Modefication Report Vol.2 Section:2
2:マッチングの問題 アオシマ1/24スカイラインGT-R改 |
タイヤの取り付け方の問題がクリアできましたら付ける時の注意点というかなんと言うか・・・。
そらまぁ、ただつけりゃぁいいっつーもんじゃ焼きって食ったことがないんよねぇ・・・って何言ってんだか。
ま、それはおいといて、まずはこちらの3台をご覧くださいませ。
パーツ取りに使ったアオシマのケンメリGT-Rをベースに往年の街道レーサーっぽくしてみましたが、相変わらずセンスっつ〜もんが無くお蔵入りしてたものを教本にいたします。
で、まず、適当にそこら辺に転がっていたフジミのサバンナのタイヤ/ホイールを用いておりますが、右の3つの画像、こちらからお気づきになったところがあるかと思います。
ここで私が言いたかったことは、車体とタイヤの位置関係は何も上下、つまり車高だけの問題ではなく、奥行き、つまり車体に対して、タイヤの収まり方にも気を配る必要があるということです。今回は純正っぽくスチールホイールにしましたので、一番上が適正範囲、だと思いますが車と、そして履かせるタイヤによってはたとえば、ロープロファイルな大径ホイール+ワイドタイヤにするならフェンダーの端ぎりぎりに、いわゆるツライチや出っ張り気味にしたほうが迫力ありますし、逆に細いタイヤに純正ホイールカバーの組み合わせであれば、奥まったほうが雰囲気でるでしょう。
で、これらの位置調整をどうやるのか。
車体の足回りのパーツ(物によってはシャーシ本体)とタイヤとの間の位置を変えれば良いわけで、車体の手前側に出したければ延長する長さ分をスペーサー(ホイールを固定するポリキャップや、余り部品の筒状の部品等、キットによっては余剰部品で入っているケースもあります)をかませたり、シャフトを延長したり等を行い、逆に、奥側に引っ込めたい場合(あまり無いでしょうけど)、ホイールの取り付け部分や、車体側のホイールとあたる部分を削って調整を行なえばよいでしょう。こればかりはさまざまなパターンがありますので各自でいろいろとやってみてくださいませ。(としか言いようが無いんです。ご了承のほどを・・・)
ま、これだけでは味気ないですし、せっかくですからタイヤ/ホイールを替えるとどのように雰囲気が変わるか見てみましょうか。
14インチ+扁平率60
ミツワモデル製1/24日産ローレルに付属のホイール(品名不明)に田宮1/24日産シルビア用のタイヤを組み合わせたものです。
ごく一般的な組み合わせで、この改造車では、ちょっと役不足な感じがいたしますね。
また、リヤタイヤはいい感じなのですが、フロントタイヤがちょっと引っ込み気味なのが拍車を掛けて貧弱そうに見えますし。
15インチ+扁平率50くらい
今は無きアトラスモデル製1/24アドバンホイール+ダンロップレーシングホワイトレタータイヤセットを組み合わせたものです。
上の組み合わせに比べ、ホイールの大きさが一回り大きくなり、なおかつタイヤも太くなったため、迫力がまし、この改造車では、ピッタリな感じがいたしますね。
また、前後ともタイヤがフェンダーに対してツライチに来ているため、見た目のバランスも取れていますし。
どちらかといえば、70年代から80年代にかけての街道レーサー仕様と言った所ですか。
15インチ+扁平率かなりペッタンコ
アオシマ製1/24ロンシャンXR-4+引っ張りタイヤ♪チキチキレーシングのセットを組み合わせたものです。
ホイールの大きさこそ、上のセットよりも1回り小さくなり、なおかつタイヤも薄っぺらくなったため、違う意味で迫力がまし、こちらも、またピッタリな感じがいたしますね。
こちらも、前後ともタイヤがフェンダーに対してツライチに来ているため、見た目のバランスも取れていますし。ただし、車高はいじっていませんので腰高な印象を受けますけど。
これこそ、ほんの一例にしか過ぎませんし、車の趣味や好みは多種多様。自分が仕上げたい仕様とするものを選べば良いことです。自分の愛車を作る場合であればそれと同じ、あるいは欲しいと思うデザインのものをつければいいことですからねぇ。
他にも、雑誌とか、ネット上の個人サイト、販売店サイト、オークションなどの販売車をみて気に入った車があれば、それを参考にすれば良い訳ですし。
(掲載日2006年2月25日)
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