K's クラブセレクション 後期型(1991-1994 E-PS13)
アオシマ1/24

AE86トレノに引き続いて異例ではありますが今回も2部構成でお送りいたします。

エンジンルームについて

今回もサービスしてエンジンルーム、大き目の画像でお送りします♪

・・・またしても、アラだらけで、恥さらしてるだけとも言いますが・・・orz

・・・おまけに『INTERCOOLER TURBO』のデカールとワイパーモーターとパワステオイルタンク忘れてるし・・・ごめんなさいora

エンジンルームに関しては、もともと最初からエンジンルーム表現することが前提で設計されておらず、一部左右タイヤハウスの半円状の出っ張りを削る必要と、押し出しピンを埋める必要があり(但し後者は行なっておらず左右ストラットアッパーの脇から見えてますが・・・)その上にエンジンルームを構成するフレームを乗せる形体なんですが・・・
こちら、どうにも合いが悪く、隙間ができるんですよねぇ・・・。
特に室内との隔壁のところが・・・。

あと、このフレームにラジエーターリザーバータンクとヒューズボックス(運転席側ストラットアッパーとバッテリーの間の部品)が一体ですが塗りわけの都合上、切り離して別にしました。

エンジン本体も、AE86と異なり、レリーフ状の従来のエンジン付きの物と同じ構成ですが立体感もあり、割と見ごたえ有る仕上がりです。

組み立ては、配管の取り付け順序に悩んだ以外は特に問題ないですが、(仮組みすれば問題ないレベル)塗装指示にいくつかミスが。かいつまんで説明すると

1:ヘッドカバー本体
誤:全体がNo3レッド
正:メタリックレッドが正解。No3レッドにNo8 シルバーを微量混ぜたものをエアブラシ塗装。

2:インジェクター(部品番号110番)
誤:No33つや消し黒(フラットブラック)
正:No8シルバー、但し頂点の円筒状の部分のみ、ゴールド、あるいはクリアーイエロー(色が手元になく今回やってませんが)

3:バッテリー、リザーバタンク、ヒューズボックス(部品番号121番エンジンルームセクションと一体)
誤:No33つや消し黒(フラットブラック)とNo1ホワイト
正:白と黒が逆。つまり白い指示が黒で黒い指示が白


シャーシについて

こちらに関しては、タイロッドが細く、尚且つ、スプリングの反力が結構強いのでを組み込むのにてこずり、取り付け時に折れないよう注意する必要があることと、接着は確実に行なわないと接着面が少ないため、外れる恐れがあります。
ただ、こちらはS15型シルビアを製作した方であれば問題ないでしょうけど。
ただ、各部の可動部、特にリヤサスペンションのアーム部のクリアランス(隙間)が大きく、リヤタイヤが左右に振るのはどうかと。いくらSUPER HICASとはいえ、こんなに振らないし。(おまけに左右連動していないし)
そのため、今回は組み上げた状態のときにリヤサスアームの四角くなっている穴の一箇所を熱したカッターの刃であてがって、穴の大きさを狭めました。

そして、このキットもご多分に漏れずアオシマの特徴と言えるギミックが金属スプリングを用いて可動可能にされたサスペンション。

S15型からの流用なので実際には違うところもありますが基本は同じ、しかも、ギミックを組みながら、実車の構造に近いパーツ構成と再現性には恐れ入る次第です。

で、どんなもんかといいますと・・・

あの〜大して変わんないんですけど・・・orz

こちらも車高が低い印象があるのも一因かと思いますけど、どうでしょ?
今回はハチロクほどでもないですけど、フロントが大して下がらないかと言う気がします。
ただ、今回は完全にフルノーマル仕様にしたんですが大した違和感は無いですから、これでも十分かと。

特に可動にこだわらないのでしたら、リヤのサスペンションの可動部を接着してもいいんじゃないでしょうか。(フロントはだめですよ。タイヤが左右に振れなくなりますから)

実は今回も、、シャーシ本体及び構成部品の塗装は行なっていません。例によって手を抜いたと言われればそれまでですが、塗装によって、接着面の接合力が弱まることを考慮してでもあります。
でも、組み上げた際にセミグロスブラックパー吹きでも良かったような気もしますが・・・。
また、マフラーも本体がメッキで、シルバーの指示ですが、メッキを剥がすのも手間が掛かるし、テールパイプ、メッキ部品が別に入っているため、あえてメッキのままとしました。

ホイールですが、このエンジンつきキットには『ワーク:CR Kai』が入っております。
が!!このホイールボルト取り付け穴、5本なんですけど、 この型のシルビアは全車4本ボルトのはずですが。
まぁ、スカイライン(こちらのターボモデルは5本)やシルビアの後のモデルのブレーキ一式移植してる車も最近は見ますしハブ変換キットなんかもありますから、そんなに目くじら立てることも無いかも知れないですけど。気になるんでしたらホイール変えればいい話ですし。
と言う以前にシャーシがS15からの流用ならば当然、ブレーキも、なんで、そう考えれば辻褄は合ってるんですが。

で、今回は完全どノーマル仕様とするため、ホイールを流用しました。
物はアオシマ製セフィーロ(A31)&ローレル(C32)の後期型用純正アルミ。
ただ、そのままでは取り付けシャフトが長すぎることと、後輪がやたらと幅が広いので、現物あわせで切り詰めていきました。
なお、今回はクラブセレクションということで、シルバー塗装ではなく、切削ポリッシュタイプにするべく、リューターで表面をレコード盤の状態(いまならCDの表面と言うほうが適切ですが)になるようにペーパーを掛けて、アルグラッドIIクロームを吹き付けました。

タイヤは田宮のサバンナRX-7 GTリミテッド用のピレリP6を履かせています。
同社のシルビアの15インチ用RE71を用いなかったのはこのホイールも実際よりも外形がでかく、16インチに相当するため、(この時代のアオシマとフジミはどう言う訳か純正アルミもインチアップしていたので)サイズが合わなかったからです。
内装について


前席が角ばっている感じが若干することと、ステアリングの形状が気になること、そしてシフトレバーが社外品になっている(そのため、先端部を火であぶり、丸くしました)以外、何にも言うことありません。前席の裏側の窪みを埋めること(いつもはやらないですが今回はシート自体ペーパー掛けて均しましたのでこちらもきちんと行ないました)と、シートベルトのアンカーを追加すれば完璧です。

で、ここは塗装にこだわるところです。なぜなら、こちらも黒一色の内装が設定してませんから。

まったく・・・こっちも手ぇ抜けねぇだろ〜が!!(←だ〜か〜らぁ・抜・く・な!!)


説明書の指示はインパネとドアトリム、後席後ろのボードが黒に近いグレーで(説明ではつや消し黒+エアクラフトグレーですが今回はセミグロスブラック+微量のホワイト)シートとインパネのグローブボックス、そしてドア内張りの一部はグレー(同じくエアクラフトグレー)なんですが、当時のカタログで設定のあった『アートテリアセレクション』にして見ました。これはどういうのかというとスエード調の生地に大理石模様の柄、なんですが、遠巻きに見ればまばら模様にしか見えないんでつや消しのグレー(適当に調合しました)を全体にまぶすように吹いて全体を染めて、その上に、No3レッド、そして次にNo5ブルーを薄く、軽く吹き付けました。実物とは違うでしょうが、それなりに雰囲気は出てるかと。

まとめという名の戯言

今回もまた果てしない長文になり、かろうじて何言ってんだかわかる様に、と言っても取り留めの無い文章となり、恐縮極まりないですが、それだけ内容の濃いキットだったと言うことで、何卒ご容赦願います。

で、今回も、、ハチロクGTVと同様裏テーマに沿って行なったわけですが、いかがだったでしょうか?

とりあえず、製作に当たって気になったところは一通り、ピックアップしたつもりですが、これがすべてと言うわけではありません。私が見落としたところもあれば、ここに記したことは見てくださる方が製作する際、さほど問題にならないと言うことだってあります。

方法は一つではありません。各自それぞれのやり方で楽しくやりましょう。

リヤスポイラーは両面テープでの固定ですので、このように外した状態でも撮影いたしました。

(掲載日2006年11月25日)

 

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