NISSAN PULSAR MILANO X1 TURBO(1984-1986 E-HN12)
日産パルサー ミラノX1ターボ スズキ(旧オオタキ)1/24改造1/24

NISSAN PULSAR MILANO X1 TURBO (1984-1986 E-HN12)

大変長らくお待たせいたしました♪
当店特約代理店(つまり相互リンク)『What Me Wolly?』のきよみさんの今年のHMEレポートに掲載されてはや数ヶ月、なんだかんだで忙しくな有様でしたが何とか形になった上に『オートモデラーの集いin名古屋2011』に出品いたしましたので掲載いたします。
出展代行をしていただきました有楽町マリオンのからくり時計さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。
とまあ、オフラインの展示がメインで(←それは普通です)サイトに上げるペースががた落ちな状況、しかもここ最近のフジミの族車ラッシュ(←マテや)の改造戻しばかりでもう疲れました・・・人生に(←疲れるほどの人生か?)
まあ、あとチェイサーとジャパン後期が残っていますけど、ジャパンはともかく、チェイサーのほうがなあ・・・(グリルをどうするかが最大の問題点)そちらは今しばらくお待ち願えれば幸いです。

とはいえ、ウチのもう一つの売りであるはずのおバカな改造ネタ、ネタがネタなだけにここしばらく出すに出せなかっただけに今回は気合入れまくりました。

普通に作らないのがウチの最大の売りなだけにここは期待にこたえないといけません♪(←誰も期待しとらん)

実はこのクルマを作ろうと考えていたのはもう小学生時分からでEXAをベースに出来るだろうと考えてはいたんですけど、当然ながらそんな知識も技術もあるわきゃなく、気が付くとすでにEXAのキットですら入手困難で、出来が良かったオオタキの方にいたっては廃業で入手困難な上にコンバーチブルに変わってしまったし・・・
逆にベースによくね?
そう思いついたのはつい最近。

しかもキット自体は、以前当サイトをご覧になられた静岡のW氏という方からもう作らないからと譲って頂いた中にコンバーチブルとオオタキのクーペのキットがあるもののせっかく譲ってくださいましたキットをベースにするのも忍びなく・・・
と思っていたら他にもう1個持っていたという・・・。

記憶力大丈夫か?わたしゃ・・・

譲っていただきましたW氏のことをいずれ何かしらの形で掲載できればと思っている一方手を掛けている頂きました品、どれもこれも納得行く形に作っている最中でいまだ1台も掲載できず・・・

何かしら完成した暁にW氏のことも掲載したいと思います。

閑話休題。

そんな手元にあった発掘したほうのキットを元に製作しようとググッて見たら・・・

マイナーすぎて参考になりそうな画像ないし・・・

そんなマヌケな有様でしたけど、青森の旧車イベント(クラシックカーミーティングinこみせ)にてカタログゲット!!
即製作に入ったのはいうまでもありません。
そんな無駄にカラ回り気味になりつつも製作、それでも今まで作った改造ネタにしては割りと速いペースで出来たんでないかと。

キットについて

このキット自体のベースになったEXAは新車当時、オオタキとイマイの2社からリリースされました。

今井のほうは同社廃業後、アオシマに金型が移管して現在も入手が容易な反面、オオタキは同じく廃業の後、スズキと言うメーカーによってコンバーチブルに改修されて販売してフェードアウトしていますが、実際の生産はナガノが行っており、現在金型がどうなっているのかは全く持って不明なため、再販はまず望めない状況かと思いますが、流通量はかなりあったようで、なおかつ実車の人気も現在ではあまり高くない事もあって入手自体はさほど難しい事はないと思います。。

2社比較に関してはあえてこの場では書きません(と言うかただでさえ文章量がとんでもなくなりそう)があえてこのコンバーチブルを選択したのはどの道屋根周りを加工するなら既存部分の延長より一枚のパネルで作ったほうが早く仕上がりも綺麗だろうと言う判断とキット付属の純正ホイールカバー、ミラノXI用と全く同じものだからと言う単純な理由からです。

そんな経緯はさておいて、今回は最上級バージョンのミラノXI ターボとして製作しました。

ただ、改造内容に関しての画像、一部消失してしまったのか、見つからないため、ダイジェスト的な形で簡単な説明に留めさせていただく事、ご了承願います。
また宿題が増える・・・

ボディについて

既に20年近く前のキットと言う技術的な事もあって、各部にへこみ、と言うか引けが見受けられましたのでウェーブの黒い瞬間接着剤でパテ埋めしながら修正しつつ、EXAからミラノXI平たく言えばハッチバックへの改修しなきゃならないんですから、まずこの2車の違いがどうなのか、その辺りを大雑把に言うと・・・

・ノッチバッククーペとハッチバックの違い、つまり屋根とその後ろ
・フロント回り、リトラクタブルタイトと固定ライト
・前後バンパー

この3点に尽きるわけで、他にも細かいところがありますけど大まかなところではそうなりますか。

幸いコンバーチブルはフロントウインドゥ回りとセンターピラー部分しか屋根がなくトランクリッドを切除して屋根から後ろのピラーを作り変えれば済む話になりますか。

ウインドゥフレーム前端から後ろまでを1.5ミリプラバンからパネルを切り出して、サンルーフを開口。(今回製作のターボとインジェクション車に標準装備)
ロールバーの屋根の部分を切除した切断面に合わせる形で接着、そして後ろのピラーを1.2ミリプラバンで左右につけています。

そしてフロント周りは、カタログ掲載の2面図を見た限り、ボンネット上面の寸法に違いはなく、ライト部分に連なっている前面部をすっぱり切除、つまりボンネットの折れ曲がっている面、及びライトカバーの位置で切れば済む話で、その開いた部分にグリルとライトを仕込めばすむ話。
そしてバンパーも形状の違いだけなんだかたちを作り変えれば済む・・・そう思った時期が私にありました。
何言うとるかと言えば実はバンパーの位置が違ってて、それに気づいたのが本塗装を終えてからの話・・・グリルもライトも作ったのにこれで一からやり直しですわ。もうせっかく本塗りまで言ったと言うのに・・・。

いや、加工段階からなんか気にはなっていたんですけど、どうもそれがわからず、色塗ってカタログと見比べてず〜っとにらめっこしててようやく気づいた始末。

あやうくフローリアンの時の2の舞になるとこでした。

フロント周りは先に説明しました通り、グリル、バンパーを自作し、ヘッドライトをサイドレンズ共々タミヤの初代レパードより流用(標準モデルとTR-X2種類ありますが双方のキットに両方のライトが入ってて、TR-Xのキットの不用品となる標準モデル用を流用)、加工の上取り付けました。この辺りもまた長くなりますので機会を改めてご紹介いたします。

リヤ周りはバンパー以外基本は同じなんですけれどテールランプの寸法は同じながら意匠が変わっていますので・・・
塗り分けるのはもとより、スリットを彫って下に付くモールを追加、ウェーブの黒い瞬間接着剤を盛って加工しております。


そしてミラノX1の最大の特徴とも言えるリアスポイラー。
これは数種類のプラバンを貼り合せて製作しております。

ボディカラーは、特別塗装色のイエローツートンをチョイス。
GSIクレオスのGXカラーのキアライエローを使用。下の部分はウイノーブラック。

最近、こればっかり使っています。いや隠ぺい力が強いのがねぇ♪

今回は2トーンでソリッドなおかつデカール貼ってコートする事前提な為、いつもやってるスーパークリアーを半分に割った色を吹き、そしてクリアーの上塗りを(乾燥のインターバルを置かずに一気に)したりはせず、デカールまで貼った後で最後にクリアー掛けています。

で、今回のデカール作成において問題になったのはグリーンの部分。
アルプスのプリンターでこの色出そうとすれば縞模様になるか色が合わない事を承知で重ね印刷するか、になるかと思いますが今回はまったく別の方法で行いました。
それはアルプス用と同形状のワープロ用インクリボンを使用。
ただし、実際には形状が全く同一、でなかったため分解して空きカートリッジにリボンを移植して、になりましたが・・・。

内装について

ベースになったEXAとミラノXI,実は共通なのはインパネだけで他は全然別物だったりします。

そのためシートとドア内張りは作り変えなければなりませんけれど、製作時間的な制約と見た時に気づかれやすい意味でシートのみ変更しました。

芯になりそうな形状のものを探し寸法的、及び骨格的に近いフジミの180SX最終型/シルエイティ用の前席を座面と背面に分離の上、リアシートも同じく上下だけでなく背面も左右に分離した上でセンター部分をプラバンを張って整形。

塗装については今回エナメルのつや消し黒と中央部分がグリーンのつや消し・・・なんですが、どうもエナメル系のつや消しだと発色がぱっとせず、なんだか濁った様な感じになってしまったのが残念なところ。

折を見て仕上げのやり直しかねてラッカー系で塗りなおしますか・・・。

また、リア柄から丸見えになる荷室部分ですが、こちらもトリムの製作に時間がかかるため、ダイソーで販売していた『貼れる布』を使用しました。
これは以前タミヤのシティRに使用したモノと似た品物で、あちらは大型の文具店でなければ入手困難でしたがこちらは容易に入手可能でしたのでご報告兼ねて買って使ってみました。

まとめという名のたわ言

実のところ、こんなにも速いペースで形になるところまで漕ぎ付けるとは思っていなかったのが正直なところです。
何せ、他にもいろいろとややこしくなるまで手を掛けているのもあれば新製品で琴線に触れるものあらばとっとと造ってしまう、そんな節操のない時分に完敗。
いや、もうここまで形にできた事が一番ビックリですわ、わたしゃ。

しかも実質的な制作期間、と言うかスタートしたのは去年8月末、で画像確認していたら、肝心の製作過程のデータが紛失!!
どういう事かというと、今のデジカメ2台目なんですけど同じメーカーな為、同一番号の画像が2種類ありまして画像整理に際して整理ミスから初代で採った画像の番号が今のデジカメで採った番号と同一のものを上書きしてしまったらしく、製作過程のものが古いカメラで撮った画像に上書きされてしまったみたい・・・

せっかく詳細に採った意味無いやんけ!?

いや、ホント、頭痛くなりましたよ。

そのため製作過程の紹介は別の作品にて紹介できれば、と思います。

(掲載日2010年11月20日)

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