Lift Back 1600ST(TA27 1973−1975)
東京マルイ玩具1/24改造 |
2000GTの項でも述べましたが、このキットは小学生のころ、作った事も有り、昔から思い入れのある一品。
手元に中学生のころテキト―に作って廃車寸前だった物を数年がかりで何とかレストアしたのがこちらになります。
とはいえ、既に、キットそのものは既に一台完成していることもあり、また、破損や紛失したパーツも結構あることもあり、普通に同じ2000GTにするのも、それは芸が無く、しかも同じ色でLSのキットを作ってしまっているのもあり・・・
(実は色については別の理由があったりするのですがそれについては後述)
せっかくだから、別グレードに仕立て上げることに。そこで白羽の矢が当たったのが1600ST。
何でこの色のこの使用にしたかといえば、実は別に理由があり、かの名作刑事ドラマ『太陽にほえろ』の初期に劇中で使用されたのと同じ仕様にするためと言う理由から。もっとも、肝心のナンバーの番号が判らず頓挫してしまってますが。(以前劇中で使用された車両を纏めたサイトがあったんですが、完成間近に見に行ったら消滅してもーてた・・・)
ボディについて
昔に作ったといっても、まあ当事はロクに塗装もせず作っていたものの上にすっかり放置していたものだから屋根は中央から割れてるは、細かい部品が色々なくなってるは、ガラス部品は割れてるから使いものにならないわ・・・
普通に考えたらゴミ以外の何者でもないですが、まさかもう再販されないなんて当事は夢にも思わず、もったいなく、ずっととっておいたと言う・・・
ホント、よく直せたわ・・・。
ボディの損傷は屋根が進行方向にフロントから2/3が割れている状態。
この部分をプラリペアと瞬間接着剤で修復、と共に各部をペーパーで修正。(ボディ表面も手抜き塗装を無理にはがそうとしてカッターナイフで削ったので細かい傷やでこぼこだらけ・・・)正直、こんなん修正できるのか?と言わんばかりの有様でした。
ボディカラーなんですが、『太陽にほえろ』劇中で仕様された車両はマルーン系の色で、わかる範囲で調べてみたら、ごく初期にしか(LBが登場して最初の一年間のみ)設定の無かった『シビリアンパープルメタリック』が一番近い色かと思い、GSIクレオスのNo100マルーンをベースに、No,8シルバーを混ぜた物なんですが、(配合比は適当。赤9に対し、銀1位)この色も雑誌で見た色(オールドタイマー誌72号)なんでこちらも実際の色と合っているのか判りませんが雰囲気としてはいいかな、と。
シャーシーについて
こちらの方は、幸いほぼ欠品が無く、機能的に問題はありませんでした。
また、ノーマル状態でも、車高が低いのでこちらは若干調整しております。
また、こちらもリヤはセンターからずれてるので(設計上の問題か?)取り付け穴を開口しなおしました。
内装について
幸い、こちらもほぼ欠品は無く、後は純正ステアリングだけ・・・(実はこの時点でまだ作っていなかったりします。ホーンスイッチの追加がめんどくさくて・・・)
今回、シートは、明るいブラウン系にしてみました。実際に撮影に使用された仕様がどの色なのか判らず、カタログに掲載されていた色を参考にしましたが、いかがなもんでしょうか・・・・。。
外装について、
こちらもヘッドライトに反射鏡を他キットより流用すると共に、STのエンブレムを自作。ただし、今回はデカールではなく、黒い紙にシルバーで印刷したものを切り取って木工用ボンドで接着したものです。
なお、GTとの比較のために、こちらはフロントバンパーの修正はあえて行いませんでした。
更に、GTの項でも述べましたが、こちらも前ウインカーの下の部分、もう少し大きくえぐれているのが正解なんですが、そこまでは気が回らず・・・
実は気づいたのが粗方完成してから・・・と言う訳で修正も困難なため、こうなりました。
また、両サイドのスモールランプも部品は既に紛失していたため、GTの部品を型取りしてプラリペアのクリアーで複製。
今回一番頭を悩ましたのはリアの外装部品。
リアガーニッシュはレンズ部分が割れて使い物にならず、バンパーも行方不明な有様・・・。
そのため、こちらもGTの部品を型取りしてプラリペアのブラックで複製。
STのエンブレムもフロント同様に製作。また、STはテールランプの周りがメッキでトリミングされているため、塗装後、メッキシルバーを筆塗りしてみましたが・・・うまくいかなかったorz
フロントグリルの塗装についてですが、こちらもGTと同様にしております。その一方、ウインドイサッシはメタルックを使用。実質、手持ちの最後の在庫を使うことになった次第で、メッキシルバーも試してみましたが筆塗りではうまく行かず敗北・・・
また、同じく欠品だったフェンダーミラーはハセガワの物を流用しております。
アオシマのものはステーが短く出来がいまいちだっただけに、ずっと悩んでいた部分でしたが、うまい具合に解決できました。
まとめ
なんだかんだで長期戦と相成り、実際は作ってた期間より、放置していた期間のほうが長かったような気もしますが・・・で、実際、こちらも未完成な有様ですが、何とか形になってほっとしています。
後は劇中で使われた車両のナンバーが判れば、有楽町さんの企画に参加で来るんですけど・・・
少なくともWeb上では。復活してくれないだろうか?
(掲載日2009年9月21日)