プリンススカイライン 2000GT-B(S54B-2 )
フジミ1/24

まず、最初に、完成させておきながら、文章の掲載が大幅に遅くなりましたことをお詫びいたします。

真面目な話し、シャレにならないくらい忙しく、(もっとも、売りあげ少ないから、給料に反映しなかったんですが)キーボード叩いてる気力も尽き果ててましたから。

まぁ、製作するに当たって問題となる所こそ無かったですから急いで文章纏める必要性も感じなかったというのもあるのですが・・・。

レジンキットでのリリースがあったため、インジェクションキットとしてのリリースは望み薄と思っており、正直な話、予想だにできなかったというのが本音です。
しかも、アナウンスから、発売まで延期がかかったために、懐疑的だったのもありますが。

それでなくてもここ最近、新車がメインで旧車のリリースがなしだったせいと、昨年から、リリースすると公言していたものが一向に出てこないせいもあって、このキットもリリースされるのかどうかはっきり言って信用できませんでしたからねぇ・・・。

まったく・・・

ええかげんに・・・・・

『とっととケンメリだせぇぇぇぇ!!』

あ〜すっきりした♪(←ちょっとマテ!!)

とまぁ、論点のズレまくった私情を挟むのはこのへんにして実際、製作時点でとっとと完成させたろと息巻いたものの、予想だにしないアクシデントに遭い、とんだロスタイムとなり、それを巻き返そうとまたしても無謀なことをしでかして風邪でぶっ倒れると言う毎度学習能力ない以前にそんなモンを望むこと自体間違ってるこのダメ人間・・・

何やったかって?
ただでさえ気温低いのに更に冷え込む夜に窓開け放って色塗りまくってましたが、何か?(←救いようなし)

いや〜乾燥機あるとかぶらなくっていいですわ。(←そういう問題じゃねぇ!!)

ご閲覧の皆様はこのような馬鹿は真似なさらぬ様・・・(←そんな人はいらっしゃらないとは思いますが・・・。)

キットについて

最新作だけあって、どこも問題ないかとも思えるんですが、ボディ形状、それも肝心なところが気になるんですよねぇ・・・
どこかと言うと正面、及び真後ろから見ると良く分かるんですが、キャビン側面左右とも地面から垂直なんですよねぇ・・・
いくら昔の車(約半世紀前)とは言えど、普通なら若干は屋根につれて上すぼまりで傾斜していくはずなんですけど、パッケージ側面の実車写真ではちゃんと角度付いてるし・・・
その所為か上の画像見て頂いて判る様に斜め前、7:3の割合のカットで画像を撮るとフロントピラーがやたらと倒れて見えるんですけど。
それを修正するのはかなり困難な作業となるだけに(角度をつけるには、屋根の寸法をつめるより無い)、また、気にならないといえば気にならない、かとも思えるんですが・・・

後、同社の117クーペと同様、メッキパーツのメッキが弱いので、クリアコートを事前に行なう必要があります。

後は、タイヤなんですけど・・・・言うまでも無いでしょう。というか言うだけ無駄かと思うと虚しくなってきた・・・。
台所事情という理由もあるでしょうし。

ボディについて

実車を見る機会がほとんど無い所為もありますけど、先ほど述べたように、正面、及び真後ろから見てキャビン部の左右の角度が垂直なこと以外気になる所は無く、また、パーティングラインもリヤピラーからトランクにかけての所以外はうまく処理しており、レベルの高さに驚く次第・・・。
しかも、メッキモールをきちんと別パーツ化すると共に、右側だけ接着面に段差を設けることによって、左右を間違えず、ランナーから切り取る部分が下に来るようにしている親切な設計。
そしてそれに気づかずに、左側のモール(前のドアの部分)を無理やり右につけようと鑢で削って修正したバカがここに・・・
皆様、お気をつけのほどを・・・って説明書きちんと読んでれば普通は気づくか。

まぁ、このモールも、実車は中央部が梨時になってるんですが流石に其処までは気がまわらなかったようで・・・ですが、勿論、このままでも十分実感ありますので、気にはならないですが。

ボディカラーは赤にしました。GSIクレオスのNo68モンザレッドとNo158スーパーイタリアンレッドを約半分ずつ混ぜたものを元にNo79シャインレッドで明るさを調整しました。
実を言うと元々は赤では無く、No100のマルーンにするはず、というかその色を塗ったんですが吹いてるそばからやたらとハジキまくり、急いで薄め液で色を剥がし、再度挑戦しても、元の木阿弥・・・
しかも、原因は作業工程のミスや塗料の材質云々の問題ではなく、実は全く予期せぬ人為的なものが原因でした。
その理由は、昨日、家の人、油モノの調理をしてたさい、何を間違えたのか、換気を十分にしなかったせいで空気中に油が浮遊していたのが直接の原因。
・・・・・どうりで家の中、やたらと脂っ濃かったわけだ。
こうなってしまってはどうにもならず、ブレーキフルードの一夜漬け。
とはいっても乾燥前だったので実際は一時間くらいで剥がれてきたため、粗方フルードを剥がれて来た塗膜共々ティッシュで拭い取り、風呂につかりながら使い古しの歯ブラシでこそぎ落としましたよ。

まったく・・・もう少し常識弁えろ!!
(↑夜中にプラモデルに色塗るほうが非常識だっつーの!!)

で、結局マルーンが在庫切れとなり、赤に塗りなおしたわけなんですが、この車、白と赤と銀、それと白/赤のツートーン位しか記憶に無いんですけど、果たして何色存在してたんでしょうか・・・?
で、なんで白系等にしなかったかというと内装を黒系にしたかったから。その理由は内装編にて説明いたします。

シャーシーについて

最近のフジミの例に漏れず各部が実車と同じ構成で、車高も適正、且つ他のキットで見受けられるタイヤの取り付け部のガタもでないですし、そちらは問題ないんですが・・・

シャーシ板とボディの、特に後ろ側のクリアランスが余りにもタイトすぎ、ボディをよほど広げないと入らない、と言うよりも広げようとして塗装はもとより、ボディそのものが割れそうなのが怖いので、
タイヤハウスから後ろの端の部分をを2〜3ミリほど切り取りました。
画像左側がギザギザになっているのでお分かり頂けるかと・・・(もう少し綺麗に処理しろと怒られそうですが)

今回も、シャーシ本体はセミグロスブラックをパー吹きしただけ。
・・・ですがそれだけだと味気ないんでマフラーとトランスミッションの所にはシルバーを、後ろのpショックアブソーバーを赤く色さししておきました。

ちなみに、フロントの足回り、実は実車と構成が違っているんですが
(実車がダブルウイッシュボーンに対してキットはストラット式)
見えないところですし、いすゞの2台も同じ事なんで気にすることも無いかと・・・

足回り自作するのも手間かかりすぎですし。


しかし、例によって例のごとく、このキットも付属のタイヤは同社の初代ゴルフ用で日東時代のものなんですけど、もう言うまでもないですね。

今回はバイアスタイヤということで田宮のロータススーパー7用。

ちなみにホイール自体はクリアコートの上、スミ入れをしております。

下手に頭悩ますよりもハブ変換キット使って4穴にしたとこじつけて、好きなものをつけたほうがいいです。ただ、幅の太いタイヤは入りませんのでご注意をば。

内装について

さて、内装の色についてなんですが、説明書では黒基調で、内張りの一部がボディ色の白(若干黄色を混色)の指示になっておりますが、私が見た限りでは白と白/赤の車の場合、内装が赤のものが多く、その場合、生計色が黒なので当然下に白、またはサーフェイサーを塗らなければならず、手間も時間もかかるので、黒内装となる赤系のボディ色にしたわけなんですが、どうもグレーの内装も存在してたみたい・・・
とりあえず、床とボディ色指示の内張り部分をグレーとしました。

判んないもん一々悩んでても始まらないですし、割り切っていかないと完成しませんから。


外装について

とにかくメッキパーツの多い車で、グリルはすみ入れをきちんと行なうことと、ヘッドライトを接着する際レンズを汚さないように気をつけることが注意点で、こういうレンズ類は私は木工ボンドを用いてます。クリアボンドを使うのが主流みたいですが、やたらと糸をひくのと、あと意外に思われそうですが透明のプラスチックだけは侵す性質があり(昔それで失敗した経験あり)どうにもいいイメージないんです。レンズといえば、ウインカーレンズは失敗。付ける前にメタルックなどのアルミ箔を張っておくべきでした。(実車も透明レンズなんですがボディーカラーの赤がモロに・・・)

クリアボンドはメッキパーツの接着、特にワイパーやミラーのステーと鏡面の接合部など、面積が小さく、尚且つ柔軟性が必要な部分(特にミラー)で真価を発揮します。

リヤの場合、テールレンズの外周と三本にのびるメッキトリムが困りモノ。ここはどういうわけか凹モールドで、アルミ箔なんて貼れる訳も無く、塗装したものの、うまく溝に載らず、というかはみ出しまくって、結局、乾いてからペーパーで削るという手間がかかることをする羽目に・・・
しかも、このテールランプ、寸法が間違ってて、そのままだとやたらと出っ張りすぎ、これも削って寸法を調整いたしました。

あと、リアパネルのメッキモールが付いているのはいいんですが、トランク先端にも付いてたような・・・忘れてましたけどね。


モールといえばサイドを走るメッキモール、これは冒頭手も伸べましたように左右間違わない親切設計。ランナーから切る際折らないよう、気をつけるのはいうまでもないでしょう。

ただ、これだけメッキてんこ盛りなのにアンテナだけがメッキパーツでないのはどういうことか・・・
気に入らなきゃ自作しろってことですか?

それと、説明書にミスが一つありますんでご注意をば。ボンネット上のウオッシャーノズル(パーツNo C-11)、図では外からとなっておりますがこれは内側からです。
外から付けるとデンと丸い物体が鎮座します。
せっかくいい形状に再現しているんですから、こういった単純なミスは気をつけて頂きたい所です。

最後に、ウインドウがボディと隙間が出てくるのが実に残念です。ここは修正が難しいところ。どうしてもやると仰るならば、キャビンの修正と共に行なったほうがいいでしょう。

かなり困難を極める作業ではありますが。(わたしゃいずれやるつもりですけども)

まとめ

どうしても気になる所が出てくる物の、それさえ気にしなければ、かなり良い出来なのは間違いないです。作り辛い所も慣れてしまえば、さほどでもないかと思いますし。

とにかく、こうして出してくださったのは何事にも耐え難い喜びなんですから。

というわけで・・・

『とっととケンメリだせぇぇぇぇ!!』

あ〜すっきりした♪(←エエカゲンにせぇ!!)

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