2000 TURBO GT-ES 2door HardTop(E-KHGC211 1980-1981)
2000 ターボGT-ES 2ドアハードトップ 東京マルイ玩具1/24 |
NISSAN SKYLINE 2000 TURBO GT-ES 2door HardTop (1980-1981 E-KHGC211)
さて、スカイラインジャパンの中でベストなキットとくればこの東京マルイ玩具の後期型。
もう今じゃかなり高額なプレミアキットと相成りまして・・・
もう一体金型はどうなってんでしょうかとか他のメーカーに売却しないのかとかはたまた意地でも再販したくない位にカーモデルに嫌な思いでもしたのかと変に勘繰りたくなりますが、何の理由があってなんでしょうかねぇ・・・。
まぁ、メーカーの内情知らない外野がどうこう言う筋合いでないと言われそうですが一消費者の立場から言わせて頂いてるだけですんで。
年明けそうそうにそんな暴言吐きたくなる位今の模型市場、特に古いキットに関しては散々な状況なんですよねぇ・・・。
実際、新車当時から存在していたものの、地方にはなかなか入ってこなかったのかはたまた人気ありすぎてすぐに売れるのか、ずっとご縁がなかったんですよねぇ。
なので実は10年前に無理してプレミア価格で買ったんですけど・・・ってもうそんなに経つんかい!!
そのときに勢いあまり過ぎてフル開閉かます為に各パネルを切り出してちまちまといじっていたんですけれど、こだわりすぎて全然進まん・・・orz
その作業自体も楽しんで入るんですけれどもまさかそんなにかかると思わず、そんな最中にさる通販サイトでネットオークションの相場よりもはるかに安いお値段ででてきたときには一旦冷静になって日を置いて、どうせすぐに売り切れるだろうと思ってもう一度見たらまだある上にしかもサービス期間で送料代引き手数料サービスなら買い時だ♪
とばかりにその月の小遣いはたいて買っちゃった♪
高いか安いかと言われたら安くはないけど買えるか買えないかと言われれば買えるお値段、今買わなきゃまた値上がりしかねない!!
・・・でも10年前に買ったのとおんなじお値段なんだけどなぁ〜(←マテや)
なので、せっかくですからフルディテールで作っている方と対極で基本ストレートに製作することにして、なお且つ子供の頃に出来なかったモーター麦球フル装備をかましてみたいと思います♪
キットについて
言うまでもなく神格化されているといっても過言ではないこのマルイのキット。
もともと既存のレースバージョンや手持ちの国産車のキットを新規のパッケージと社外アルミを装着して600円の価格で焼き直しした『街道レーサー』シリーズとしてスーパーカーブームの終焉と共に
沸き起こりつつあった改造車ブームに乗った商品展開する一方、それらは旧態依然なキットという事もあり、またその一方でハコスカGT-Rのハードトップでスーパーカーブームで培った技術で新規に開発、当時すでに旧型となっていた車両をキット化するのは異例ながらもどちらも好評を持って迎えられ、商品力強化の為に次に発売されたブルーバードターボ共々改造パーツを追加した改造車バージョンを発売、これがヒットした事により新規に車種を開発して800円でバリエーションとして展開されたものでリアサスが車軸式のセリカとコスモは『ペッタンコツッパリマシン』そしてこのスカイライン含めリアサスが独立式のばあい車高を落すとネガティブキャンバーになる事から『ハの字シャコタンで走る』と銘打たれてその名の通りシャコタン状態の絵が書かれており、ノーマルでのパッケージが存在しないのもおそらくそういう経緯からだと思いますが、実はちゃんとノーマル状態にも作れる親切な設計になっており、特に先に登場したセリカやコスモ、ローレルとは異なり純正アルミホイールまで再現されております。
改造パーツの概要としてはシャコタンとヒップアップ(いわゆる後ろをカチ上げた状態、ホッドロッドと銘打っているメーカーもありました)に選択できる足回りの構成と4種類のうちワンセット入っている社外アルミホイール、ヒップアップ用にホイールの外形を大きくするスリーブが付いているのがユニークなポイントでほかにヘッドライトとリアガーニッシュ及びテールライト関係、ドアミラーとスモークガラス用のデカールが改造パーツとして入っている内容で、アオシマがライバルとしてザ・チューニングカーシリーズを出す前という事もあってか純正ステアリングのみで社外ステアリングがなかったり(逆にセリカLBではナルディでローレルがモモステで純正はなし)オーディオやバケットシートなどアクセサリーがなかったりなど改造車プラモブームの先駆者というか黎明期ゆえ後発に比べるとあっさりとした内容ですが、このシリーズ全体で途中からテールランプに仕込んだ麦球を介して点灯できる『ほたるランプ』が追加されるなどギミックにもこだわりを見せ、スーパーカーブームの頃に培った技術を遺憾なく発揮したボディプロポーションの秀逸さは他社を抜きん出ていたと思います。
ただ、シャーシがそのままでは若干ローダウン気味でしたのでそのあたりの足回りの修正こそ行ったうえで製作しております。
こう書くと何かしらネタ仕込まなければ気がすまないアンタにしては珍しいのねと言われそうですが・・・
それ以前にもったいなくて下手にいじれませんから素で作りたいだけなんですけどねぇ・・・。
その前に最初に買ったほうでネタ仕込みすぎて収拾付かんわ!!(←そりゃ自業自得だ!!)
ボディについて
基本的にストレートに製作ですので特に手を付けるところはないんですけど、フロントフェイスを正面から見るとボンネット先端、というかモールが中央で上に湾曲している感じなのでそれに釣られて左右ヘッドライトが長方形ではなく左右から中央に向かって上に曲がって変則的な台形になっているのが気になる所。
パーティングラインについてはトランクリッドの端の部分左右に走る所がエンブレムの彫刻にかかる箇所なので修整が難しく、今回はそれらのモールドを生かす方向ですので間違って削らないように無理せず妥協した点ですか。
各メッキモールはボンネット部(メッキなんですけどつや消しの為)も含めハセガワのミラーフィニッシュでサイドウインドゥのみ同じくつや消し黒フィニッシュを使っております。
あとエンブレムはシルバーをドライブラシでなぞって色指ししております。
ハイそこのあなた、色指しが汚いとか言わない。
デカールに置き換えればそりゃ確かに綺麗には仕上がるでしょうけどもせっかく彫刻が綺麗なんですからそれを生かして仕上げるのもまた雰囲気あるでしょう。
流石にGTバッチは色差しで対応は難しいですけれど。
とりあえず、ボディに関しては今回はストレートに製作という事もあり、特別な加工はあえてせず、気になる所はもう一台の方で行っていますのでそれと並べる形で行おうかと思います。(←何時になるんだか・・・)
まあよほどこだわらない限りはそんな気にすることもないとは思いますけれど。
てなわけで、ボディの塗装に入ることに。600#相当の不織布を全体にかけ足付け、洗浄して塗装。
ボディカラーは今回はイメージカラーのブラックではなくブルーメタリックを選択。
ブラックはフルディテール版と決めているのもさることながら、このブルー、カタログで、しかもセダンでしか見た事がないんですが割といい色なのでこの色にしました。
この色でどノーマルで程度極上の出物があったら衝動買いしたいくらいです。
GSIクレオスのEXカラーのスージーブルーをベースグンゼの8番シルバー(旧モデル)にクレオスの色の源シアンとマゼンダを混ぜ彩度を上げて調色したものを吹いて全体が染まったら、クリアー混色、インターバルをおかずに重ね塗りしたんですが仕上げのクリアーはあえて行わず、乾燥させて2000番のペーパーで表面均して乾燥させ、そこからデカールを貼ってからクリアーコートいたしました。
ただ、久しぶりのデカールコート、文字は問題なかったんですけどストライプに細かいヒビが入ったのが残念な所です。
デカール自体は厚手で金色の発色も素晴らしいいいデカールなだけに・・・まぁ近くでよく診ないと判らない範囲なんですけれども。
フロント周りなんですが前述の説明、この画像を見ていただけると一目瞭然ではないかと。
そのためどうにもひょうきんな顔つきというか、精悍には見えないというか・・・
それとバンパーにつくTURBOの逆文字ステッカー、実車では左右に走るモールの上に張る指示なんですが文字の天地方向が長いのでどうにも収まりが・・・
今回はあくまでもキットストレートというス制約画ありますのであえてこのままつけましたけども。
またヘッドライトの反射鏡部分ですが麦球が収まるスペースに麦球を入れたうえでミラーフィニッシュを張りました。
なぜかというとそうしないと麦球のバルブがレンズ越しに見えてしまうからなんですよねぇ。ミラーフィニッシュ自体には光を透過する性質がありますのでせっかくつけたのに光らないと言う事はありませんのでご安心を♪
あと気になるのがフェンダーミラーで鏡面の部分の上下方向が長すぎてずんぐりしているような気がするんですけれどもねぇ・・・。
ただ、バンパーのモールドがリベット部分まで再現されていたり左右フェンダー前端にあるヘッドライト点等確認用のマーカーやサイドウインカーのモールドもシャープでワイパー自体も結構細く、それらのおかげでシャープに見えるだけにミラーの方が余計に気になるんですけども。
リアセクションは各レンズが全てクリア整形で会いもパチピタに収まりリアガーニッシュも接着剤使わなくても押し込むだけで収まって抜けてこないのにはかなり精度の高い設計と見受けられます。
仮合わせしてて外れてこなくてあせりましたけど!!
実際はガーニッシュの外周にメッキの細いトリミングがしてあるのですが細すぎて貼りきれないのでここは省略しました。
ミラーフィニッシュも追従性はいいのですがあまり細くしすぎると切れてしまったり糊が取れて付かなくなるという欠点があってこういう細かい作業には不向きなんですよねぇ・・・。
あとは細かい部分のエンブレムなどを色指ししたんですけども相変わらずの下手さ加減・・・しかも『SKYLINE』の文字が入るセンター部分、文字の下の細い出っ張り部分のシルバーになりますのでご注意をば。と以前ディーゼルセダンで指摘していたのに・・・
今なら小型高照度のLEDがあるのにとも言われそうですけれど今回はあくまでも童心に返ってのモデリング♪ということもありあえて当時と同じ様に麦球にこだわりましたが、こっちらのほうが雰囲気出てよろしいと思うんですがいかがでしょうか?
そしてこのキットのもう一つのポイントのホタルランプ♪♪
後ろの麦球のフィラメントの位置をきちんと合わせないと光らない上に、実は配線の仕方説明書では左右を並列にとなってるんですが、それだと明るすぎてテールじゃなくてブレーキランプじゃね?
と思いあえて左右直列につないで光量を下げているので余計に暗く感じるかもしれません。
内装について
ヘッドライトの補足を兼ねる形になりますけれどシャーシに電池を仕込んでライト用のリード線が付いているのがお判りいただけるかと。
基本構成は必要なものは揃っているけどあっさりしているという感じかと。
塗装自体はセミグロスブラックを全体をざら付き気味に吹いてシート座面部分を筆でフラットブラックと微量のホワイトを混ぜた自作のグレーを塗っています。
ただ、一つ問題がありまして、実は前席が傾いて整形されているんですよねぇ・・・。
手持ちの二つのキットのパーツを並べたんですけど先に飼った初版(画像では右側のほたるランプなし)の方が斜め具合が激しく、流石に修正するんなら作り変えなきゃならないレベルだしどうせ見えないから曲がりの少ない方をそのまま付けましたけど!!
まぁ、それ以外にもステッチの溝が均一でないのもありまうsけれども、さほど気にする人も早々いないでしょうし。
実際に取り付けた状態でこんな感じになります。
インパネはセンターコンソールにつけてからシャーシにつける方式なんで強度が心配になりそうですがプラ用の接着剤で意外としっかり固定できました。
まぁSタイプの場合基本内装が黒一色なので特に塗りわけが必要な所もなくそこはかなり楽しましたけれど。
シャーシについて
基本的にストレートに作るつもりでしたものの、シャーシをノーマルの指示で組んでもなんか、低いんですけど・・・これってローダウンじゃないんですか?(←そんな言い方当時は無いわ!!
そのため、フロント側はもう一つのキットから車高調整用スペーサーを持ってきてシャーシ側に接着固定しそれを軸受けにしつつストラット側にもノーマル位置でのスペーサーをかましシャーシに付くロアアームにはプラ板を間にかましてストラットが下がる分の余裕を確保、リア側はヒップアップ用の軸穴を利用して車高を上昇調整しております。
。そして今回のもう一つのポイントがモーター♪
折角同心に帰るんですから子供の頃はなかなか出来なかった事としてモーターも仕込んでおります。
もっとも、走らせても止まらないからぶつけて壊してしまったら元も子もないんで使わないとは思いますけどねぇ♪(←マテや)
そしてこのキットのもう一つの美点がこの純正ホイール♪
。純正アルミ入ってるキットは他にもありますが・・・入ってないキットも多かったですけど、ここまで忠実に再現されているのは他にはニチモの1/20くらいですか。
ただ、このキットに限らずマルイのカーモデルのタイヤどうも材質に問題があってホイールを溶かしてしまうとか・・・。
今まで作ってきたキットはそんな兆候一つも起こってないんですけど・・・・完成したものも含めて
なんですが今回買ったキットはブリスターパックで密閉されていた為かタイヤがやたらと濡れていてホイールこそメッキがはげただけ、しかも社外ホイールの方だったんですけども、念のためもありますがそれ以上にノーマルに忠実にと言う意味合いから田宮の14インチのミシュランに変更しております。
まとめと言う名の戯言
今回はあえてストレートに製作という普段にしてみればまぁ珍しいのねと言われそうですが、別にストレートに作る事を否定するつもりはありませんので。
というかキットの素性がよければ無理して弄る必要が無い、それだけの話です。
それ以前の話しとしまして・・・
まぁ、新年早々の更新はあっさりしたものからさせて頂きましたがネタはまだまだありますのでご期待・・・出来ないかもしれません!!(←ちゃんとやれや!!)。
(掲載日2016年1月1日)
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