GTS-R(E-HR31)
ハセガワ1/24

実車がデビューした時に他メーカーから出ているのにまさか30年もたってから新製品でキットが出てくるだなんて、誰が予想できたでしょうか?

事実上唯一のキットであったフジミ以外他のメーカーからリリースが無く、デビュー直後2ドアが無くハイソカー路線に向かった事による酷評こそありましたけど、2ドアのCTSが出て人気が回復してからもアオシマはもとより、グループAでの展開していたタミヤすらキット化しなかっただけに・・・ねぇ。

確かにフジミのキットに不満がなかったか、と言えばそういえないのは紛れも無い事実でほんと最近は琴線触れまくりなキットばかりリリースして嬉しい限り、ではあるんですけれど・・・。

いや、ここしばらくのハセガワの勢いに圧倒されっぱなしなのはいいんですけどもどうしても私は言いたい。

まったく・・・

ほんとに・・・・・

『あれもこれもと立て続けに出さんで下さい。作る時間もなけりゃあ金と場所が無くなるわ!!』

あ〜すっきりした♪(←ちょっとマテ!!)

まぁ、当初はギャランGTOと同時リリースの予定だったみたいでむしろずれてくれたのは金銭的な面で助かりましたけれど。

GTOの所でも述べましたけど、一ユーザーの立場として(最近はモデル・カーズのモデリング・ライターとしてもありますがこのサイト上では一個人としての運営ですんで)言わせて貰えば、そりゃ複数今回は買いましたけども、ユーザーの大半は毎月のこずかいの中からやりくりして買える人ばかり、ましてや最近キットの単価も高くなっている現状、そう立て続けに、しかもバリエ展開のキットを限定で出されると買い逃したら無理してでもプレミア価格で買うことになるか、はたまた嫌気がさして買うのをやめる、なんていう人だって出てくるかもしれませんしで、ついて行けないユーザーも結構いると思います。
当初はGTS-RとGTO同時に発売みたいな感じで発表されていましたから、GTOを後にずらした事は(意図したことではなくても)むしろ賢明と思える一方で、せめて一ヶ月に一キットくらいのペースで十分かとも思うとというのが私の本音です。

その割にはすぐに出さなかったのね?

なんて声が聞えてきそうですけれど、実は最初のカルソニックバージョンも購入して検討しつつ市販バージョンたるGTS-Rも速攻で買ったんですけどね、丁度のっぴきならない事情がぶつかって、まーさーか5ヶ月連続でモデル・カーズの作例要請、それも例によって例のごとく改造しまくりなんで時間的な余裕がなく、その合間に進めてこそいたんですけれど、窓枠の箇所でミスしてしまい、更に再塗装もなかなかうまく行かず、納得いかない状況だった際にギャランGTOがリリース、更に立て込んで収拾つかん状況になってしまい結局GTOを優先することに・・・
そうこうしている内にGTSニスモもリリースされちゃいまして、しかもそちらには純正オプションのBBS-RGが付くそうじゃないですか?
だったらもう1台、新たに完全版としてつくろうじゃないかと言うことで年末にまとめて製作。

と言う事で、大変お待たせ致しましたGTS-R、キットストレートとホイール交換車高調整したアップデート版を2台立て続けに、、それと共に以前製作しましたフジミ版も別ページでですが一緒にご紹介いたします。

・・・もっとも、その際に仕掛かりで止まっていましたジェミニハンドリングバイロータス2台とリリースされましたアオシマのR34やらハセガワのGTO-GSRやらやらとまあ6台同時に形にするのは無謀もいいところでしたよ。

おかげでしっちゃかめっちゃかで・・・一言だけ。

『いっぺんに何台も作らせるなァァァ!!』

と思わず怒鳴ってしまいたくなった次第で、そのくせ正月休みに1Dayモデリングでアメプラ作ってるんですから説得力がありません(←マテや)

なんだかんだで気力が尽き、画像を何度も取り直し、正月休み中に終わらずこうして文章を打っている次第ですが。

キットについて

こうして完全新設計で登場しましたこのキット。
グループA仕様を先行してリリースしつつ、市販バージョンもこのGTS-Rを基準としてバリエ展開でGTSニスモのリリースも記憶に新しいですが、部品点数削減の為かレースバージョンと足回りがほぼ共通(ロアアーム廻りのみ別パーツ)、そのためレースバージョンでは高く、市販バージョンでは低いとなんとも中途半端なところが・・・

グループA仕様としては相互リンク先ブログでありますC水さんのMS0023msbufjsk-51459が参考になります。当方も市販バージョンとしてのアップデート版にていくつかそのアイディアを流用させて頂きました。C水さんにはこの場をお借りしてお礼を述べさせて頂くと共に兼ねてご紹介とさせていただきます。

ここは旧車リリース初期の車高選択式を用いて欲しかった所、スカイラインの場合シャコタンというかローダウンで作るユーザーは結構多そうですしねぇ。
もっとも、純正の車高よりもキットのほうがかっこよく見えるという意見もあることと思いますのでこのままタイヤ/ホイールを替えるだけでも十分に見栄えする車高とも言えるんですけれど、そうなるとホイールがピン式なのでアオシマの一時期(スカイラインで言えばR33時代)のピン式やタミヤのホイールしか履けないため、現在アフターパーツとして販売のアオシマ/フジミのポリキャップ式やシャフトを差し込まれるタイプにするにはホイールか足回りを加工しなければならない上に実車に忠実に再現したサスペンションパーツのためにアフターマーケット品のリア側に用いられる幅広サイズは収まらないという問題も・・・

アフター品のホイールに関しての一例としてはGTSニスモの項目にてご紹介していますので参考になればとおもいます。

そんなキットのタイヤ・ホイールはこのシリーズの美点とも言える純正再現の15インチでしかもフルカバータイプのホイール、出来ればカバー別にしてテッチンホイールにして欲しかったり(←マテや)

車高に不満がある以外はプロポーションも含め内装も専用モノフォルムシートにイタルボランテのステアリング(純正も別パーツであり)を完全再現と何も言う事はございません。

それまで唯一にして決定版とも言えるフジミに対しGTS-R専用内装とシャーシの完全再現と言う点においては大きなアドバンテージをなすと共に各部ディテールの再現度に設計年次の新しさを感じもう一つの決定版といって差し支えないでしょう。

仕様としては、マイナーチェンジ時に限定販売されましたグループAホモロゲーションモデルのGTS-R、第一弾としてはまず順当な選択でしょう。

ハセガワの最近のケースとしてもバリエーション展開は間違いなく、現時点では同じ内装を持つ前期型GTSニスモのみですが、ステアリングをみても標準車も追ってリリースされると見て(前期か後期か、はたまた両方か?)間違いないでしょうし、余談になりますけどGTS-Rの内装、ニスモパッケージとして後期でメーカーオプション設定があるそうなので右側のインテークダクトを埋めGTSニスモのデカールを流用すれば標準車に作る事も可能ですし、それまでキット化に恵まれなかったオーテックバージョンなども期待が持てる一方で4ドアハードトップも展開してほしい所ですが・・・。

前期型4ドアハードトップは出して欲しいですけど♪

だってフジミの高すぎて手が出ませんからねぇ〜。

今回は新製品のインプレッション性を優先してストレートに製作したものをこちらのページとなる前半、後半にアップデートしたものをご紹介いたします。

ボディについて

実車を見る機会がいまはほとんど無いことと、今までフジミのキットに慣れ親しんだせいもあって、 横幅が狭い為やたらと細身に見えてしまいますけれど、1/24のモーターライズ全盛の頃から電池をボンネット内に2本収めてステア機能を強度を持たせたうえに設計する都合上、どうしても幅広になってしまっていた事に見慣れてしまっている事が原因で実際の所こちらのほうがサイズとしては適正なんですよねぇ・・・

まあ、実際5ナンバーサイズギリギリでスカイライン世代としても角ばっている形状ゆえ尚更大柄に見えてしまうことも要因なんですけど、ハセガワらしい繊細な雰囲気も相まってかフジミと比べると迫力に欠ける印象もあるものの、面構成としては最新の設計となるハセガワのほうがらしくも見えるい出来映えで実車の雰囲気をいかん無く再現されている とおもいます。
フロントバンパーとトランクリッドが別パーツなのはバリエ展開を見越してのことと思いますが、トランク部分のオープニングラインのすき間が埋まりかねないクリアランスの少なさが気になる所、穴あけのガイドラインを設けると表にヒケとして現れるのを回避しての処置だと思いますが、取り付けボッチのサイズが小さすぎることにも起因して位置決めがしっかり決まらない傾向がここも含めていくつかの箇所に散見されます。

あとリア左側にあるアンテナをボディと一体にしている事によるパーティングラインがアンテナのモールドを囲むように入っているのも困り者、ここを修正する場合、アンテナのモールドをそのまま残すとなるとかなり手間がかかる上にパネルラインが歪みかねない為ここはアンテナを除去し、穴を開けた上で処置しました。

ボディ塗装後に虫ピンでアンテナを植え込むとよろしいかと、といいつつ、この文打つまでスッカリど忘れしてましたが!!(←マヌケ)

トランクのオープニングラインも曲がってしまっていますからどれだけ隙間が埋まっているかがお判りかと。(←単にスジボリがヘタクソなだけ)

ボディについての前処理としてパーティングラインは前述のアンテナ以外には左右Cピラー上側とリアアンダースカートの側面だけでほぼほぼ目立たない一方屋根とボンネットに押し出しピンのヒケが見えるのが気になるところで600番のペーパーで十分処理できる範疇ですが、均す必要があります。

あとオープニングラインが全部細くて浅いのでスジボリして掘り下げるのですが、ハセガワの傾向として、ボディの肉厚はやたらと薄いので貫通させないよう慎重に行う必要があります。

ボディカラーはGTS-R専用色のブルーブラック。
グンゼ産業時代のNo5ブルーがピッタリだったんですけれど、現行になって色調が変わって全然明るいコバルトブルーになってしまったのが・・・
その声にこたえるべく限定のブリビアスブルーとしてリリースされたんですけども、微妙に色調違うんですよねぇ〜。

まあ旧No5ブルーも染色系塗料なので透過色よろしく下地の色に影響受ける色なんで黒の上から塗ってましたけど。

と言うことで同じクレオスでもGXカラーのスージーブルーにウイノーブラック混ぜつつ、色の源シアンだけでなくマゼンダも入れてナス紺っぽい色に調色して作りました。

先に下地にウイノーブラック吹いてから窓枠部分をマスキングして調色したブルーを吹いて色が染まりましたらすぐにそこからガイアのEXクリアーを配合した色吹いて最後にクリアーするのですが、フロントグリルのGTSのモールドが埋まりかけたのでそこで中止したのですが・・・

窓枠部分のクリアーが薄かったみたいでコンパウンドで磨いたら色剥げました。

そのリカバリーもうまく行かずで時間がかかりすぎて掲載を見送る羽目になったわけですが・・・。

外装について

と言う事で、こちらではアップデート版の画像でお送りいたします。

とにかくパーツの寸法が正確すぎる一方でクリアランスがほとんど無く、C水さんもご自身のブログにて指摘してましたようにヘッドライトのレンズが出っ張り気味になる為、すり合わせをしてボンネット面とツライチになるようにして収めました。
メッキパーツによるリフレクタはプロジェクターレンズも別パーツで塗り分けをきちんと行えば綺麗に仕上がります。
正面からとるとレンズカットのモールドがしっかりしすぎるせいでご覧のように白く光が反射してしまうのがネックといえばネックですが。

また、先に述べましたようにフロントグリル内にGTSのモールドがあるのですけどこれも掘りが浅い為サーフェイサーを事前に塗る場合埋まってしまわないように注意が必要です。

それ以上にネックだったのがウインカーレンズ。形状を正確にトレースしすぎたのか左右及び向きが決まっているのですがその位置が非常に判り辛くぱっと見普通の長方形にしか見えないものですから収まらないだけならいざ知らず収まっても出っ張った状態で引っかかってしかも取れなくなることも・・・

ピッタリ納まってしまえばバンパーの微妙なRにそっているのできれいなんですけど収まりきらない状態で外せなくなると・・・。ここは普通の長方形でもよかったように思えるんですけども・・・ねぇ。

そのため右のウインカーが汚くなってしまいましたが。


リヤの場合、テールランプが実車の場合ベースとレンズとカバーに別れるのですがガーニッシューを左右の枠と一体化して見事に再現されております。

ここでポイントとしてはレンズの表側が段になっているのですけれど、ここにメッキ調塗料をさっと筆指しすると実車のレンズの表現に近くなります♪
普通に銀をシンナーで薄くしてもいいのですけどメッキ調塗料のほうが粒子が細かくすぐに乾く上に濃すぎると思えば乾いてから綿棒でさっとなでると丁度良い按配におさまるかとおもいますのでお勧めです

その一方でカバーがブロンズガラス調のスモークかかっているのでクリアーオレンジとクリアーレッドを混ぜた色を薄く吹きました。クリアパーツにクリア塗装はムラやホコリの問題あるのであまりやりたくない苦手な作業なんですけれどこれやらないでそのままつけると雰囲気がおかしくなるんですよねぇ・・・。

各エンブレムのデカールに関して言えば、こんなブロンズっぽい銀でしたっけ?
実車がどうだったのかが記憶があいまいなんで断定できませんけれどふつうのGTSはシルバーだったように思えるんですけれども・・・ねぇ。

側面に関していえばプロテクションモールの黒い部分の塗り分けさえしっかり行いサイドウインカーの接着時に曲がらないように注意をすれば、といった所でしょうか。

シャーシについて

ここも完全新金型という事でエンジンルームの再現の可能性が無いのが残念な以外は言うこと全くございません・・・。

と言いたい所なんですけど唯一にして最大の問題点がボディとの接合方法。

フロント側のボディの接合部が先端部での嵌め合わせではなく上部でのシャーシのピンをボディのダボ穴に接着すると言う事、そしてシャーシをボディに収める際にリア側のつめの入る箇所が浅く位置決めが曖昧、かつ前側収める時も先端やドア内張りなどあちこち引っかかる為、各部をきっちり接着しないと外れてくる恐れがあるのが困りモノ。

しかも前側のシャーシ接合部は接着の指示のためつけたら最後外せないのが・・・。
意外とはめ合わせてから窓の裏側の汚れや室内のホコリやゴミがみつかると、と言う経験ある方なら私が言いたい事もお判りかと。

なのでここはポリキャップ式にするとか(これはピンとダボが浅いことによるはめ込み不良の見受けられたため)もう少し熟考して頂きたい部分かと。

タイヤ/ホイールも15インチで195サイズの横幅を見事にスケールダウンしており、タイヤのサイドウォールの刻印が全く無いことを除けばの出来も秀逸♪
ただ・・・
一枚もののホイールカバーなのでセンター部分を別パーツにする必要性はなかったのではないでしょうか?

ここも嵌め合わせがタイトな上にピンの位置が曖昧で接着位置がわかりにくく、上手く行かないと出っ張ってしまい不自然なのが・・・センターのマークもモールドしてるだけでなくデカール用意されていますし。


内装について

内装もほぼ完全に再現されていますのでシートベルトの追加だけでいいかと。

フロントシートが前後張り合わせですので本来なら合わせ目を消すべきなんでしょうけれども・・・
但し、シートの取り付け位置が非常に曖昧と言うかわかりづらく、取り付けダボの位置がわからないので手探りで探さなければならないが困りモノ。しかも正規の位置に置かないと斜めになってしまうから尚更始末に困るのが・・・

あと、リアトレイがレース仕様と共通のバスタブのせいか6箇所のピンが気になる所で市販バージョンってカーペット調だった気がするんですけど?。

あとはドア内張りの一部がシートと同じ表皮なのでその塗装のマスキングが奥まっているので手間がかかる所。

先に奥の部分を縫ってますキングス手から黒を吹いた方がいいかもしれません。?

ハセガワのみならず、最近のキットで多い傾向のインパネ各部のデカール貼り。

これもこれで枚数多すぎる上に小さすぎて貼るのに難儀しました・・・。
ただ、各部に細々貼るよりもいくつかセクションに纏めて張るほうが失敗も少ないし能率がいいと思えるのはわたしだけでしょうか?

まとめという名のたわごと♪

こうして製作してみて思ったのは、出来が良い半面、ちょっと挑戦している箇所がいくつか見受けられ、それに賛否両輪ありそうで、なお且つ作りづらい箇所こそあり全体的には上級者向けな嫌いがありますが、ある程度のスキルを積んでいる方なら十分に楽しめる良いキットであるといえますか。

また、これから様々なバリエ展開して来ると見て間違いないでしょうしそこは楽しみなんですけど

私としては一言だけ・・・

『もう少し落ち着いて作らせてぇぇぇ〜!!』

あ〜すっきりした♪(←やかましい!!)

真面目な話し、ロットごとの台あたりの生産数増やして欲しい人にいきわたる形にしてくれる方が出てすぐには買えなくても今度買えると精神的な余裕できますし、次から次へと新しいキットばかり出されても余計何を買えばいいの?となってユーザーの購入ペース上がらないから結果として全体の売り上げが伸び悩んでくるのでは?と思うんですけどねぇ・・・。

その場限りのビッグセールよりも長く売られ続けるロングセラーの方がより市場に好まれると思いますし、欲しい人は何回でも何度でも買いますから。

続けてアップデートしたバージョンに続きますのでこちらからどうぞ♪

 (掲載日2019年1月7日)

 

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