、どれもこれも入手はこんなんで、なお且つ1/24だけに限定しても共通シャーシのエーダイ(シリーズ末期でオバフェンつきに改められ、同社プラモ事業撤退後はバンダイ族シリーズで販売)と名作の誉れ高いアポロモケイ-日東しかなく、渇望されていたのは事実なんですけど・・・ねぇ。
サニトラ以降琴線触れまくりなキットばかりリリースして嬉しい限り、ではあるんですけれど・・・。
ただ、これの直前にR31のGTSーRもリリースしてくださいまして、そちらも買うには買ったんですけれど、丁度のっぴきならない事情がぶつかって、しかも窓枠の箇所でミスしてしまい、その修正の最中にこちらがリリース、更に立て込んで収拾つかん状況になってしまい結局GTOを優先することに・・・
と言ってもリリースから10日以上もたってしまいましたが。。
なのでGTS-Rのほうはもう少しお待ち頂き、こちらを先行してご紹介いたします。。
いや、勢いあるのはいいんですけどもどうしても私は言いたい。
まったく・・・
ほんとに・・・・・
あ〜すっきりした♪(←ちょっとマテ!!)
とまぁ、一ユーザーの立場として(最近はモデル・カーズのモデリング・ライターとしてもありますがこのサイト上では一個人としての運営ですんで)言わせて貰えば、そりゃ複数買う人もいますけど、大半は毎月のこずかいの中からやりくりして買える人ばかり、ましてや最近キットの単価も高くなっている現状、そう立て続けの出されてもついて行けないユーザーも結構いると思います。
当初はGTS-RとGTO同時に発売みたいな感じで発表されていましたから、ずらした事は(意図したことではなくても)むしろ賢明と思える一方せめて一ヶ月くらいの期間は置いてほしかったというのが私の本音です。
おかげでこちらも収拾付かず両方作っていたものの、お盆休みとは言え作るばかりに集中も出来ずでGTOの方に短期集中で片付けることに・・・
と思わず怒鳴ってしまいたくなった次第で、こうして文章を打っている次第ですが。
とか何とか言いつつもう一台作ってるんですから説得力無いですが(←マテや)
キットについて
こうして完全新設計で登場しましたこのキット。仕様としては、デビュー当時の最強バージョンであるDOHCエンジン搭載のMR、第一弾としてはまず順当な選択でしょう。
更にこのキットにはおまけとして最量販グレードのMII用のエンブレムもオマケで入っていますのでちょっと手を加えればMIIとして製作することも可能です。
ただ、最廉価グレードのMIに作る場合、デカールがないが残念なところかと。
・・・そんなの作るやついるのかって?この文章かいてるバカはやりかねませんから。
ハセガワの最近のケースとしてもバリエーション展開は間違いなく、途中からMRにかわって最強バージョンとなったGSR、オバフェン付きの中期はもとより、無しになった後期もおそらくは出るのではないかと・・・パーツ割考えても分割する必要ないところで別パーツですから・・・フロントエプロン部が。(後期GSRはエアダムスカートで形状が別)
まあGSRだけでなく、中期の1700XIIやボディ色が変更(オレンジ→ブルメタ、オリーブグリーン)された72モデルのMR(グリルやテールランプ配色が異なる)、1700SLなんかも出して欲しいですねぇ〜。
どうせならFTOも出して欲しいですけどそれは無茶振りすぎますか。
またアンタはさらなる無茶振りをと言われそうですけどかつてラリーのハセガワと言わしめてラリーカーを展開していたんですから可能性としてありえない話でもないかと。
今回も新製品のインプレッション性を優先してストレートに製作いたします
ボディについて
実車を見る機会がいまはほとんど無いですけど、先ほど述べたように、決定版と言わしめたアポロモケイ-日東と遜色ない出来映えで実車の負に気をいかん無く再現されている
とおもいます。
フロントスカート部とリアクウォーターのエアアウトレットが別パーツなのはバリエ展開を見越してのことと思いますが、ゲートの処理をしっかり行わないと上手く嵌りません。特にこのキットの場合ゲートをパーツの裏側に配置してランナーについている状態での塗装のしやすさを考慮されているのでしっかり削っておかないとパーツが浮いたり嵌らなくなります。
ドア左右のえくぼこそ、ドアパンチ食らってヘこんだ表現とごまかす事はできますけど(←マテや)ルーフに関しては割りと広範囲な上に目立つ所ですから・・・ペーパーで軽く均す程度で消えますのでここは行う事をお勧めいたします。
ボディカラーは初期型MRのイメージカラーともいえるケニヤオレンジにしました。
MRにはボディカラーが5色あるのですが、キットは1970年式と明記されていて、ケニヤオレンジと白の選択式でサイドストライプも黒と赤が入っておりますが、と市販前の東京モーターショーに出展されて、極初期に数台だけ生産されましたマナスルグリーンと言う黄緑も存在しまして、プラモデラー誌にて敬愛する坂中御大が日東ベースで製作されたボディカラーなんですが、このストライプはダークグリーンなんですよねぇ・・・デカールに入ってないんです。
実は昭和55年ごろにこの黄緑のGTOを函館市内の繁華街の駐車場で何度か見たことがあるんですけど、オリジナルの色なのか、ましてやMRなのかすらわからなかったんですよねぇ・・・。何せ当時で10年オチの中古、当時小学生でしたし遠目でしか見なかったですからねぇ・・・。
そして72年に仕様変更されてケニヤオレンジに変わってヒマラヤンブルーとアテネオリーブが登場、そちらはストライプが白なんでこれもデカールに無く。
そのため消極法でイメージカラーのケニヤオレンジにした次第です。
GSIクレオスのGX3ハーマンレッドとGX4キアライエローをまぜ・・・たら濁った色調になってしまったため色の源イエローを配合。
納得する色合いにするためかなり多めに入れたら隠ぺい力なくなってしまいましたので、下地塗装にキアライエローを塗装の上本塗りし、色が染まりましたらすぐにそこからクリアーを配合するのですが今回は実験でガイアのEXクリアーを使ってみました。
同じアクリルラッカー系とは言えメーカー違いで問題ないかと思いましたがなんら問題なく、仕上げのクリアー吹いて乾燥全く異常はありませんでした♪
外装について
リヤの場合、テールレンズの枠がメッキなんですけどここはガーニッシュ一体のプラ整形・・・
出来ればここもめっきにして欲しかった箇所でミラーフィニッシュを何とか貼ってみましたが、アップにするとま〜汚い事・・・
各エンブレムが前作シビックと同様にメッキパーツ化されているのはありがたいんですけどちょっと肉厚な気が・・・
ここはデカールも用意されていますし気になる方は削って薄くするのも手かと。
ただ、本来Garantの文字、黒抜きなのでその部分のでカールも欲しい気もしますが・・・それはそれで貼るのも大変そう。
黒整形なのでメッキをはがせばと言う話しなんですけどそれも加減が難しいんですよねぇ・・・それに関しては後述。
各メッキパーツに関しては前述のようにエンブレムも再現されているんですが肉厚な反面、掘りが浅くCOLTの文字にすみ入れしてもクリアー塗ったのもあって埋まってしまったのか文字が浮き出ないうえにGalant文字が黒抜きという事で軽くぺーパーかけたら文字が潰れるという・・・すみ入れしてからクリアかけるべきだったかもしれません。
次は側面のウインカー/リフレクターも枠のところミラーフィニッシュを貼ったのですがそのために嵌りにくくなり、すり合わせるのが大変でした。
そして側面のエンブレム、キット指定のQ3のMRの文字ではなく不要部品のQ8を使っていますが、実車は2種類ありまして、文字の物と角バッヂの物が存在し今回は合えて角バッチのを使いまして、デカールの61(メッキ部品使わない場合62)が該当します。チェッカー柄で文字が見にくいですがMRの場合この柄になります。
更にフェンダーミラーもキットではシルバーなんですが、当時のカタログではブラックでしたので今回はそちらにて・・といいつつ先行してSNSに上げた物はシルバーだったんですが実は先に黒のまま作ってしまい説明書でシルバーと気がつきそちらをもう一台に付けもう一台分を改めてシルバーで作ったんですが・・・更に後でカタログ見たら黒だった、と言う次第。後デカールなんですけど、ハセガワ特有でフィルムが薄く、つやが無い材質でストライプこそシールなので問題ないのですが、薄すぎるので貼るのが大変。下手に事前に軟化剤塗ると溶けますので位置を決め綿棒で水分を拭った上から軽く定着させる意図で塗った方が良いかと。
シャーシについて
ここも完全新金型という事でエンジンルームの再現の可能性が無いのが残念な以外は言うこと全くございません。
ただ、接着シロが少なく、特にフロントのアンダーカバーとサスペンションロアアーム部、ここはシャーシとボディの組み込み時に手をかける必要性が有り、乾燥及び接着が不十分ですと剥がれるおそれえがありまして・・・
どういうことかと言うとフロント側のボディの接合部の穴が浅く、しかも前側のシャーシの両角が引っかかるので上手くはめられず、奥側に入ってしまうので手前に持って来るのにどうしてもそこを手をかけるんですよねぇ・・・。
こ珍とは待っていないと後ろ側は収まりませんのでちょっと手間取るかと。コツをつかめればいいのですけれど。
ホイールの出来も外形がシビック同様にやや小さめ・・・な気がしたんですがこうしてタイヤをあてがってみるとそれが気にならないくらい秀逸♪
リムだけでなくセンターキャップもメッキ別パーツなのが嬉しい所でホイールナットの塗り分けを慎重に行えばかなり綺麗に仕上がります。
ちなみにホイールのセンター自体はシルバーが指定でしたが、この初期モデルに関して言えばグレー、それも実はメタリックが入っていたのですがそこまで気づかず素のグレーにしてしまいまして・・・。でも良い雰囲気にはなったかと。
内装について
内装もほぼ完全に再現されていますのでシートベルトの追加だけでいいかと。
シートにデカールを貼る指示ですがこれはケニヤオレンジのボディーカラーのみで白の場合黒一色になります。
これもまた貼るのが大変で位置を決め綿棒で水分を吸い取ってからマークセッター塗って放置してごまかしました。
画像がボケてるのはそれをごまかす為ではないですから誤解のなきよう。(←ダマレや)
ただ、実車の場合縞模様でデカールも良く見るとそういうパターンになっているんですが・・・細かすぎて肉眼では見えません・・・
もう少しパターンを荒くしても良かったのではないでしょうか?
デカールといえば、圧巻なのがインパネ。
枚数多すぎる上に小さすぎて貼るのに難儀しました・・・。
先の細い精密ピンセットがあればかなりやりやすくなるかと・・・
もっとも、グローブボックスのエンブレムがズレているのに気づいたのはこの画像編集してた時ですが。
あと欲を言えばステアリングのスポーク部は穴を開けておいてほしかったデすねぇ・・・塗り分けは意外と難しいんですよこれが。
まとめ
こうして製作してみて思ったのは、思ったよりも出来が良く、また一部作りづらい箇所こそありますが、全体的には上級者向けな嫌いがありますが、良いキットであるといえますか。
また、現在も様々なバリエ展開してますしこのGTOもその例には漏れないと思いますが。
私としては一言だけ・・・
あ〜すっきりした♪(←やかましい!!)
真面目な話し次から次へと出されても製作ペース上がらないからお金と保管場所がいくらあっても足りませんから!!
(掲載日2018年8月15日)
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