2000 MEDALIST 後期型(1979-1981 E-KHC231)
ニッサン ローレル2000メダリスト4ドアハードトップ フジミ1/24 |
NISSAN LAUREL 2000MEDALIST 4dr Hard Top(1979-1981 E-KHC231)
さて昨年末、唐突なアナウンスで発表されましたこのフジミのローレル。
まさか実車の販売終了から30年も経ってからキット化されるだなんて誰が予想できました?
正直アナウンスが出た時点で思いましたよ
大体その2tトラック自体、相当な作りこみだったことを考えると相当開発費を融資されたんじゃないんですかねぇ?ケンメリのネタをだしに。
実際のところは知る由もなく、憶測でしかありませんけれどもそう勘繰りたくなるんですよねえ。どれだけ売れるのかわかんないある意味相当な冒険だったことを考えれば。
ま、勝手な憶測はこれくらいにしつつも、いやまあまた発売延期かかるんだろし日産のことだから、キューブのように販売間際で中止かかるんじゃないのとタカくってたらほんとに出たのにびっくりだわ・・・。
そんな訳で26日昼に買ってきて突貫工事で何とか形にしました。
ただ、色々とすんなり行かなかった部分も有りますがとにかく速報ということ前提であったがゆえにとっとと作って先行で掲載し、詳細な文章を書こうとしましたが、説明画像を追加で取るために2つ目のキットの入手に時間がかかり、また東日本大震災の影響(当方ではなく世間的な意味で)により更新そのものを自粛していたこともあり正規な形での掲載が遅くなってしまいましたこと、お詫びします。
キットについて
今回久しぶりの旧車と相成りましたるこのローレル
キットの内容につきましてはこのたび相互リンクさせていただきました『HITEQ JUSMINE の偏った日常。』さまで詳しく紹介されておりますのでそちらをご参照していただけるとわかりやすいかと思います。
すでにさる雑誌に掲載されていることからご存知な方も居られるかと思いますが、さる個人所有車両を取材した車両そのままをモデル化しており、車の仕様からお判りかと思いますが往年の街道レーサー系、最近では旧車会系の改造が施された仕様が前提となっていますのでそのままではまったくの素ノーマルには組めません。
そのため当店、つまり当サイトで基本ともいえるノーマル、つまりカタログモデルへの逆改造を前提に製作を進める一方でキットストレートでノーマル車高に近づけるべく加工するとともに、車高短状態にした場合を含めて説明していきたいと思います。
で、肝心のノーマルへの改造において必要になることは車高調整以外で・・・
・タイヤ/ホイールの変更
・マフラーの変更
以上の部品をアオシマ製セドリック/グロリアHT2000SGL-E・Fタイプ(1976年式C-331型)より流用
・ステアリングの変更
アオシマ製スカイラインジャパン前期型(1977年式C-GC210,E-GC211)を加工して流用
大まかなところで以上の作業が必要になり、今回は加工により時間がかかるステアリングと流用部品の見つからなかった(捜索したものの見つからず)マフラーを別部品でごまかしつつ製作いたしました。
ボディについて
全くの新規開発によるこのボディ、発売予告にて掲載されました試作品画像のボディをみて思ったことはずいぶん不細工と言うか太っていると言うか寸胴というか・・・。
まあ、製品版を見てその印象こそだいぶ和らいだものの、それでもどこかしこにつじつまが合わないと言うか引っかかると言うか・・・
気になったところをあげると・・・ボディの上下寸法が大きい、つまり車高が高く見える。
具体的に言えば
・ホイールアーチが小さい上に本来のプレス形状が省略されている
・サイドシルの幅が太い
この2点に集約されるんでないのかな、と。
今回は完成を急ぐことを最優先としたため最低限の加工で済ませるべくサイドシルを約1.5ミリほどすそを詰めるだけに留め、フェンダーアーチの加工は見送りました。
ただ、ホイールアーチにおいては実は重大な落とし穴があったりするのですが、それはシャーシ編にて後述します。
ほかに気になったことはボディとシャーシをあわせたときに隙間ができると言うこと・・・。
つまりボディサイドのすその部分、というかサイド部分が前後方向に湾曲していることでもありこれが寸胴に見える要因の一つ、なんですが製作工程時に急いでたのでまったく気づかず、塗装が終わりシャーシとあわせた段階になってから気づいたという・・・
(ちなみに画像は完成後もう一台買い足したキットにて撮影)
無理やり修正しようとしてボディにヒビ入れると言う最悪な状況になりましたが・・・
幸いサイドモールに沿う形でヒビが走り目立たなかったのは幸運でしたがさすがにどうしようもないので諦めました。
可能であればある程度お湯につけながら修正したほうがいいのかもしれません。
ボディカラーは当時イメージカラーであったカッパーブラウンメタリックにいたしました。
GSIクレオスのNo8シルバー(価格改定後の改良版)をベースに色の源のマゼンダとイエローを配合し(配合比は適当、と言うのもあわせるのに相当難儀しましたので覚えてないです)、若干のウィノーブラックでトーンを落としました。
そして注意しなければならないのはフロントのリップスポイラー、この部分をつけるのをすっかり忘れてしまうと言う大ボケかましてしまいました・・・orz
実車は一体整形なのになんで別部品にしたのか・・・
また、メッキパーツは117クーペほどでありませんがやはり剥がれやすいので字柄全にクリアコートをしておくほうが無難です。
わたしゃそれサボったせいで見事に目立つ所剥げました・・・
果たしてどれが正解なんでしょ?
内装について
内装は社外ステアリングのみ(ただし今回製作した画像のものは別の部品に変更しております)で純正は無く
またシフトレバーもATになります。(画像のはMTに変更)
なお画像の段階では未だ貼っていませんがメーターのデカールも付属しています
で、ここからが追記ですが、シートはNo19サンディブラウン、インパネ周りは・・・すいませんNo43ウッドブラウンをベースにブラックやブラウンを混ぜたんですが納得いく色にはなりませんでした。
で、本来ならカーペット部分も塗るべきなんですが、窓ガラスがあの有様なんで見えないかと思い、めんどくさくなったのもあり、そのままです(←マテや)
で、シフトレバーをマニュアルに変えたのとステアリングを変更(ナルディ・クラッシックのレザー)したのには実はそれとなく理由がありまして、実は昔親父の職場の方が乗っていたのと同じ仕様にしたかったと言う理由からだったりします。
(掲載日2011年3月31日)