Modefication Report Special-1 Section:4
4:内部部品製作加工
『フジミ1/24改造 トヨタ クラウンセダン Super Deluxe』

このキットに付属のシャーシは80年代のフジミのカーモデルキットを支えた『板シャーシ』
最もフロントサスが華奢過ぎすぐ折れるためにカーモデルのボディを(それもモーターライズで)支えるにはいささか役不足。しかもホイールハウスが無いに等しくホイールアーチ内が筒抜けになる為に悪評多く、当然今回の製作には使いません。
その為に他のキットから流用すべくホイールベースの合うのを探してアオシマのコロナHT/セリカXX用を用いることにします。

とは言えど、ホイールベースはあってもそのまますんなり収まるわけが無く、とくに後ろ側が全然足りません。

そのため、板シャーシの後ろの部分を切り出して流用するシャーシに接着しました。
今回は外観、及びインテリアの作成がメインとなりますのでシャーシ自体のリアリティまでは追求せずあくまでも土台と割り切ります。

フロント側のこちらは長さに余裕があるためシャーシの一部をボディの受けの部分に合うように切り書いて加工。
それに伴いフロントのロアアームをプラ板で作成することで延長、タイロッドも伸ばしております。これは北澤氏が提唱、実践されているフロントタイヤの切れ角の違和感を無くす為の作業を行わせて頂きました。

今回、完全なカタログモデルとしての製作ですのでホイールも当然新車時装着品に相成りまして、スーパーデラックス/スーパーサルーン用の純正ホイールカバーを作ります。
まず、14インチサイズの余りもののホイールにエポキシパテを盛ってリューターで形状を削りだし円周上のたて溝を均等に(90度の対角線上にスタートしてその中間を順次掘っていく)彫り形を形成、これを中央部としてかたどり、ポリパテで複製品を作り・・・

アオシマのケンメリ用の中央部とタミヤのR30用のリム部をそれぞれ切り出したものに組み合わせます。

シートですがフロント側はコラムシフト車と刷るためにフロントはセミセパレートシートに全面作り変え。そのためまず芯となる物を探してモノグラムのポンティアックファイアーバードの物を使用。まずリアの背面を切り出し左右フロントを繋ぐ様にフロント左右の骨格部に接着、着座面を背面部分のみ切り出して貼り付け・・・

隙間となる部分をパレを充填し大まかな形を整え・・

ステッチ部分を短冊状に切ったプラ板を張っていきます。

そしてヘッドレストの軸部分の穴を開け・・・

虫ピンの柄の部分をコの字に折り曲げて差込み、別に作っていたヘッドレストの中に軸が埋め込まれるように溝を掘って接着剤を充填しました。

左右背面の間のアームレストも製作し形になりましたのがこの状態。この後背面と座面を合わせるための心材をプラ板で作り中に入る形に収めました。

打って変わってリアはキットの物を使用しパテを充填しつつステッチパターンをプラバンで整形とっフロントと同じ作業です。

塗装はGSIクレオスGXカラーのクールホワイトとリアルブラックにフラットベースを調合した色を混ぜ、カーペット部分は100円ショップで売っていた黒の起毛シートペーパーを貼った上で塗っております。

インパネもキットのを使いますがどうにも形が違うような・・・

何がおかしいのか資料を眺めて悩むこと・・・どれくらいだったか忘れました(←マテや)ウッドパネルが奥まっていることに気づいてこの部分を作ることに。まずマスキングテープで型紙を作って・・・

プラ板でパネル部分を切り出し着色します。

同時にメーターも作成、コピー用紙に印刷した現行を両面テープでプラ板に貼り付けて、インパネ裏から透明プラ板を切り出した物を貼り付けてから取り付けます。

ステアリングはキットのを芯にタミヤの280Zのセンターパッドを加工してホーンボタン部を作成、コラムセレクターとライト/ワイパースイッチレバーを伸ばしランナーで作成、シフトインジケーターをプラ板から切り出した土台に印刷したメッキシールを貼っております。

こうして出来たのがこの状態でウッドパネルの奥のオーディオや右端のスイッチは部品取りのインパネから切り出したものを使用、ステアリングのエンブレムはクラウンのエンブレムのデカールを切り出したのですが小さすぎな上に同じ形のが無く、しかも貼ったものの、剥がれて紛失しました・・・。

ボディ廻りに関する大まかな改造は以上になります

(掲載日2014年3月10日)

 

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