Modefication Report Vol.2 Section:6
6:車体側の加工
ハセガワ1/24スカイラインGTSニスモ

お久しぶりのこのセクション、そういや書くのを忘れていたホイールを加工せずに車体側を加工する方法、セクション1で述べてましたる『車体側をシャフトタイプに変更』シリーズを更に詳しく纏めてみました。

まあなかなか更新できなかった側面もありつつ、今回更新したGTSニスモにおいて作業した際に思い出した次第で、特にホイールがスポークタイプで筒抜けだとブレーキディスクをスルーと言う事もできませんし・・・

と言うことでネット上でもしかしたら他の方がご紹介しているのかもしれませんが、そこは知らなかった、と言うか知らないので(←マテや)

というかアンタがもっと早く書けやと怒られそうですが(←ダマレや)

そんな訳で、今回行った方法をご紹介します。

では、どのようにして行ったかというと・・・

まず、サスアームをシャーシに組み込んでボディと合わせた状態で車軸中心となる位置に2ミリの穴を開けるのですが、先にローターを仮合わせした状態でその穴にドリルの刃で軽くもんで位置決めするほうが確実です。

また、この場合、サスアーム部分に余裕が在ればになりますが、下穴の位置からずらして穴を開ける事である程度車高や車軸位置の調整も可能になりますしドリルを斜めに開ければキャンバー角をつけることも可能です。(もっとも曲がるプラ棒を使えばその必要はないですけど)

次にローターを加工するのですが、装着するホイールの軸が収まる所まで中央の穴を広げます。
基本ここではドリルで中央の穴を大きくして丸やすりを使って削って広げることになりますが、中心軸がずれないように注意が必要です。

削りすぎるとサスアームとの間の接着シロまでなくなることもありますが、その場合の固定はエポキシパテなどで充填する方法でいけると思いますので思いっきり削ってしまって大丈夫です。

但し、ロー田尾を破損しないよう慎重に行わないといけませんけれど。


そして2ミリの棒を差し込むのですがタミヤの曲がるプラ棒の2ミリが一番入手しやすい上に曲げる事ができるので前述のようにキャンバーをつけることも可能です。

ただし、この時点でどのくらいの差込量を確認するのが目的で、まだ固定はしません。


取り付けるホイールの軸の余剰分をカットしたパイプ部分を2.5ミリのドリルでもんで穴を広げたものをプラ棒にさした状態でサスアームの穴に植え込みます。

この時に軸の角度を確認しながら接着固定しつつパイプが抜き取れるように注意が必要です。


そしてパイプをガイドにしてローターを接着、固定してパイプを抜くことになりますが、ここで気をつけなければならないのは、パイプに接着剤が回り込まないよう注意する事と容易にパイプが抜けるよう長めに取ることが必要で、またポリキャップ式の場合などホイール側の軸の長さが短い場合はホイールそのものをガイドにする必要ありますのでローターの部品の接着時にホイールまで固定しないよう注意する事で不慣れな場合は接着剤ではなくエポキシパテを充填してサスパーツとローターの接合部の廻りで固定する方がいいかもしれません。

あとはホイールの収まる位置を確認しながらホイール側の軸と差し込んだ棒とを削り合わせて調整することになるので、事前にホイール側もポリキャップ式なら問題ないですけど今回のように直接シャフトをさす方式の場合、2ミリのドリルで軸穴をさらってプラ棒、もしくは金属シャフトなどで抜き差しして脱着しやすくしておく必要があります。位置決めが終わりましたらGクリアーなどのクリアボンドを軸に薄く塗っておけば抜け止めになります。

今回のようにローターをキットの物を利用しましたが他のキットの大径ローターを移植するのも方法の一つかと思います。

教材となったGTSニスモはこちらにて紹介しております。

(掲載日2019年1月7日)

 

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