TRUENO GT APEX TWINCAM16 『BLACK LIMITED』(1986 E-AE86)
アオシマ1/24

アナウンスから散々待たされてようやっと発売され、レビンにまでバリエーションを広げて、さまざまなバージョン出して来たこのキット・・・
後期型が出た時点でデカールに『ブラックリミテッド』のものも入ってたんで、コリャ私に作れと仰る?
そう思いながら後期型、ブラックメタに塗って、ホイールも、ソアラ2800GT用のものも見つけ出して製作させるだけの勢いが付いたくらいなんですから

もっとも・・・・とある日に、な〜にげなしに盟友『有楽町のからくり時計』さんと電話してその話題になった際、有楽町さん曰く、

『あの車のホイール、ソアラじゃなくてマークII用です♪』

・・・・・・・知らんかったorz
それはごまかすことにして(←するな!!)そういえば、あの車、純正エアロ付いてたし、どうしたものかと考えあぐねてほったらかしてたら、まさか、バリエーションで出すとは思いもしませんでしたわ。
骨折で入院していたのもあり、ここしばらく完成品の更新がまったく無い状況が続き、楽しみにしておられる皆様にははなはだ申しわけない限りでしたので、復帰第一作としてではございますが、ただ普通に作るわけが無いこのバカ、今回も『其処までやるか?フツー』と言われかねない改造なんぞかましましたのでそちらもあわせてみてくださいませ。

久しぶりに楽しませていただきました。そういった意味では、今回もまた良いリハビリになりました。

キットについて

さて、この『ブラックリミテッド』いくら実車が限定販売バリエーションで、市場ではプレミア付いているとはいえ、新期設計部品を追加して作られるなんて、だれが予想できたでしょうか?
もっとも、その新規部品の純正エアロパーツが非販売設定なのには頭抱えて勢い余って『ブラックリミテッド』に作り掛けで放置してた方に型紙とってプラ版で作りましたけど。(まあ、そちらも落ちがつきますがそれはそっちのほうで・・・)

このキットに関しては既に一度ストレートに製作したGTVが存在しますんで、今回はこのキットには入っていないエンジン関係部品一式を付け、なおかつ車高が低く感じる部分を改修、と共にタイヤの共通化のため、実際よりも大径となっているホイールを加工して小径化、それらにつきましては個別に詳細を記載してますのでそちらをごらんいただくとして、ブラックリミテッドを普通に作るに関して気になるところをまとめたいと思います。

ボディについて

GTVのページで既に述べては居りますが結構生産数を多く打ち出してる所為もあってかGTVのときには無かったテールゲート部分に引けが生じてますんでここも修正が必要になることと、前期型ではブラックアウトされていたこともあってか、後期型では本来、テールレンズ上部を走るモールの部分がボディと一体で整形されているため、この部分の塗装が必要になる以外、前期型で述べたのと同様フロントバンパーがそのままだと引っ込んでホイールアーチとのバランスが悪く感じましたので、ボディとバンパーの接合部に0.3ミリのプラ板をかまして調整したのが今回も唯一の加工点です。
あと、エンジン搭載のために、ボンネットとライトカバーのクリアランス(←つまり隙間)、塗装を入念に行なう為(塗装工程、今回はメタリック塗装のため、クリアコートの都合上、どうしても塗膜が厚くなる)ペーパーで角の部分を削り、隙間を広げました。。 ただ、均等に隙間が大きくなるようにボンネットとカバーの端のところを削って調整するのは直線的なボンネットはともかく、ライトカバー部分は結構難儀しました。

また、今回は若干のディテールアップを考慮しての製作ですので、前のワイパーブレードとアーム部を分離して、薄くなるよう削ってみました。市販のエッチングパーツが手元に無かったのもありますが、割と見栄えは良くなったのではないかと。ただし、細い部品なんで折らないよう、細心の注意を払わなければなりませんが。


ヘッドライトの開閉機構については言うに及ばず、なんですが、今回ヘッドライトの反射鏡を自作したものに入れ替えたんですけど、効果の程がありませんでしたんで、そちらは割愛いたします・・・。キットのレンズカットが深い所為か反射鏡がきちんと反映されないんですよねえ・・・。
あとは各レンズ類を接着する際にはみ出さないに注意することですか。


この後期型も、テールランプが各自の色別にパーツかされてるのも美点。ただ、実車の場合、スモークがかかっているようですが、うまくぬれる自信も無かったのであえてそのままで製作しました。
なお、キット付属のリアスポイラーは、位置決めがあいまいで、接着位置がうまくいかないとリアワイパー穴や鍵穴をふさぎかねないので注意が必要。

今回のロットからかわかりませんがこのキットでは鍵穴がモールドされており、その位置で穴を開け、虫ピンの頭を埋め込んだんですが見事にスポイラーの陰になってしまいましたわ。

後気になったのがデカール。のりが弱く『BLACK LIMITED』の部分のみ、クリアコート出来なかったんですが、白くなってるところを見るときちんと密着してないような・・・。

ボディカラーについて

さて、ボディ色と言えば、ブラックリミテッドというだけあって、当然ブラックメタリック。

整形色が黒と言うこともあって、パーティングライン消しを含めて軽く表面をペーパー掛けしてGSIクレオスのNo2ブラックにNo159スーパーシルバーを微量に混ぜたものを使用。
普段なら、No8のシルバーを使うところですが、実際使ってみたところ、シルバーの粒子が埋もれてしまい、デジカメで撮影するとメタリック感が全然出なくなる事から変更した次第。
予想以上にいい感じに仕上がりました。
数日置いて乾燥後、次に、ストライプを含めた、デカールを貼った訳なんですが、先ほど述べたように、デカールの糊が極端に弱く、クリアコートはじめた際、一部のストライプが剥がれるアクシデントが出る有様。
クリアー塗った直後ということを逆手にとって、剥がれかけた部分を塗ったクリアーを糊代わりにして貼り付けるという荒業で何とかカバーしましたが・・・

この部分はなるべく早い段階での改善を望みます。

今回はデカールの問題もあり、さほど厚く吹きつけはせず、また、乾燥時間を十分にとった上で作業しました。

長くなりますので続きはこちらからどうぞ♪

(掲載日2009年1月2日)

 

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