Λ 2000 Super Turing(E-A133)
イマイ-アオシマ1/24 |
クラウンモデルのキットとの対比のために製作してみたのですが、正直、こっちはいい印象が無かったんですよねえ・・・。
カーモデルの一番肝心なポイントであるボディの形状がどうにもおかしく感じていたため、なんですが。
とはいえど。
実際に入手可能なΛのキットは現状ではこれだけ、しかも元々販売していたイマイの倒産によって市場から姿を消していたのを金型を引き取ったアオシマの手で再リリースに至ったわけですから、これに関してはアオシマに罪は無いですし、素直に感謝すべきところ、ではあります。
まぁ、実のところ、今回が初めての製作ではなく、久しぶりに向き合う形と相成った次第ですが、どうせやるなら気になるところを徹底的に修正したろかと。
もっとも、当初は下手にいじらないでそのまま作るつもりで作業を進めてたんですけど、どうにもボディ本体の形状が気になって仕方がなく、どうすべきか、頭抱えて数日悩む羽目に・・・。
結局エラーを修正する事に・・・
した為にそれでもあくまでも比較対照としての製作なんでボディの改修は最低限に行うことにした一方、予想だにしない問題がおきてそっちの修正にてこずる羽目になったんですが。
まったく・・・
ほんとに・・・・・
あ〜すっきりした♪(←ちょっとマテ!!)
とまぁ、懲りずに果てしなく論点のズレまくった私情を挟むのはこのへんにして、実際、予想だにしない所の修正に時間をとられ製作時点での予定が大幅に狂いとっとと完成させるつもりが長びいた次第・・・
で、途中でほったらかしてた訳なんですが。
それでも何とか片付けることが出来、こうして陽の目を見ることが出来ましたが・・・
こっちはこっちで何やったかって?
それはこれからお教えいたします。
キットについて
先に述べたように、元々はイマイ(今井化学)の設計、販売によるキットで、80年代に入ってからのリリースでなかったかと思います(詳しいことは不明)。ここからは追記となりますが、デビュー当初から半年弱の間、スーパーツーリングに衝撃吸収バンパー、ならびに本皮仕様のインテリアの設定が無い事が判明し(昭和52年5月発行のカタログにて確認)、キットのパッケージにも1976年式と記載されており(この車のデビューは同年12月)、尚且つサイドモール(GSRに設定は無し)とオーバーライダー(初期のGSLに設定無し)が装備されている(デビュー直後はスーパーツーリング、GSR、GSLの3種類、かつ2リッターエンジンのみの設定)事から、キットは52年の途中で仕様変更されて以降のモデルを再現しているのに対して、パッケージ写真に使われたのは仕様変更前のスーパーツーリングの広報写真でないかと思われます。つまり、グレードではなく、年式の間違いによるミスだと思われます(2009年10月25日追記)。
このシリーズはカローラのセダンGTや4代目ローレルなど、どこか車種選択が独特というかズレてるというか・・・。
ほかのメーカーとの競合を避けてあえて独自路線を進もうとしたんでしょうけども・・・まあ、ミラージュやターセルのようにオバフェンつけなかっただけありがたいかと。
あと、ホイールの外形がやたらでかくそこもバランスを崩している要因かと。、
ボディについて
実車を見る機会がほとんど無い所為もありますけど、逆に雑誌での掲載が一番多いグレードだけに、結構実物と違うなと思う部分が多々あります。
それも致命的な部分で。
それはどこかというと、ボディの下半分と上半分、もっといえばキャビン部分のボディ全体に対する割合が低く、車室部分が小さく感じてしまうのが最大のところ。
はっきり言えば、屋根が低いと・・・
逆にそこを気にしなければ気になる所は無く、なんですけども・・・。
今回は容易に入手できるキットということもあって改修することに、とはいってもさほどの思い入れもあるわけでもないので毎度の大幅な加工は行わず、最低限にとどめた上で改修することに・・・。
どうしたかというと、サイドシルの裾をつめて全体のバランスをとりました。
それと共に、前と左右のウインドの枠を若干削ってみたんですが・・・大して変わりがないというかやっても効果が無かったというか。
実際のところフロントガラスをもう少し大きく削りたかったところですがキットのガラスが合わなくなるのもあり、見送りました。
ボディカラーはスーパーツーリングのイメージカラーともいえる白にしました。
ハイそこの貴方、紅白饅頭とか言わないでください。
まあ、否定はしませんけど雑誌とかで割りと見るスーパーツーリングって白が一番多いんですよねえ。
ただ、白は白でもパールホワイトというオチが付きますけども。(カタログにもそう書いてあった)
実際のところパール塗装が台頭してきたのは80年代末だったはず(パール顔料実用化されたのがそのころだから)なんですけど・・・
考えた末、GSIクレオスのNo1ホワイトに若干黄色と茶色とパール顔料を混ぜて塗装。
最初はシルバーを混ぜたんですが単に汚い色になったのでボツ。結局パール顔料を混ぜることで解決しましたけど、実車の場合、どういう顔料使ったんだろうか?
・・・実はパールは名称だけで実際はソリッドの白だったりして・・・
それははないでしょう・・・多分。
あとはエンブレム類のモールドが浅く、筆塗りしたけどもうまく行かず・・・
かといってデカール作成するにもそうなると先にモールド削り落としておかないとならないのもあり、メンドクサイからパス。
あと、各モール類もメッキシルバーでの筆塗り。手抜きもいいところですわ。
シャーシ、および内装について
むしろ問題だったのがシャーシ。
サイドシルの裾を切ったために、その分だけ隙間が開く始末・・・
そのため、むしろシャーシの方を大幅に加工する羽目に・・・。
まず前側の接合部分と足回り部分を切り出し、一変更しましたがそうすると今度はホイールベースが短くなり、結局真ん中から延長する羽目になりました。
内装に関しては先に説明したとおり、リアシート形状が気になるところですが、そこまですると内張りもなんてことになりかねないので、あえてそのまま。
このスーパーツーリングには本皮シートがオプション設定だったということであえて艶ありのグレーに塗ってみました。
・・・が、カタログ見たらこの本革内装はグレーの設定がなくライトブラウンのみ!!
今更なんでそのままですが。(←いいのか?!それで)
ホイールの出来は残念ながら出来が良い・・とは言えず、最大の理由は外形が大きすぎ。
これって、1/20ですか?
そのため、リム部分を切除し、ディスク部をリューターで外形を削り手持ちの14インチホイールのリムと組み合わせましたが、全体的に大きく、ボルト部分の円周が大きくなっているため、出来がいいとは言えず残念。
かといってここの修正は困難なのでそこはあえて目をつぶりました。
タイヤはキットに付属(だったはず)の14インチピレリP7を使用。
外装について
また、ボンネット上のオーナメントは・・・つけたんですが紛失してしもーた・・・。
まあ、無いものは仕方がないと(←そういう問題か?)
リヤの場合、こちらもテールレンズの塗りわけが問題点。ただ、クラウンのGSRに比べ、モールドがしっかりしていましたんでさほどでもなかったんですが・・・
実車の資料をみたらメッキでトリミングされてる部分もあり・・・メンドクサイ、という以前にかなり難儀しそうだったんでこちらも省略
まとめ
こうして製作してみて思ったのは、やはりイメージと違っているとその修正が難しい、ということでしょうか。
ただ、キットそのものは、全体的には作りやすく、そう考えればいいキットであるともいえますが。
また、ほかに未だ出していないイマイのキットは未だありますが私が言いたいのは・・・。
ただ一言・・・
・・・多分コスト的にあわないから無理でしょうけども(←やかましい!!)
(掲載日2009年9月22日、2009年10月25日追記)
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