・2000 GT Sedan (1972−1975 GC110)

第38回 モデルカーズコンテストセダン部門入賞作品

2002年ホッカイドウ・モデラーズエキシビジョン出品作品

                

アオシマ 1/24L型パワーシリーズ スカイライン セダン 2000GTX(GC110)改造 

このキットは、モデルカーズコンテストの特別賞の記念品として贈られてきたもので、第38回同コンテスト”セダン”部門に、1600GLと共に投稿した物で、実は、メインがGLでこちらは完成報告のつもりで一緒に同封した物なんですが・・・こちらが掲載されておりました。

制作、改造にあたって大雑把にまとめると・・・

・全然似てないフロントグリルの自作(ハードトップGT-Xの物の複製)

・ボディラインの修正

・GT-XからGTへの逆改造。

1ボディの改造

GTX-ESの項でも述べてますが、このキットのボディの、最大の欠点は、前からみたときの側面の、断面形状。サーフィン・ライン以外は、平たいうえに、下端部の絞り込みが、足りない事なのですが、セダンとハードトップでは、わずかながら横幅が違っておりハードトップのように下端部を絞り込むのが難しいと判断。逆にサーフィンラインを盛り上げて、対処しました。

加工中 具体的に何をしたかというと、サーフィンラインの上側のラインに伸ばしランナーを貼り付けて、瞬間接着剤で段差を埋めて、ペーパーで、整形しました。また、この段階でリアフェンダーについているエンブレムを、周りのパネルごとくり貫いてプラ板張っています。(画像では見えませんが・・・。)それと、リアのピラーとリアガラス、リアフェンダーとトランクの面と交わる角の部分をペーパーで削り、なだらかに、とともに位置が悪い給油口兼エアアウトレットの丸いパーツも削り取る。後、フロントフェンダー近辺はハードトップと同じ方法で加工。

ボディカラーはグンゼMrカラーNo6グリーンにNo4イエローとNo8銀を混ぜ、エアブラシで吹いて、NO155スーパークリアーで仕上げた。

研ぎ出した後でエンブレムを回りのパネルから切り出し、給油口兼エアアウトレットは、アリイの兼メリセダンの車体から型思いでコピーした物を取り付ける。

フロントグリルは、ハードトップで自作した物を型取りして、長谷川のエッチングメッシュとの組み合わせ。また、今回はGTと言う事でセダンのキットのグリルから、エンブレムを切り出して、Xの文字だけ切り飛ばし取り付け。(どういう訳かセダンの物は、本来2段になるはずが文字が横一列に並んでると言うエラーがある)

またリヤ・ガーニッシュは、2000GTXのバッチを削って、フジミのセダンのリアガーニッシュより2000GTのエンブレムを切り出して取り付け。

ホイールは童友社スカイラインGT-Xより、タイヤは、フジミのS30ZのピレリCN36。この車もアルミ・ホイールを履かそうかとも思いましたが、やっぱり西部警察に出てきてすぐに壊される仕様になりそうなんでやめました。

マフラーは手元にあった(業務用オイルスプレーの余りノズル)金属パイプをつけ、こちらもノーマル(標準)状態になるように、フロントは左右ストラット部のタイロッドの掛かる部分を一旦切り離し、位置をずらして再接着、リアは、モーターマウント部をつけずにプラ板をつけて、調整。

内装は、ステアリングを同社ケンメリR用を流用した以外手を加えず、塗装のみ。(ダッシュボードやコンソールはグンゼNo7ブラウンをややつや消しにし、シートは、No44タン)

 まとめ

どちらかと言うとハードトップの方が好みな事と、LS(現アリイ)のものをメインで作っていたせいか、さほど印象がないんですよね〜。まともの完成させたの、これが初めてではないかと・・・。でも、完成させてから気付いたんですが、実は、一箇所修正が必要な所があるんです。それは・・・セダン後期型にて説明いたします。

参考資料

二玄社刊 カーグラフィックNo138 1972年11月号

日産自動車刊 ニッサンスカイラインセダン1600・1800カタログ

(掲載日2004年4月10日)

 

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