< なかなか完成までこぎつけなかった1台・・・
 2000 Grande Sedan (1976-1978 C-MX31 E-MX41)
トヨタ コロナ マークII2000グランデ4ドアセダン前期型 フジミ1/24

TOYOTA CORONA MARK II 2000GRANDE 4dr Sedan (1976-1978 C-MX31 E-MX41)

さて、ローレル、スカイラインジャパンに続きまして怒涛のごとく出し続けてる4ドア族車シリーズ(←マテや)

当時、先に登場した2車とライバル関係にあって、人気を2分したわけですが、聞くところによると、むしろこちらのほうが出るという話がローレルの発表前からウワサされていたとか。

そんなローレルとスカイラインジャパンの発売からさほど経たず、興奮冷めやらぬ中発表されましたこのキット。

ただ、フジミの公式サイトの画像を見てもう不安がモロに的中したと確信しましたね。

これも、ノーマルに組めねぇし・・・orz

そんな諦めと呆れにやる気がうせつつ、しかも、発売時期がHMEの終了直後で札幌で確保できないわけでなかったものの、すぐに函館にも入ってくるだろうとおもっていたら、どういうわけかなかなか入荷せず、結局手に入ったのは25日になってから・・・。
そうして何とか入手して、一通り見てみたら

こちらもまたキットのままだと新車当時のカタログモデルには組めません。
しかも、今回はおそらく取材したであろう車自体、かなり手を加えているうえにノーマルで存在する幾つかのパーツが外れていたがために、先のジャパンやローレルよりもノーマル戻しが難儀なことになりました。

しかも、例によって例のごとく、小径引っ張りタイヤにあわせるために、ホイールアーチを縮小してしまっているためにここも直さなければならず、それもボディ本体に加工を施さなければならない事態に・・・

試しに小径引っ張りタイヤを履かせてみたんですけれど・・・

ホイールアーチ縮小したボディ、ホイールにマッチしていないんですけど。

ホイールアーチを狭めた分だけ前後方向に間延びして、ボディがいたずらに寸胴というか太って見えるため、タイヤ外形が小さくなった分、と言うかホイールアーチが小さくなった分、車体全体が貧相に見えてしまうんですけれどいかがなもんでしょうか?

それらを考慮して、今回は先の2車とは異なり、それなりに修正や改造が必要になる要素が幾つかあるため、正直、ノーマル戻しは割りとハードルが高い、製作開始時点ではそんな気がしました。

ジャパンのほうでも述べましたように別にカタログモデルが絶対で改造車で出すなとは言うつもりは微塵もないですが、もう少しバリエーションの展開を考えてノーマル状態できちんと作れるようにしたうえでやって欲しかったというのが今回製作してみて強く思った次第。
なぜいまさらこんなことを書いたかと言うと、今回は取材した車両がノーマル状態からかけ離れていて、ジャパンのようなフォロー(実車は角ライトながら丸ライトもパーツ化されたような)が全くないためにさらにノーマルに作れないと言う以前に取材した車両そのものにしか作れないという・・・

私の書いてきた希望を無視するどころか思いっきり踏みにじられてるとしか思えないのは私だけでしょうか?

ただ誤解して欲しくないのはあくまでもフジミの姿勢に物申しているだけのことで取材されましたオーナー様に対してとやかく言うつもりは全くないと言うことをご理解していただきたいのと、(もっとも、パッケージはイラストな上に取材した車両の画像がないので実在する車両なのかどうかは判りませんけど)繰り返しですが、改造する場合、ユーザーが思い思いに弄る人がほとんどでしょうから、そういう方々のためにもう少し選択肢を増やすと言うかおまけパーツを充実して欲しかったところです。

せっかくジャパンでヘッドライトを2種類用意したんですからねえ。フェンダーミラー付かなかったのが痛いけど。

また、キット自体の出来としては、先の2作に比べ気にになる部分が割と見受けられるのが残念なところ。
今回はそのあたりの修正にてこずったこともあり、完成に時間が掛かりました。

いや、流石に展示会に向けての突貫作業ばかりで燃え尽きてましてさらに追い討ちを・・・自分で掛けてど〜すんですか。

キットについて

ローレル、ジャパンの流れを汲んで新規製作されましたこのキット。

キットの内容につきましては相互リンクさせていただいております『HITEQ JUSMINE の偏った日常。』さまで詳しく紹介されておりますのでそちらをご参照していただけるとわかりやすいかと思います。

また、MX41型チェイサーを所有されていますさるオーナー氏のサイトでも詳細にレポートされておりますが、緊急特別企画かつ、期間限定での掲載との事と、無断で紹介、ならびにリンクするのはいささか失礼かと思いますので『MX41チェイサー フジミマークU』で各自検索していただけると見つかるのではないかと・・・(このページ上げたらメールする予定ではいますが、実は怒られやしないかと不安だらけなんですよねえ・・自分の車のホイールのアイディアもあちらの方がすでに実践しているのにも気づかなかったくらいですし)
概要としてはシャーシの構成はローレル/ジャパンとほぼ共通で、ホイールも社外品が2セット(リム幅の違いのためノーマルでは幅の細い前輪用を後輪にも使うため)入っているのがお得なところで前述のようにさる個人所有車両を取材した車両そのままをモデル化しており、車の仕様からお判りかと思いますが往年の街道レーサー系、最近では旧車会系の改造が施された仕様が前提となっており、更に先にリリースされたローレルとは異なって一部純正パーツがキットに含まれていないどころかモールドすらされていない為にそのままではまったくのフルノーマルには組めません。

そのため当店、つまり当サイトで基本ともいえるノーマル、つまりカタログモデルへの逆改造を前提に製作を進めて説明していきたいと思います。

で、肝心のノーマルへの改造において必要になることは車高調整以外で・・・
・ホイール
・ステアリング
・フェンダーミラー(キットにはドアミラーのみ)
・マフラー
以上の部分の変更が必要なだけでなく、ボディや一部パーツに本来あるべきパーツが省かれているがためにそれらを追加しなければならず、そのあたりの修正を含め製作しました。

ボディについて

全くの新規開発によるこのボディ、発売予告にて掲載されました試作品CGのボディをみて思ったことはこれもまたずいぶんノーズが長い・・・。

実際、手持ちのアオシマのHTのボディと並べてみると確かに全体的に長いんですよねえ・・・。
それ以上に気になったのがホイールアーチ形状。

ローレル/ジャパンの前例のとおり小径引っ張りタイヤに合わせてフロントのホイールアーチがやたらと小さくフロント側にいたっては頂上近辺でかなり急なRを描いているという・・・。

上が加工前で下が加工後になります。

そのためシャーシを先に仮組みしホイールのセンター位置を割り出しホイールベース位置関係に気をつけながらホイールアーチ形状を頂点位置をそのままに前後方向に広げるように半丸やすりで大まかに削り、削ったアーチに添う形で0.3ミリのプラ版を短冊状に貼り付け、プラバンに添う形でウェーブの黒い瞬間接着剤を盛り付け、硬化後にプラバンをはがしフレア部分を形成してみました。
ここで気をつけなければならないのはフレア両端、つまり前後の端のほう、ボディ下部分のくぼみのすぐ下の段差部分に高さを合わせる事と、くぼみ部分とフレア部分の段をきちんと整形することです。
このあたりの修正が難しいため、ここは切削製に優れるウェーブの黒い瞬間接着剤を使用した次第です。
本来グランデの場合、ここにメッキのアーチモールが付きますが、完成を優先したことと、表現する良い方法が思い浮かばなかったのもあり、見送りました。
先に述べましたHITEQ JUSMINEさんのブログに参考になる一例が紹介されていますのでそちらが参考になるかと思います。

リアフェンダーにつきましては長くなる事もあって、先に 当ブログ8月27日付けの記事に記載しておりますのでそちらをご覧ください・・・スイマセン、他にも出すネタはあったんですが、そちらについては後日改めてと言うことで・・・。

他に気になった部分では前後のパネルとボンネット/トランクリッド、今後の展開を考慮してのパーツ割なんでしょうけども、ボンネットの合いが悪く、ボディと接触する部分を削って調整する必要があったことも報告いたします。

こうして加工したボディに600#のフィニッシングペーパーを全体にかけ足付け、洗浄して塗装。

ボディカラーは製作時点で資料がなく、前述しましたチェイサーのオーナー氏のサイトに詳細な塗色のデータがあり、その中から『マジェスティ・レッド』をチョイス。
この色にしたのは他に製作したもの、特に最近でいえばローレルと別系統の色にしたかったから・・・なんですけど

初代セリカのLBと系統同じやん・・・しかも2台も。

いや、これでも悩んだんですけれどもね。
グランデ専用(及びチェイサーSGツーリング、及びエクストラ仕様専用)の『エクストラカッパーメタ』はいうに及ばず『ルミナスゴールドメタ』にも惹かれましたけどローレルと被るし、ホワイトやシルバーならむしろグランデで無く低グレード車でやりたいし、他に前期で記憶にある色が無かったのも合ってのある意味消去法で残ったがこれだったと言う・・・。
GSIクレオスの色の源のマゼンダをベースに微量の色の源のイエローとNo100のマルーン、MrカラーGXのウイノーブラックを混ぜ、No8シルバーを混ぜ、落ち着いた感じのメタリックにしてみました。
当然と言うか定番作業の本塗りの後で、クリアー混色、クリアーとインターバルをおかずに重ね塗りして乾燥させましたのは言うまでもありません。

今回の製作において最大の難関だったのはキットでは省略されていた純正パーツ。
ジャパンとは異なり、サイド、及びリヤのエンブレムこそデカールが入っていましたが、フロントは肝心のセンターバッチすらない上に、サイドモール及びスカートモールが(取材車両が無い仕様だったためか)モールドどころかパーツすらなく、フェンダーミラーが無い上におまけにサイドウインカーも所謂ローレルウインカー・・・
ってトヨタ車に付けるモンなんでしょうか?
と言うわけでこちらも流用やら自作やら・・・

と言うわけでサイドウインカーは適当なサイズの透明パーツより切り出し、フェンダーミラーはアオシマのケンメリより流用。
普通であればアオシマならマークUのものを使うべき、なんでしょうけれども、どうにも形状がねぇ・・・あとステー部分が短いのも気になりますし・・・。
あえてこちらを使ったのは形状を見るにケンメリ純正には思えず、むしろトヨタ純正のタルボ型ミラーに似てると常々思っていたためで、ステー部分を黒く塗って対処。
もっとも本当ならステー形状も修正したほうがいいんでしょうが、今回は時間的に考えてそこまではしませんでした。

そして、サイドのメッキモールはクロームメッキのカッティングシートを短冊状に切り出して張り付け。
なんでカッティングシート?と疑問に思われるかと思いますが、これもまた工程の簡略化をしつつ、ある程度のリアル感が出ればと実験的にやってみた次第。
メタルックやハセガワのミラーフィニッシュだと薄すぎ、かといってプラバンや洋白線を切り出すのも整形に時間がかかる。
それならばある程度の厚みがあるシートから切り出したほうが早いかと言う算段からで、カッティングシートはたまたま別件で使うために買った物のあまりだったからでこれでも薄かったという・・・。
むしろこの場合、肉厚的に考えたら、台所用に使うアルミテープのほうがもっとらしく仕上がったん無いかと・・・。

そして、メッキモールの内側に黒いラインを入れるべく、これまたハセガワのつや消し黒フィニッシュをさらに細くして上下にメッキ部分が均等に残るように貼り付け。

また、ローレルでは問題のあったウインドゥですがこちらもジャパン同様、フロントガラス上部が屈曲しているなどある程度気になるところはありますがかなり良くなっています。
もっとも前後のウインドゥガラス、なんだか奥まって見えるんですけど、こんなに窪んでましたっけ?
それともフラッシュサーフェイス過ぎると言う前2作の意見を反映したつもりなのか・・・
はたまた、昔と同じ様な表現にしたとか?(昔のキット、設計技術的な面からか、窓がボディから窪んで窓枠部分が段差になっていたケースが結構多かった)

そしてガラスと言えば窓枠ですが・・・
サイドの窓枠はやたらと細いくせに塗り分け細かく、しかも塗る幅まで細くて・・・

塗れるかこんなもん!!

しかもリアにいたっては窓枠のモールドすらないし

どないせえっちゅうねん!!

と言うわけで塗るのをあきらめ貼ってみました。
サイドの窓枠部分、一番内側、つまり窓に面する部分がシルバー、つまりここもメッキなワケで、先ほど説明したカッティングシートの短冊を窓の内側部分に貼り付けて対処。
でもやっぱりカッティングシートでも厚みが足りなかったみたいで・・。

それともう一つ、リアの三角窓の支柱部分、黒い部分ですがここもやたらと細くておまけに折りやすいんでとっとと削除、幅を厚めに短冊状に切った黒いプラバン貼って誤魔化しました。

また、画像は無いですがリアの窓枠はミラーフィニッシュを張り込んでボディの形状に合わせるように切手対処。ガイドラインが無く、フリーハンドにならざるをえず、ここも神経使いました。

フロント周りの台最大の問題点はやっぱりセンターに付くエンブレム。
せっかくメッキと黒い部分で分けてもこれが無いのはなあ・・・。
そのため、今回はアオシマのキット、それもチェイサーのものを助手席側に付く『EFI』のエンブレムごと切り出して移植。
もっとも赤なのは通常モデルでグランデの場合、此処は白地に金のマークだそうな上にマークの下側に『GRANDE』の文字が入ります・・・が、

書けるかこんなもん!!

また、説明書ではヘッドライトとグリル間のランプはクリアオレンジでの塗装指定ですが実際には透明なままですので参考まで。



リアセクションはテールランプ、それもバックランプが付く一番下の段の塗り分けが難しく、今回は裏面の中央部分が窪んでいるのを利用しまずふちの部分だけを塗って、乾燥後内側のバックランプ部分を残すように塗ってみました。左右位置を間違えないように気をつけないと私みたいにせっかく塗ったものをはがす羽目になります。

そして本来センターガーニッシュ上部分に『TOYOPET』の文字が入るはずなんですがなぜか無い・・・
流石にここはデカールを自作するより無く今回はあえて見送り。
また『Grande』エンブレムの反対側のパネル部分に『TTC−C』のエンブレムが付くはずだと思ったんですけど、これ、51年規制のもののみのような気がしますけど・・・
もっとも、流用できるとしたらアオシマのセリカLBのエッチングパーツのみですので此処も見送りました。


そして外装でどうしても気になったのがバンパー。
グランデの場合、オーバーライダー(カツオ節みたいに左右に付く部分の部分)が付いていますけど・・・
この後のバリエーション展開考えるんなら、ここは別部品にしたほうが金型のコスト抑えれたと思うんですが。
せっかくサイドモール無いんですから、そこからグレード展開だって出来るわけですし。(まあ、エンブレムもグランデの場合専用なのでそのあたりのフォローも必要になりますが)
それと共にゴムのモール部分を別パーツにしたのはいいんですが、此処は白ではなく黒整形にして欲しかった部分。
こういう細い部分はランナーに付いた状態で塗るため切り離したゲート部分が所々見え、その部分の修正が結構手間な上に綺麗にいかないケースが多いんですよねえ・・・。

内装について

キットの内装はローレル/ジャパンと同様にリアシートとドア内張りが一体整形によるいわゆるバスタブ式。

毎度言ってるけど、どうしてこういう手抜きをするんだろうか。
これだとどうしても内装部品にしわ寄せが来てしまう上に塗り分けも割りとやり辛いし。
ただ、ジャパンに比べシート形状が幾分ましになったのはいいのですが・・・
あと、前席足元の位置がやたらと手前過ぎて室内覗くとペダルが見えるのはどうなのかと。

相変わらず社外品しかないステアリングも流用加工。
今回は骨格が似ているアオシマのケンメリ用のものを加工してスポーク部分の肉厚を増やし、センターの木目パッドとホーンボタンを適当な色のデカールを切り出して貼り付けましたがいかがでしょう?
LSのマークUHTのものが一番形状がいいんですが入手困難ですからねえ・・・。

内装色は赤のボディカラーと言うことで赤系統の色にしたんですが・・・

前期型にはそもそも赤の内装色は設定がなかったという・・・orz(←バカ!!)

いや、製作する前段階で先述のチェイサーのオーナーさまのサイトで前もって確認したはずなのに、何でこうなっちゃったのかと言えば、まあ、仕事の忙しさに忙殺されてテンパッっていたせい・・・でしょうかねぇ。

モケット調になるよう、エアブラシで濃度や圧力調整しながら質感出すように塗ったのに・・・
で、塗装ですが全体をNo81あずき色(現在廃盤ですが在庫で持っていた)をベースにマルーンや赤を調合して全体を吹いてシート部分のみ、その色に白とフラットベース滑らかを混ぜ、塗ってみました。
どのように塗ったのかというとなかなか説明しにくい部分がありますが、シンナーの割合を多くし、ブラシを絞り気味(塗料の吐出量を抑え)に、なおかつ遠めに吹いてみました。
ただ、これも塗装環境で変わってくる部分が多いのでこれでも説明不足な感は否めず、各自で挑戦してくださいとしかいえないのが申し訳ない限りです。

シャーシについて

基本的にローレル/ジャパンと同じ体制で、先の2作で問題になった、ストラットがシャーシに入らない症状はなく、基本問題は無いでしょう。

相変わらず車高が低いことを除けば。

今回はホイールをLS(現マイクロエース)の2代目セリカクーペ用トヨタ純正アルミを使用しなおかつ車高を2〜3ミリほど上げました。

本音を言えば、むしろこちらもLSのマークUHTのホイールカバーつきのほうが雰囲気的にはよかったんですが例によって入手困難ですしねえ・・・。

ただ、このアルミも前期型からオプションで設定はありましたしさほど似合わなくはないですからねえ・・・。

また、同じ純正アルミと言う点ではアオシマのものもありますがあちらはリム部分がやたらと肉厚に見えるので・・・


で、このホイール、前輪と後輪でシャフトの入る部分の長さが異なり、長い後輪用の軸受け部分をリムン高さに合わせて切断しました。

こうしたのは長すぎると車体からはみ出すと言う理由ももちろんありますけれど、今回必要としたのはむしろこの切断した軸受けの余り部分。

こんなゴミ使い道あんの?と思うでしょ?
もちろん無きゃこんな事言いません♪


で、その使い道はフロント側のスペーサー。
シャーシにつく側を若干削る必要がありますが、ストラットの刺さる穴部分に接着して高さを稼ぐわけです。

もちろん、高くなった分、ロアアーム側の厚みを削って調整する必要ありますが先の2作と同じですので此処での説明は省略いたします。


そして本来フロント側に使うスペーさーB1,B2をリアサスペンションのB15とB24のそれぞれアームの接合部分、ピンセットで示している部分にかましてリアサスも高さを上げています。

説明が飛びますがホイールの軸部分が収まるように、4輪共にブレーキ部分中央の出っ張りを軸が入る分の内径を削って、なおかつフロントは裏からリベットが入るよう、後ろには2ミリのプラ棒を植え込んでそれぞれホイールが装着できるように加工しております。


ちなみに足回りに関しては他にもまだ加工した部分はありますがそちらに関しては先の2作に重複する部分もありますし、別口で紹介できれば、と思っています。

まとめと言う名の戯言

今回もまたローレルやジャパン同様・・・いや、それ以上に散々難儀いたしました。
そして、今回製作して思ったことはといえば・・・

なんか、だんだんノーマルに作りづらくなってると思うのは気のせいか?!

まぁ、ローレルやジャパンに比べ、1ページ構成、かつさほど画像つかいませんでしたが完成してから文章纏めるほうに1週間近くかかりましたわ・・・
今まで書いた中で一番難儀したんでなかろうか。それでもいいたかった部分は山ほどあるけど、もう文章書くだけ気力ないです。

納得のいく仕上がりにしたいのであればボディの装飾部品の自作にそれ相応に加工が必要なのが痛いところで、フルノーマルにするのにはそれ相応の技術がないと作れないのがなんとも・・・。
そのためかなり頭をひねりましたが、それとて参考になるのかと言われるとお勧めできるほどでも無く・・・。

今回の製作に当たっては極力特殊な技法や機械を使わないでどこまでやれるのか、そこをテーマにしていまして、だからこそデカールの自作や難しい作業を行わずにどこまで出来たのか、考えうる限りのことはしたつもりです。
どのように作るもそれは作る側の自由なわけなんですけれども、かといって他の方が出来ないことやって自慢したところでそれじゃあ、ぶっちゃけこうして説明する意味がないどころかただ単に反感買うだけで、文章を書く意味すらなくなってしまうだけに、というか人柱になった意味すらないという本末転倒な結果にしかならないですし、私と同じようにノーマルに造りたい方々の為のある程度の指針になれば、と思ってやっただけに参考になっていただけるかが果てしなく不安だったりします。

繰り返しですがノーマルを希望する声もあるでしょうし、(と言うか私の周りでも結構そういう意見あります)こういう改造車だって人それぞれに改造スタンスがあるため、選択肢の極端に少ないキットお仕着せでしか作れない画一的なままだと消費者に飽きられるのも早いと思いますし、これからどう展開するのかがさらに不安になったと言うのが今回製作して抱いた偽らざる気持ちです。

最もチェイサー間違いなく出ると思いますし、HTや後期型だって出せるわけですし、多少高くなったとしてもパーツ追加と言う形になるでしょうけれど、今後の展開でノーマルにも作れるようにしていただきたいのが個人的な思いです。

それデ、多分またケンメリ云々言うんだろと思うでしょうけれど・・・この際だから私は言いたい。

この展開だったらケンメリの標準車出さんでええわ!!

いや、この分だと純正グリルつけずにGT-Rグリルか釣り目ライトにローレルグリル、ワンテールで出しそうにしか思えないし。
それはそれでありだと思いますけど♪

(掲載日2011年9月11日)

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