TRUENO GTV TWINCAM16 初期型(1983-1984 E-AE86)
アオシマ1/24

昨年のアナウンスから散々待たされてようやっと発売されましたアオシマのAE86・・・
かなり待たされましたがその甲斐はありました。
昨年末からのモチベーションの低下を補うどころか、即効で完成させるだけの勢いが付いたくらいなんですから

もっとも・・・・な〜んも考えなしに作っただけともいえますが(←ちょっとマテや)

それはさておいて、今回はベレGT-Rに引き続き、ネット上での完成一番乗りを目指してホントに何も考えず、素で製作いたしました。
それだけキットの素性が良かったともいえますが。
ここしばらく完成品の更新がまったく無い状況が続き、楽しみにしておられる皆様にははなはだ申しわけない限りではございますが、別に今まで製作をサボってた、という訳じゃあありません。まぁ、確かに昨年末からのある件(すでに過ぎたことゆえ、その内容云々についてはこの場では言いませんし、質問されましてもお答えは致しません。知ってる方は知ってるでしょうけど、知らなければ無理に知る必要は無いでしょう。余りにもくだらなさすぎて、嫌気が差すことにもなりかねませんから)がきっかけで嫌気が差し、他サイト様との交流がおろそかになると共に、静岡等、表舞台に行く気が失せ、もとい気力もなくなり挙句の果てに、思うところから呆れ果て、製作のモチベーションまで下がっていたことは紛れも無い事実ですが。
それでも、手は動かしてはいました。のですが、ただでさえ毎度ネタに走るこの馬鹿、呆れるついでにブチ切れ気味で更に突っ走って『ヤッテまった』物ばかりで、完成は到底分からないものばかりな有様だったと言う・・・。

『以上、更新サボってた言い訳でした♪』

(↑言い訳かい!!)

・・・冗談はさておいて、(虚実綯い交ぜですんで、お察しください。もとい、本気にしないでくださいませ)そういった意味では、今回は良いリハビリになりました。

キットについて

実車の登場から20年を得て、新設計で作られるなんて、だれが予想できたでしょうか?
もっとも、この車がリアルタイムな時期に10年前の車のキット(C130ローレルやケンメリ、330セドリック、グロリア、ダルマセリカなどの、ザ・チューニングカーシリーズ)を出してたメーカーさんなわけですから実際、不自然でも無いのですが。

それだけ人気のある車と言うことでしょう。
もっとも、今の車に魅力のあるのが無いだけとも言えますが・・・今の車なんて、スポーツモデルがRVにそれらしくしたものとかミニバンの一グレードというようなものばかりでセリカやインテグラが販売終了するなど減少傾向なのもあるでしょうけど。

脱線はこれくらいにして、キット自体はフルに再現されており、エンジンルームはもちろんの事、足回りさえも、完全に再現されて、しかも、スプリングでの可動を可能にしてるのにはただただ恐れ入るばかり。スプリングを切って(実車感覚♪)長さをつめれば車高も落とせますし。

ただ、これは私の私見ですが、昔から、アオシマはどうにもタッチが硬い、と言うか、角ばってると言うか、そういう感じがボディとシートの形状に出ている気がします。かっこいいので、文句と言うわけではありませんが。

それと、再販品でも値段が上がってきてることを考えれば、そんなに高いという気もしませんし。それでも、リリースまで相当の時間が掛かったことを考えると生産体制を見直すべきでは、と思うのも、私だけではないはず。(それに関してはどうこう言えた立場で無いですが、一消費者としての率直な意見として一つ・・・)

ボディについて

パーティングラインがルーフのドアオープニングラインから後ろにかけてとテールゲートの角のところ以外うまく隠れるよう処理されてますし、段差もほとんどないので軽くペーパー(600から1000番位)を掛けるだけでよいでしょう。
ただ、左右フロントフェンダー前端、すなわちサイドウインカーの上の部分が引けていますので、この部分、多めに削るかパテを盛るかして(当然わたしゃ前者)整形する必要があります。

フロントバンパーがそのままだと引っ込んでホイールアーチとのバランスが悪く感じましたので左の画像を見てお分かりのように、ボディとバンパーの接合部に0.3ミリのプラ板をかまして調整したのが今回唯一の加工点です。
あと、気になったところと言えば、ボンネット、ライトカバーのクリアランス(←つまり隙間)が狭く、今回こそ、あえてそのままにしましたが、塗装を入念に行なう(塗装工程、と言うか塗る回数が多い場合、つまり塗膜が厚くなる)と引っかかって可動できなくなったり、接触部の塗装が割れたり剥がれたりする恐れがあります。

実際、今回製作したものでも、ボンネットが引っかかってしまい、開閉時、若干力を掛けないとならないですから。幸い、心配していた塗装が割れる事こそありませんでしたが。
隙間が大きくなるようにボンネットとカバーの端のところを削って調整したほうが良いのですが各部の隙間を均等にしないと(←これが結構難しい)見栄えが悪くなりますのでその判断が難しい所です。その判断は皆様の腕と経験とチャレンジ精神に委ねるしかありません。固定するのであれば問題ないのですが・・・。

また、ボンネットも、裏面の骨格材部分のモールドが表現されてながら、表面にヒケの影響が無いのが素晴らしく、また、コツをつかめば完成後も取り外すことができるのがいいですね。(左側のヒンジ、色が地肌が出てるのはご容赦を)
ただし、無理をするとヒンジが折れる恐れがありますので最初の仮組み段階でつけたり外したり、練習しましょう。ペーパーを当ててヒンジの角を丸めとくのも効果的です。

また、今回は素組みと言う事で行ないませんでしたがワイパーを市販のエッチングパーツに変える場合、厚みの問題から、ボンネットに干渉することも十分考えられますので、塗装前にあわせてみて、必要に応じて当たる面を削るか、あるいはアームをキットのものを用いて(この形状のエッチングパーツがあったかも定かでないので)ブレードのみを利用するなど、事前に確認と対策をしておいたほうがいいでしょう。

色塗りあがって、最後にワイパーつける段階で干渉したなんて、目も当てられませんし。

ボンネットの可動の影響から、ヘッドライトも可動するとは思いませんでしたが、ライトカバー内部にヒンジが収まるよう、うまく設計されています。
ただ、ライトの反射鏡が浅く、メタルックをはっても実感が薄いのが残念ですが、こうして見るとさほど気にならなかったりします。

ちなみにヘッドライトはライトカバー後面を指で押せば開きます。また、ボンネットを開ける場合、ライトをあけたときの隙間に爪を掛ければ開けやすいです。と言うか今回はそうしないと開けれませんでしたが・・・。前述のようにボンネットが引っかかって。


また、テールランプが各自の色別にパーツかされてるのも美点。ただ、オレンジの部分、裏面もしくは相手側の隠れるところにシルバーを(説明書の指示どうりに)塗ったのですが、発色が悪くなったような・・・。メタルックなどのアルミ箔の方が良かったかと。
また、画像を見てお分かりのように赤いところの上2箇所、欠けてますがこれはゲートからの切り離し失敗したためですのでお気をつけのほどを。(細くてうまく整形できなかった)

後、テールゲート用の鍵穴が無いので追加する必要があり、穴こそあけたんですが、虫ピンが無ぇ・・・orz。
在庫が尽きたのか、どこにやったのか、はたまた持ち主がバカなのか・・・(←今に始まったことじゃないですが)

ちなみに後ろ側の全体画像、改めて撮り直しましたので、画像を差し替えました。(2009年9月21日)

ボディカラーについて

さて、ボディ色と言えば、今回はブルーメタリック。なんだか私の定番色となりつつありますな。

実際、ベレGT-Rにしても、また、カーモデルのネット界を古くから、(と言ってもここ2〜3年ほど前)存じておられるのであれば、ハセガワのセリカを販売直後に完成させたものもどちらもブルメタでしたから。

もっとも・・・今回も含めて、全部調色ミスって塗り直したのは基本ですがorz

(↑どんな基本だよ・・・それ)

なんせ白/黒ツートンはほとんどの人がやりそうだったし、ツートンはマスキングが手間だし塗装工程と乾燥時間が倍掛かるし

メンドクサイんでとっとと完成させるのに楽な色にしたかったからですが何か〜♪
(↑ダ〜マれこの!!)

と、冗談はさておいて、青にした本当の理由はキットの特性を考慮して、消去法で残ったのが青だったと言うだけの話で最初から意識してたわけで無いんです。実車で設定ある色は初期型だけで判る範囲で、白/黒、赤/黒、銀/黒、白、赤、銀、青メタ、黄、もしかしたら他にもあったかもしれませんが、このエンジン付きの場合、整形色が赤と言うのはネックなんですよねぇ。

詳しい説明は省きますが、下地が白以外の場合、赤をそのまま塗っても、発色が悪いため、下塗りとして、白を塗るのが基本ですが、赤のプラって、塗装しても顔料が染み出してきて、赤くにじむ恐れがある為、ほとんどの方が最初にサーフェイサーを塗るのが基本なんですが、こう見えても私はサフェ吹くのが大嫌い。なぜかと言えば、

何でわざわざそんなモン吹いて表面ざらざらにせなならん!!
せっかく表面綺麗なのにいらん手間増やすな!!

・・・・世間一般のモデラーの方々に喧嘩売るようで恐縮ですが、そんなつもりは全くなく、工程を減らせばそれだけ失敗のリスクを回避できる、ただそれだけです。実際、満遍なくざらついたボディをペーパー掛けること自体、慣れてない方々には難しい作業ですし。部分的な補修だと塗った面と塗って無い面の境目、いくら綺麗にペーパー掛けて消しても、時間の経過と共に収縮して境目が出てくるため、そうなると全面サフェ吹いて完全に覆わなければならず、塗装膜が厚くなるため、私は改造作でも、サフェ単体での塗装はペーパー掛ける為のガイドコート以外、まず使いません。(代わりの方法はすでに見つけてますがそれは機会を改めて・・・。)
本題に戻りますが、塗装工程を少なくすることが前提のため、下塗りが必要な赤と黄はパス。白もそのまま塗るのは危険と判断。ツートンカラーは塗装は勿論、十分な乾燥とボディだけでなく、前後、特に前のバンパーは左右のストライプの長さを合わせるのが難しく、マスキングにかなり手間がかかるため、これも却下、と言いたいところですが、GTアペックスはすべてツートンカラー専用(後期ではGTVにも設定あり

管理人追記:正確にはマイナーチェンジ前の改良型、すなわちU型から設定されてる事が判明いたしました。当方の知識不足によりご閲覧の皆様にはこの場を借りてお詫びと訂正させていただきます。(2009年9月21日))だったはず、そうなると作れない・・・。GTアペックスには。
実はこのキットのデカールには、『APEX』つまりGTアペックス以外に、3ドアのもう一つのグレードである『GTV』のデカールも入っていたため、これ幸いとばかりに、GTVとして製作♪こちらはバンパーはウレタンの地の黒一色ですし。
ただし、テールゲートのエンブレムステッカーこそ白/黒両方のデカールが入ってますがサイドに入るステッカーが白しかないため、(もっとも、このステッカー自体、注文装備だったかもしれませんが)黒文字となる白、赤、黄、銀は当然不可。で残った色が青だった。とそういうわけです。

管理人追記:サイドのデカール、銀色の車体も白文字であることが判明いたしました(黒くフチ取られていると言う違いがありますが)。当方の知識不足によりご閲覧の皆様にはこの場を借りてお詫びと訂正させていただきます。(2006年8月20日)

セダンのほうでこの色を見たことがあるんですが、どちらかと言えば彩度が低く、黒ずんで、微妙に緑がかってる感じでしたので、GSIクレオスのNo65インディブルーを基調にNo,90シャインシルバーを混ぜ、No2黒とNo6のグリーンを混ぜて吹いたんですがどうにもこの2色を入れすぎたようでやたら暗い色になり、気に入らず、そのため、ブルーを多めに入れなおして吹き直したんですが、またしてもこれでもイマイチ気に入らず、なんですよねぇ・・・

で、買ってきたその日の晩にボディのパーティングライン処理の後、800番の不織布(商品名失念。ホームセンターで紙やすりのスペースで販売されています研磨布)で軽くこすって、薄め液をティッシュに含ませて全体を拭き、エアー(PCショップで売っているエアゾール式のものを使用)を噴いてホコリを飛ばしてそのまま塗ったわけですが、色が気に入らずに、翌朝、軽く1000番のペーパーを全体に掛けて塗りなおしたわけですが、そんなに時間を置かずに大丈夫か?と突っ込みきそうなんですが、塗装直後に乾燥機に入れて1時間強制乾燥させました。
そのくらいで大丈夫なのには私の塗装工程にも理由があります。かいつまんで説明すると、

1:調色した色を吹きつけ。まず、角や峰の部分を先に細く吹き、
2:角や峰の部分を塗り終えたら塗装範囲を広く(ノズルをあけ)左右側面、上面、前後の順にサッと吹く、
3:次に同じように左右側面、上面、前後の順に今度はガンの動きを遅くして満遍なく色をのせ、全体を染め上げるように吹く
4:吹き終わったらすぐに調色した色のカップにクリアーを入れ、1:1のわりあいに調整して混ぜ、3:と同じ様に塗り、
5:最後にクリアーのみで全体が濡れる様な感じで吹く

ちなみにこの工程は途中の休憩を挟まず、一気にクリアまで塗り上げてます。ふつうでしたら塗装が厚ぼったくなったり垂れるだろ、とかお思いでしょうが、さにあらず。塗料の濃度(シンナーとの希釈わりあい。ちなみに私は割りとシンナーを少なめにしてます)や塗る面との距離やガンスピード、つまりブラシの動かし方によります。そして、同じ面は2回ずつしか吹きませんし。これでも、この方法にたどり着くまでいろいろと、そりゃ勿論、模型専門誌などのテクニックを勉強して実践と実験を繰り返し、8年くらいまえにこの方法が自分にとって、ベストだと言う結論に達しての事です。実際、そんなに厚ぼったくないですし、半日置いておけばペーパー掛けや研ぎ出し工程に移ることも(乾燥条件にもよりますが)出来るんです。。ただ、シルバーの場合は最後まで、ノズルを絞って塗りますが。(そうしないと銀の粒子がまばらになる為)

で、今回はその日の晩に各デカールを貼り、翌朝デカールによるオーバーコート、今回はデカールへの影響こそありませんでしたが、必ずしも問題ないとは断言できません。皆様、ご注意のほどを・・・。

そして、その晩に窓枠とサイドモールをマスキング、バンパーを含めてNo92セミグロスブラックとNo33フラットブラックを混合して塗装。あえて艶を落として仕上げました。

・・・もっとも、ここまででGTVはバンパーが黒一色だと気づかず、ボディ色と、クリアーを一緒に塗っていたんですが。(←間抜け)

長くなりますので続きはこちらからどうぞ♪

(掲載日2006年7月28日、2006年8月2日文章追記、2006年8月20日ならびに2009年9月21日お詫び文追記および一部画像差し替え)

 

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