1800XC 後期型(C-PA95 1977−1978)
フジミ1/24改造

117クーペの第2段は、角目4灯の後期型。結構こちらが好みの方がいるみたいで・・・
ただ、このキットの場合ハンドメイドよりもリサーチ不足なところがちらほらと・・・。
でもまあ、せっかくこうして出してくれたんですから、ガタガタ言わずに作りましょう。と♪

で、実はこのキット、前日に買ったものだったりします。

え?嘘こけって?
こんなん嘘ついてもしょうがないでしょう。

実は一週間前最初に買った方、またもいじくりすぎて完成間に合わなかったんですから・・・
ま、苦肉の策って奴ですか♪

キットについて

え〜いきなり苦言を言うようで恐縮ですが・・・

『頼むから、きちんとリサーチせんかい!!』

どういうことかというと後期型は1977年から1981年まで存在するんですが、1978年に排気量が2リッター(正確には1949cc)になりスターシリーズとなってトランク部に”☆☆”のマークがはいるのですが、そのデカールがついておらず、またグレードも『XE』『XG』『XC』『XT』の基本4グレード(正確には追加装備などで派生グレードがありますが)あるのにデカールは『XC』のみ。
しかも付属のアルミホイール、これは後期型でも末期で登場したデザインの物。スターシリーズの中期までは別のデザインなんです。
その為、このキットでは後期のアルミを履いた『1800XC』にしか組めないんです。

2005年3月13日管理人追記:もう一つ、サイドとリヤに貼り付け指定されている"DOHC"のデカールも厳密には使用できません。"XC"はSOHCですから。
(DOHCなのは"XE"と"XG"で、本来はこちらにつくエンブレムです。)

こちらのボディはハンドメイドと基本的に同一ですが、リアのサイドリフレクターの穴がきちんと開口されてるのに良心を感じました。(てっきりデカールで処理するかと思ってましたんで)

で、ハンドメイドの方では基本的な特徴は掴んでおられるかと書きました。
で、実はあれから資料探しまして、いろいろと気になるところもわかりました。

けどそれは今は置いときます。その対策をしたものももう少しで完成しますゆえ。

とにかく、ストレートに製作するということで説明します。

ボディについて

ハンドメイドと同じなので基本的なところは省略。

また、メッキの方ランナーをこすってみてもメッキがはげないので改善されたようです。

最も、念のためメッキパーツ全て、クリアーを最初にかけましたが。



またまた話が前後しましたが、ハンドメイド同様にボディの表面がまるでステンレスのヘアライン仕上のごとく一方向に縦傷が入っているため傷の方向から直角に600番のペーパーを当て、フロントフェンダー上面部のみ有るパーティングラインを同時に消しました。

バリエーション展開の為、前後エプロン部が別パーツなんですが、こちらは実車も別パネルですので繋ぎ目を消す必要はありませんでした。

・・・で、またやってくれました。
このキットの欠点ですがこの後期型の場合、中期型と共通の為にリヤパネルのバンパー取り付け穴をあける必要があるのですがまたしても説明書にはその記載が無い・・・
裏側から見て、長方形の窪みが4ヶ所あり、内側の2箇所を開口する必要があります。

また、こちらもハンドメイド同様、フロントエプロンをつける際、フロントグリルを嵌めた状態で行わないと後でグリルが収まらなかったり、隙間が出る恐れもありますゆえ、ご注意をば・・・。



ボディカラーはアクアブルー。こちらは設定があった色でございます。但し極一時期のみ採用されていた色なんですが。
資料を探してネットを探していた時に見つけた色でいい色だったので塗りました。

で、レイトンブルーそっくりな色ですが調色した色ではありません。レイトンブルーでもありません。グンゼ産業MrカラーNo88青22号(ターコイズ)でございます。因みに買いに言っても無いです。とっくの昔に廃盤ですんで。で、普段はソリッドカラーにはかけないんですが研磨時に下地が出てくるのを避ける為に今回はNo158スーパークリアII吹きました。

2005年3月13日管理人追記:このアクアブルー、その後の調べで、1979年の一年間のみ、"XT"と"XC"に設定されていたことが判りました。その為、正式な1800XCとならない事(あるいは全塗装された車両となるということ)事をお詫びいたします。

シャーシーについて

基本的にハンドメイドと同じなのでそちらをご覧下さいませ。まあ、気になるところが有るには有りますが・・・。
で、マフラーのパイプの穴を開口した以外特に手を加えませんでした。ただ、パイプ位置がやたらと上向きなので、せめて本体の取り付け位置を下げるべきだったと思いますが・・・。

また、ホイールですがこちらも出来は結構よく、サイズもきちんと13インチ・・・で、こちらもメッキの質が良くないんです。メッキを剥がして塗りなおすべきでした・・・

で、例によって、このキットも付属のタイヤはベレットと同じもの・・・。

とにかく、合うタイヤを探したんですが、これもまたなかなか見つからない。手持ちがつきましたんで田宮のアルピーヌA110用ミシュランXASを仮に使いました。

なお、シャーシ全体の塗装はマフラー以外塗っていません。(手抜きもいいとこだぁねぇ・・・)

内装について

こちらに関してはインパネの上部に目立つ引けがあるのが残念な所。おまけにデフロスターのモールドが薄すぎて消えかかっているのもですが・・・
また、塗装はGCIクレオスNo7ブラウンで、シートはNo44タン。木目のステアリング、シフトノブはNo7茶にNo46クリアオレンジを重ね塗りしましたけどまたしても上手くいかなかった・・・。メーターパネルとセンターコンソール内側はNo2ブラックです。

・・・で、またこれもシートの裏側、プラ板で窪みを塞ぐのを忘れてました。


外装について

フロントパネルが専用な為、バンパー取り付け穴は開口されてます。またライトですがレンズカットのモールドが薄いものの、完成してみると違和感がないのが良いですねぇ。

フロントグリルはセミグロスブラックのパー吹きで仕上ました。
こちらはセンターのエンブレムをデカール処理して正解ですねぇ。因みに、フェンダーミラーはボディと同色です。
あと、細かい所でちらほらと有りますがそれはまた後日・・・

バンパーがメッキなのは、嬉しい限りですが、ゲートが見えるところが困りもの。結構目立つ上にメッキな為、タッチアップも・・・ねぇ。


 リヤセクションについてはテールランプハウジング、ハンドメイドとの共通化のための弊害が出ています。外周部の形状が逆台形になっているんです。

気になるといえば気になりますが・・・

まあ、きちんとレンズを塗っておけば問題無いですが、
説明書の指示が赤一色ってのはどうよ?!
勿論塗り分けは必要です。画像を参照して下さいませ。

また、いすゞのマークも本来は銀でなく、赤が正解なんですけどねぇ・・・


後はハンドメイドと基本的に同じなので、そちらを作った方なら問題無いでしょう。

まとめ

とりあえず、本来は加工後のものと比較のためにと、今回も様子を見るためと、例によって勢いで作った為、手の込んだ事はあえてしませんでしたが結構いい雰囲気に仕上がったと思います。

ただ、気になるところがあるのもまた事実。本来先に完成させるはずだった方が塗装時のトラブルで後回しにせざるを得ず、こちらを優先する結果となりましたが・・・

『良くまあ二日間で作ったもんだわ』

・・・と我ながら呆れてます。

ま、出来はそれなりでしかないですけどねぇ。・・・

(掲載日2005年2月28日、2005年3月13日一部文章追記))

 

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