BMW-M1 (E-26 1978−1981)
2004年オートモデラーの集いin名古屋出品作品
エッシー・グンゼ産業1/24再改造
こちらは、先日のHMEに出品した作品を改修した物です。
今回、『カープラネット』メンバーであり、当店提携先(つまり相互リンク)の『GARAGE KAD』管理人、KADさんのご好意でオートモデラーの集いin名古屋に出品して頂ける運びとなったので改修を加えました。
HMEには間に合わせた物の、どうにも納得いく完成度ではなかった為なんですが、限られた時間しかないと言うのに、再塗装を含め、ボディにまたも手を加えると言う、相変わらずドツボにはまり、再び頭を抱える羽目に・・・(←単に学習能力無いだけって、同じこと自分で言ってりゃ救い様無いわ・・・・)
改修過程について
今回は、当初の予定であった白に塗りなおし、時間の都合で出来なかった部分やらリサーチミスやらを時間の許す限り、見える範囲を優先して改修する為に、まず、ボディパーツを全て取り外し、最後に塗った赤のパー吹き塗装を、400番のペーパーで地道に削り落とし赤い部分を落として、GSIクレオスNo1ホワイトを吹いて、600番から1000番まで、ペーパーを当てつつ、白を重ね吹き。
今回、塗装を剥離しなかったのは、サーフェイサーやらベースホワイトやら重ね吹きしつつ、ペーパーによる下地処理を行い、その上にまた吹いて研いで、と手間がかなり掛かっており、剥離するとまた最初からやり直しになり、到底間に合わないためです。本来ならそこで、再塗装して終わりになるはずなんですけど、
と、ヤスリ片手にいじり倒している自分がいました。今でも充分若かった・・・(馬鹿はどうにも治らんな、こりゃ・・・)
実を言うと、未だいくつか気になる所、あったもので・・・。
その為、またもいらん手間を掛ける羽目に・・・で、再び苦難の日々が始まった・・・と。
実を言うと、ボディの整形が大方終わった時点で、実車を見る機会に恵まれまして、(2004年7月に函館ーニセコ間で行われた4thトロフェオ・タッツィオ・ヌボラーリ・ラン)そのとき、実車をつぶさに拝見しつつ写真を取らせて頂きつつ、その資料を見ながら、再度、手を加える訳なんですが、今回、手を加えた部分は・・・
@屋根のゆがみが完全に取れなくフロントガラス上端が曲がっていたとりあえず上記した部分を修正するわけなんですが、それだけに飽き足らず、またも懲りずに左右ドアを切り離してる始末・・・
どうせ、再度大幅な加工をするわけですし、少しくらい追加した所で対して変わんないだろうし、今回は、HMEとは違って、カーモデラーの皆様がお集まりになる晴れ舞台。どうせならインパクトがあるほうがよかろうかと♪
・・・と言いつつも、実際、良く間に合わせたもんだと我ながら呆れてたりするんですが・・・ほんと、よくやるわ。
例によって、虫ピンの柄を用いた自作ヒンジを使っているんですが取り付けたのが、配送予定の前日で、しかも、サッシ付きドアは今回二度目とは言えど、前回のアコードと違いキットのものをそのまま使ったんですが調整が上手くいかず、締めた時の収まり具合に不満が有る物の、流石に時間がないんで今回はこの状態でお送りしますっ!!
@まず、フロントガラス部なんですが、
ウインドウモール部を当初、画像のように筋彫りしたんですがどうにもしっくり来ず、上の部分のモールドは勿論(屋根のゆがみのせいも有り)左右のピラーの太さも何だか不均等・・・
その為、このあと0.5ミリのプラ板を1ミリの帯状に切った物をウインドウの左右と上に貼り、下のモールドの部分に繋ぎ合わせ、また、ドア切り離しによる強度確保の為ガラスパーツのフロント部分を切り出して貼り付け。
で、この際屋根のゆがみ修正を兼ねて、がっちりと接着。
Aボンネットルーバーですが、見ての通り、やたらゴツイので・・・
1:まず裏からリューターで削ろうとしたんですが
買ったばかりで慣れてなく、表面に貫通してしまう。
真中のフィンの向ってやや左側の下側なんですが
おわかり頂けるでしょうか?
実際フィン自体も肉厚がありすぎですし・・・
2:で、周りを傷付けないようにフィンを全部切り取って・・・
3:やすりで形を整えつつ、
開口部側面の形状を整えて、
4:0.5ミリプラ板で製作したフィンを
開口部に嵌め合わせて、接着、整形するわけなんですが、
塗装後充分なペーパーがけする余裕がなく、仕上がりが雑になった上に
この部分、整形色の赤が少し染み出してきました・・・
余談ですが向って右側、反射鏡の部分をリューターで大まかに彫ったんですがシルバー塗ってレンズをつけても対して変化ありませんでした。
で、こちらが完成した状態です。
どうです?反射鏡の部分、たいして変わりないでしょう。
本当なら以前の状態の画像も並べたかったんですが取り忘れてまして・・・
で、C:テールゲートの水抜き穴は楕円形なので、実車資料を参考に位置を決め、0.5ミリのピンバイスで片側1ミリ間隔を開けて開口して二つの穴の間をカッターで切って開口しました。
因みに、マフラーの開口部もリューターで開口したのですが、見ての通り上手くいきませんでした・・・はあ。
D:給油口ですが、左右に円形のキャップがついており、ボディ整形時にモールドが邪魔なので削り落としました。
それで、前回は勘違いして右側のみ、開口して、流用できる部品が見つからず、おまけに時間切れでキャップ自体を作ることが出来ず、開口したままと言うお粗末な有様でしたが今回リューターを購入したことにより、左側も開口、キャップ自体はリューターのチャックに黒のランナーでサイズの合うものを探し出して、ヤスリやら、ペーパーやらでろくろの要領で整形、中央部に同じくリューターで磨いた虫ピンの切れ端を埋め込み、キーホールにしました。
最後に、低すぎの車高はシャーシとボディの合間に1.2ミリプラ板をかませて調整しました。
まとめ
勇み挑んで作業した物の、結局は、またもなんだかんだで時間に追われ、またも勢いに任せて作ったわけで、今回も未完成な有様ですが、形にはなりました・・・けど、正直な所、前回よりは見れるとは思います・・・ホント言えば、エンジンルームや内装ももう少し手を加えたかったところですが、それは、戻ってきてから、じっくりと手をかけます。
急ぐ事はないんですから。
(掲載日2004年11月21日)