・2000GT-X Hard・top(1972−1975 KGC110)
アオシマ 1/24ザ・スカイラインシリーズ スカイラインHT2000GTX(KGC110)改造
ザ・チューニングカーシリーズで登場して、今日にいたるまで長く販売されているこのキット・・・ このキットのおかげで今の自分があると言ったら大げさと思われるかもしれませんが、それだけ印象に残ってる名キットだと思います。 とはいえ、納得できる完成度かと言えば、そうもいかないのが残念。と言う訳で、当時(かれこれ5〜6年前)できる範囲で、手を加えた作品です。 制作、改造にあたって大雑把にまとめると・・・ ・ボディ形状の変更 ・エンジンの搭載と、エンジン・ルームの追加加工 ・フロントグリルの自作 1ボディの改造 GTX-ESの項でも述べてますが、このキットのボディの、最大の欠点は、前からみたときの側面の、断面形状。サーフィン・ライン以外は、平たいうえに、下端部の絞り込みが、足りない事だった。 そこで、当時は、できる範囲でに手を加えました。 変更は、 ・フロント・フェンダーと、ドアの、上端部に沿っている窪み ・ルーフから、トランクへ沿っている角の部分 フロント・フェンダーから、ドアまで、上端部に沿って丸ヤスリで、削って窪みを表現。次にルーフから、トランクへ沿っている角の部分を削って丸くする。 とまあ本来ここまでで良かったものの、このキット途中で金型変更されていて、ボンネットが切り離せるように所々途切れており、せっかくだからと、切り離してしまった。 そして前フェンダーの、先端も、削って形を整える。その訳は、キットの物はなぜか、本来ノ−ズの先端にくるメッキ・モールが内側に入り込んだ状態となり、そのせいで、グリルの形状も小さくなっているためで、作り直したグリルに合わせ、ボンネットと、フロント・フェンダーの前端部1ミリくらいを、角を丸め、メタルックを用いてモールを表現。 塗装はGT-Xイメージ・カラー、ブライトブルーメタリック。グンゼMrカラーNo65インディブルーにNo8シルバーを混ぜてエアブラシ。そして、No50クリアーブルーを吹き、最後にNO・155スーパークリヤーを吹いて研ぎ出す。 フロントグリルは勿論作り直すわけなのですが、本体は、、フジミのケンメリ、今度はセダンに入ってるGT用を、加工(ライトリムは、ポリパテをライト部に詰め、半乾きのときに裏から押し出してポリパテ部を裏から押し出して、ライト部を開口し、ライトリムを整形。ハセガワのメッシュのエッチングに、エンブレムはキットのものを切り出して装着。 そして、ワイパーは、さかつうのものを使用 シャーシの改造とエンジンの追加 元々このキット、エンジン付で、出ていたこともあるので(載ってたのはなぜか純正ターボ付きのL20E・T)シャーシにそれらしく彫刻してあるものの、実車とじぇーんじぇん違ってる・・・。プラ板とポリパテで大改造・・・原形留めとらん・・・。エンジンは、後のGTX-ESと異なり上2/3しかないこのキットに一時期付属していたターボ付きエンジンをそのまま流用。フジミのS30Zのヘッドカバーとキャブレターを流用。デスビは、このキットにはいっていたL20ターボ用にモデラーズのプラグコートを追加。 ホイールは童友社スカイラインGT-Xより(このキットボディの出来が悪い反面、こういう細かいパーツの出来が秀逸)、タイヤは、フジミのS30ZのピレリCN36。 また、このキットノーマル(標準)状態でも、やたらと車高が低いので、フロントは左右ストラット部のタイロッドの掛かる部分を一旦切り離し、位置をずらして再接着、リアは、モーターマウント部をつけずにプラ板をつけて、調整。 内装について。 今回、内装は一切手を加えませんでした。実は、キットのシート自体、やや大き目なのですが、当時はそこまで手を加える度量が無かったので・・・(って今でもか)色はブルー、グンゼNo5ブルーにNo65インディブルーとフラットベースを混ぜ、両サイドをやや艶あり濃いめにし、中央部はつや消しにして明るめに塗装。表面の材質の違いを、表現する。 まとめ・・・。 当時、自分でできる範囲で改造して、納得がいく仕上がりになった物の、ひょんな事から、ある知人に見せたら、決定的な違いを言われ、それがきっかけで、GTX-ESを作ることになったわけで、あるいみ、ターニングポイントとなった作品です。 参考資料 二弦社刊 カーグラフィックNo138 1972年11月号 ネコ・パブリッシング社刊 I LOVE SKYLINE 日本模型1/20日産スカイライン組み立て説明書 (掲載日2004年4月10日)Frontへ戻る SkylineC110へ戻る Showroom"Nissanへ戻る