GTO-MR(A63CGR)
アポロモケイ-日東1/24

実車がデビューして半世紀ちかくたってからまさか新製品でキットが出てくることも誰が予想でき無かったでしょうけれど、実車現役当時にその新製品と遜色ないプロポーションのキットが存在していたといっても信じられるでしょうか?

ハセガワのリリースを記念して当店の在庫(当サイト管理人の秘蔵品?)としてかつて作ったアポロモケイ-日東のキットもご紹介いたします。

詳しくは後述いたしますが、なんでこれを出さなかったのと言われますれば・・・

『20年以上前に作ったんですから完成レベルが低くて・・・』

とまぁ、折を見て改修を、と思っていたんですけどこれがなかなか都合がつかずでして・・・

ですので現状のまま掲載しますことをご了承くださいませ。

キットについて

長らくGTOのキットの最高傑作として語り継がれてきたこの日東のキット。
そのルーツはこの車が現役当時アポロモケイと言うメーカーからリリースされたもので、同社が廃業後日東に金型が移譲され80年代まで生産、販売されていたのですが日東の社屋火災による廃業により事実上廃盤となったもので日東はその後再興したのですが現在に到るまで再版されておらず、また同社のカーモデルも童友社に移管された際にもこのキットの再販は無かった為金型がどうなっているのかすら判らないんですよねぇ・・・。

私は80年代に再版されたキットを何度か買って作りまして今作もその中の1台になります。
決定版を目指してリリースされました最新版のハセガワにも全く劣らないプロポーションが素晴らしく、内装も当時モーターライズといえば上底内装が定番だったのに対しこちらはインパネや室内も再現、しかもドアを切り離せば開閉可能となっていました。
ただし、ボディにそのための切りかきがあるわけでなくホットナイフ(ハンダこてにつけるナイフ)で切り離してくださいという凄まじいもので当時の金型技術ではうまく行かない側面があったとしても果たして上手くできた人はいるのでしょうか?

アポロモケイ時代は正規のストライプデカールが入っていたのですが日東版になってから後の17X用のアレンジしたMRには設定無いタイプになってしまったのが残念な所。という事でもう一つは1700XIIにアレンジしてますけど♪

更にこのホイール、13インチのスチールとしては出来が良く同じデザインのフジミのベレット/117クーペ量産前期型のよりはるかに出来が良く、ホイールも13インチのバイアスタイヤとして良い雰囲気の物でした。

長い事再販を渇望されちゃキットだけに・・・

金型どこいっちゃったんだぁ・・・

ハセガワが出たとはいえ、こちらもプロポーションもまた素晴らしいですからもし現存してるのなら、と思わずにはいられません。

今作は基本ストレートに製作しておりますので記憶を辿りながらになりますがお付き合いいただければと思います。

ボディについて

実車を見る機会がいまはほとんど無いですけど、先ほど述べたように、決定版としてリリースされた最新作のハセガワと遜色ない出来映えで、当時黎明期で走ってナンボ、ボディは似てればいいという時代背景を考えれば驚愕ともいえるモノで実車の雰囲気をいかん無く再現されている とおもいます。
シャーシとの接合が接着方式なのでそこは合えて固定せずですのでタイヤ位置的に若干ズレが生じておりますが・・・
モーターライズながらモーターをボンネット下、電池をトランク内に収めプロペラシャフトを介してリアタイヤを駆動という凝ったメカニズムにヘッドライト・テールランプをクリアパーツとかなり先進的な設計でした。

特にエンブレムのモールドが立体的でシルバー塗ってすみ入れするだけでも十分鑑賞に堪える出来なのが素晴らしいです。

ボディカラーは市販前の東京モーターショーに出展されて、極初期に数台だけ生産されましたマナスルグリーンと言う黄緑に。
後にプラモデラー誌にて敬愛する坂中御大が同じく日東ベースで製作されたボディカラーなんで自分のレベルの低さっつーものをもごとに見せ付けられました。

グンゼのインディブルーにデイトナグリーンを混ぜ、更にホワイトで明るくした・・・つもりなんですけど実車はもっと明るくて彩度があったという・・・

更にサイドのストライプは黒デカールを切り出して貼ったのですが・・・
このストライプ、実はダークグリーンだったんですよねぇ・・・

外装について

こちらはバンパーとフロントグリル、ウインカーレンズは一体整形でそれにライト枠一体のグリルメッシュと組み合わせヘッドライトレンズを組み込む方式。

キットのヘッドライトの反射鏡はなぜか中央に穴が開いていたので裏からメタルックを張ってふさいでおります。

半世紀近くも前でこの完成度は凄いと思いません?

リヤの場合、ガーニッシュがメッキパーツなのでテールレンズの枠をマスキングしてメッキを生かすことが出来、そこにクリアパーツのレンズをはめ込むという設計。
バックランプもメッキで妥協しない姿勢に敬服する次第です。

更にフェンダーミラーも本体と鏡面をそれぞれ別パーツにして形状もしっかり再現されていてほんとに半世紀も前の設計なのかと信じられない出来です。

シャーシについて

モーターライズと言うことも合って最低限の体裁ですが必要なモールドはされていて当時のレベルからすれば出来はいいほう、ですがリアで負の所にギアの切りかきがあるので鑑賞に堪えるかといわれると・・・なので画像は撮りませんでした。

また、トランクフロア・燃料タンク部が電池のふたになっていて底にマフラーカッターをつける体裁になっております。

ホイールの出来もハセガワのに劣らない、と共に外形がそちらに比べやや大きめで車体の迫力的にもこのサイズの方が良いかと思いますけれど・・・
全部一体のメッキパーツなので塗り分けが手間ですけど慎重に行えばかなり綺麗に仕上がります。

タイヤのほうも13インチでこの細身のバイアス(アポロ時代は165SR13の刻印あるのでラジアルなのでしょうけど見た目がバイアスに見えるので)も他にタミヤのスーパー7があるだけなので結構貴重なうえにフジミのサバンナとかに良く使ってました♪


内装について

内装も長谷川のに比べると、なんですが当時のレベルで行けばこれでも進んでいる方でそれらしく再現されています。

内張りはドアの部分のみですけど、これもまた当時のレベルでは考えられない出来でむしろあるほうが不思議なくらいでしたからねぇ。。

インパネはボディ側の接着する方式ですのでこのアングルで。

流石にメーターの表現が無いのは致し方ないですけど形状は良く再現されていてステアリングの形状もコーンの深さではハセガワよりもこちらの方が忠実に思えてきます。

まとめ

こうして振り返ってみて思ったのは、こと完成度で言えば細かいところこそ現在の視点で考えるのは酷ですが、当時のレベルからは抜きん出ていた出来に、やはり時代を超えた良いキットであるといえますか。

また、当時のモーターライズのキットとして作りやすさもある程度考えられていた一方でリアリティに挑戦した意欲的なキットであったとも思います。

私としては一言だけ・・・

『再販して〜!!』

真面目な話し、金型どこ行っちゃったんでしょうかねぇ?

 (掲載日2018年8月15日)

 

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