Build up Report.Vol1 -Return to Basic-

                                   製作リポート第一回 『基本に立ち返る』

田宮1/24日産180SX

1:最初にする事は・・・

@中身の確認

 さっき確認しただろって仰る貴方、痛い目見ますよ〜。店では店員さんの目も合って、ある程度しか確認できない物なのです。(いつまでも待たせるわけに行かないでしょ)

ここでは、説明書を読みながら、部品を確認する作業になります。説明書を読んで各工程ずつパーツナンバーを確認しながら、袋を開封せずにランナーに着いている段階で部品を確認していきます。

説明書に部品図が書いてあればなおよし。(天下の田宮の場合何故かないんですよねぇ・・・)稀に整形不良で、きちんとした形になってない部品があるかもしれませんし、細かい部品がランナーからもげて、なくなってる事もあります。ただ、この場合、袋の底に転がってる場合もあるために開封する前の確認を推奨してるんですが。また、本当にまず起こりえないと思いますが別キットの部品が混じってる場合や、タイヤなんかだと前後別サイズなはずなのに同サイズだったり、特に買うときは気持ちが舞い上がって細かい所を見逃しがちです。もし、異常が見付かりましたら、買った店に事の顛末を現物を見せながら話し、返品あるいは同じものがあれば交換してもらうわけなんですが、基本的に買ったときの手をつけていない状態であることが前提です。ですから、組み始め、つまり、

部品一つでも色を塗ったり切り取った場合、返品、交換は利きません。

勿論異常が無ければそれに越した事はありません。製作に入れます。

A作り方の順序

説明書を読み返して、作り方をシュミレーション、といっても、どんな流れか把握するのですが、ここで気を付けるのは、

・接着の有無

まあ、作る際の基本ですが、車のキットに限らず稼動する部品や部分が少なからず有る訳で、また、はめ込むだけで組み立てれる所なんかも有ります。このキットの場合ですと、フロントサスペンションとリアガラスハッチ(キットでは指定ありませんが)が該当します。

・部品形状

特に、左右対称なものや、上下(裏表)間違えると言うパターンをたまにやる事があります。部品と説明図をよく読んで、把握しておきましょう。タイヤの向きが変わるくらいなら、問題ないですが、モノによっては元に戻そうとして、ばらし損ねて壊す、なんて事や、組む際に間違ってる事に気付かず無理に付けようとして部品を壊す、なんて事にもなりかねません。

・組み立て順序

説明図どうりに作れば、まず問題は無いでしょうけど、塗装をするスケジュールを考えて組まないといざ塗る段階になって、組み立てが必要な所が出てきて中断、とか色を塗る前に組んじゃって、バラす羽目になったり、なんて事も割りと良くある話です。また、説明書をよく読まず、組み立て順序を間違って、付け忘れて、気付いた時には完成間じか、なんてことにもなりかねません。 また、組立工程において、全体の流れに影響ない範囲であれば、順番を変えても問題ないでしょう。今回も、説明書では、シャーシの組み立てからになってますが、ボディの方を最初に行ってます。

・塗装部分

色を塗る部分ですが、一つの部品に対して、どの色をどの範囲塗るのか、必要な色は何色か、把握しておく事です。何色か塗り分ける場合、色分け(この場合グレーの濃さ)で示してます。接着する面に塗ってはならないのは当然(接着力が落ちて部品が取れるから)ですが、部品を見て、表から見えない部分は省略しても良いでしょう。

とまあ、こんな所でしょう。

それでは、製作作業に移ります。(←クリック)

(掲載日2004年4月10日)