1600GT(TA22 1970−1972)

トヨタ セリカ 1600GT (1970−1972 TA22前期型)

ハセガワ1/24

昨年(2002年)冬、ハセガワの新製品情報にアナウンスされ、散々待たされて、発売直後に3個もキットを買ったお馬鹿さんは、私です。しかも、もう一台ドア開閉かまして製作して、JMCに出品して、アドバイザー賞、”ノスタルジックヒーロー賞”貰ったのにあきたらず、挙句の果てに、STやLTも作ろうとしているわたしは救い様ありません(←自分で言ってりゃ世話無いわ・・・・)

キットについて

ハセガワが満を持して(ほんと、待たされましたわ)送り出しただけあって、完成度は、すこぶる高い・・・のですが、悲しいかな、不満もあるのは事実。かいつまんで説明すると・・・

・ウインドウ・パーツの合いが悪い(特にリアウインドウに隙間ができる。)

・車高が低い(好みの問題。むしろ、この車の場合歓迎こそすれ、文句にならないかも・・・。)

・ホイールが、RSワタナベ(風)旧車の定番で、出来もいいんだけど、純正ホイールカバーで出して欲しかった。

と言った所。最初、キットをあけ、「ボディが小さいなー」と思ったものの、採寸したら、ぴったり1/24だった。アオシマの物と比較したからなんだけど、考えてみたら後期型で若干寸法でかいのも有るけど、あのメーカー、縮尺でかいんだよねえ・・・。(ケンメリがそうだったの忘れてました)

ボディについて

はっきり言って、非の打ち所ありません。トランクのパーティングラインが目だつ以外は。あとは、繊細すぎて、スジ彫りが浅く、細い所。最初に製作した3台は、素組みなので基本的にそのままで、サイドのエンブレム、デカールの場合、削るように書いていましたが、実車は、シールでなく、別部品の為、あえて、そのままにしました。(その方が立体感出るし)今回、3台ほぼ同時進行(とはいえ、実際は、若干の時間差がありましたが。)で、青、黄色、赤と、三色揃い踏みにしました。

青(オリオン・ターコイズ・メタリック)はグンゼのNo65インディブルーをベースに、No66デイトナグリーンを混ぜ、No,159スーパーシルバーを混ぜた物なんですが、(配合比は適当。青5に対し緑3で、銀2位)実際の色と違ってしまい、濃い目の緑っぽくなったのが残念。もう少しシルバー混ぜるべきだったかと。

JMC用に製作したものでは、リベンジ達成。いい色に仕上がりました。
(画像をクリックすると専用ページに行きます)
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黄色(イエロー・ポリマ)は、、グンゼのNo4イエローにNo1ホワイトを混ぜたものですが、もう少し、ホワイト入れるべきだったかと。(実車は、クリーム掛かった黄色なのですが、作例は、レモンイエローっぽい・・・)

赤(スカーレット・プロミネンス)は、グンゼNo3の赤をそのまま。しかし。3台ともいい加減な配色だなあ・・・。(急いては事を仕損じる・・・)

シャーシーについてこちらの方は、相変わらず繊細なパーツ構成な物の、タイロッドを組む時に気をつけるぐらいで、破損の心配はしなくてもいいと思います。
また、車高が低いのですが、履いてるタイヤの事とのバランスを考えたら、むしろ、そのままの方がいいと思います。
車高を上げる場合、1.2ミリプラ板を、シャシーとサスペンションのパーツ(この場合、フロントのストラットB9、B10、とリアのスプリングB16、B18及びダンパーB13、B14)の間にかませば、丁度よくなります。また、取り付け穴を開口する事。
また、ホイールですが、元々、既存のタイヤを使うためのチョイスとおもいますが、出来はいいんですが、取り付けの方法は実は、特殊。いわゆる、シャフトをホイールに挿す一般的な物・・・と思いますが、じつは、ホイール側のポリキャップが、空回りするタイプなので、他のホイールに変える場合回転は、出来ません。また、ポリキャップで挿すタイプで無いと、取れなくなるか、最悪、シャーシー側の取り付けピン(困った事にプラ製)折ります。ピンがホイールについてる物は、言わずもがな。(最も、固定側となるブレーキパーツをくっつければ問題ないですが。)塗装は、このタイプの場合、いろいろありますので、お好みで塗っていいと思います。(ちなみに青は、ガンメタ、黄色はアオシマ製のスピードスターマーク2、、赤はシルバーリムにゴールドのスポーク)スポーク部をボディカラーとそろえるのも、おしゃれでいいかも・・・。フロントは、ローターがつくものの、キャリパ-が無いのが困り物。シャーシ全体の塗装は今回は、説明書の指示に従いましたが、黒一色でもいいかも・・・。

内装について

センターコンソールの時計のモールドが中途半端なことと、デカールの指示が無い事を除けば、パーフェクト。
実車のシートには、赤いステッチ(つまりミシンの縫い目)が入るものの、ほとんど見えないので、説明書の指示で充分。但し、つや消しとなる、シート座面の部分は、若干白を混ぜ、トーンを変えています。
あと、ハンドルのデカールは、貼りにくく、マークソフター使うと溶けますので、要注意。綿棒で押さえました。

左ハンドル用のインパネがはいってますが、輸出仕様にするには、ドアミラーにしなけれないけないし、極初期型って、GT輸出してたっけ?な状態です。(資料がないのよ〜)まあ、これは、ラリー仕様の予告と思いましょう。リアシートも別パーツで、ロールバーの穴も開いていますし。

外装について、

細かいパーツの多い事多い事。飛ばしやすい部品が多いので、無くさないように注意しながら、接着。特に塗装を入念におこなった場合、取り付け穴が狭まって、入りずらい事も考えられます。
また、フロントグリルの塗装についてですが、説明図の指示では、分かりずらいので、補足。説明書でシルバーと黒の混色を塗る部分は、グリル外周だけではなく、ボディのグリルが入る部分の周り、つまりグリルとバンパーの間も塗装する必要があります。(といいつつ気付いたのは、最初の三台完成した後…)グリルと言えば、今回、メッキパーツはクリアコートした物の、最初の物、ヘッドライトもクリアーを使って、接着したら、反射鏡の一部のメッキ、剥がれました。皆様お気をつけて・・・。そんな訳で、他の二台のクリアパーツは木工用ボンドでつけました。(後日改めて、交換しました)
フロントグリルのエンブレムもデカールがあったんですが、気合一発メタルック貼り。セリカのマークは、上から、クリアブルーで色をさしました。テールランプは、ガーニッシュ共とも外周にメッキモールでトリミングされてますが、シルバー指しました。(横着物)ウインドイサッシもメタルック。青いほうは、その上から、クリアコート掛けました。果たして、耐久性はどうなるか・・・

 

まとめ

とりあえず、勢いで、製作して、様子を見たわけですが、出来としては、充分です。久しぶりに楽しめました。とりあえず発表されてるバリエーションは、1972年日本グランプリ仕様ですが、オバフェン、スポイラー、ライトカバーにトムスのイゲタホイールと当時の街道レーサーご用達の部品てんこもり。当然ゲッツ!!(某ダンディー調に)で、ほんとに街道レーサー仕様にしました。(後日別枠で紹介)今までの展開から見て、ラリーバージョンも出るでしょうし、ロングセラーになるのは、間違いないでしょう。とくれば、ほかの旧車もぜひとも出してほしいです。ケンメリ・・・は難しいかもしれませんが、(レースに参戦してないから)初代サバンナとか、610ブルーバードや、710、PA10のバイオレットとか、(もっと難しいか)・・・

(掲載日2004年4月10日)
(2004年6月3日画像追加)

 

 

 

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